大逆転裁判1&2をクリアした感想

まず最初に断っておくと全編に渡って豊富にネタバレを含むので見たくない人は気を付けてください


大逆転裁判1

これだけは言わせてほしい。大逆転裁判1&2は間違いなく傑作だが1に限って言えば本当にがっかりした
今更自分が書くまでもなくもうさんざん言われてることだと思うがプレイしてみて1の評判が悪い理由がよく分かった。これを一つの作品として売るのはマジで犯罪だと思う

自分は大逆転裁判の追及が大好きでそれを聞きたいがためにこのゲームをやったと言っても過言ではないのだが、1話で追及を聞いて次に聞けたのが4話って…流石に?
2話は裁判パート無し、3話は大英式裁判のチュートリアルでしかも終わり方も中途半端ですごーーーーーくモヤモヤする

4話でやっと追及を聞けたのは良かったけど殺人事件でもなければただの事故で犯人も悪人ではないというこのモヤモヤを誰にぶつければいいんだというやり場のない怒りを抱える羽目に

はっきり言って大逆転裁判1におけるまともな裁判は1話と5話だけと言っても過言ではない

続編に向けて伏線を仕込むのは理解できるがあくまで一つのゲームとしての満足度を損なってはいけないと思う

逆転裁判シリーズは基本的に1話完結で勧善懲悪の分かりやすいストーリー、そして逆転によるカタルシスが魅力なのであって1と2を合わせた壮大なストーリーの序盤だけを切り取って1作品として売りだしたら不満が出るのは当然だと思う

これで続編まで2年待たせたっていうんだからすごい



大逆転裁判2

一言で言うなら最高すぎた
やる前からさんざん言われてたこと。「大逆転裁判は1と2合わせて一つのゲーム」

まさにその通りで1の悪評を全てひっくるめてそれでもなお神ゲーだと言わしめるほどの圧倒的なシナリオの面白さ

全ての裁判がキチンと悪人を懲らしめる従来の逆転シリーズの王道に乗っ取っておりスカっとした気持ちよさを楽しめつつ、1からじっくり張り巡らせた伏線が全て繋がっていく快感も味わえる

追及は1と同じ楽曲だが、新たに追及への前奏曲が追加され、裁判の終盤の盛り上がりを演出してくれている

ラスボスに関してはぶっちゃけた話1でヴォルテックスを一目見た時から勘のいいファンなら「絶対こいつラスボスやん」と気づくと思う。けどそれが分かっててもそこに行きつくまでにたどる道筋の面白さであまり気にならなくなっている

今までの逆転シリーズで(元)検事局長、警察局長と悪役で登場しているのでこれ以上インパクトのある敵を出すとしたらもう裁判長出すしかないよねっていうのは理解できる。それも日本と英国両方の裁判長が共犯関係というのは面白い


それにしてもやっぱ大逆転裁判の追及はかっこいい!今までのシリーズの追及は緊迫感と疾走感に溢れる感じだけど大逆転裁判の追及は暴れん坊将軍のテーマのような、悪役を今まさに懲らしめんとする盛り上がりがあって非常に爽快
言い過ぎでもなんでもなく追及を聞くその瞬間のためにこのゲームをやってた。本当に好き



総評

噂通り最高のゲームでした。1の途中までは正直苦痛だったけど最終的には本当にやって良かったと思えた

綺麗に終わったし1&2を超えるストーリーを作るのは難しそうだから続編は無いんだろうなと思う。でも出なくていいと思う。綺麗なまま終わらせよう

自分は逆転シリーズで5と6だけプレイしてないのでそのうち456のセットとかも出たらいいなと思いつつ4は本当に酷いので多分出ることは無いんだろうな思ったりして

そんな感じで終わります。楽しかった







番外編


女性キャラのモデリングが可愛すぎたのも良かった
ニコミナ、ジーナ、ビーナス、ローザイク、グーロイネ…みんなかわいい
逆にすさとちゃんは真宵ちゃんに比べるとちょっと魅力に劣る…

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