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2023マーメイドSメモ

ばしょくです。
「荒れる重賞」ことマーメイドS、見ていきます。
難解な牝馬ハンデ戦で、多くの実力馬が沈み、逆に格上挑戦の軽斤量馬の好走が目立つレースでもあります。
とはいえまずは能力比較から。世間の風潮に流されずしっかり見ていきます。

能力比較番付

関脇
ーーー
小結
 ーー
ウインマイティー
ビッグリボン
ーーー
前頭
ストーリア
ーーー
十両
ーーー
幕下以下
ホウオウエミーズ
 ーー
シャーレイポピー
ビジン
他3勝クラス馬

※番付の基準
関脇
中距離GⅠでも勝ち負けクラス
マイル〜短距離、長距離のGⅠ複数勝クラス
ーーー
小結
重賞で勝ち負けクラス
小結上 中央4場の重賞クラス
 ーー
小結下 ローカル重賞、ハンデ戦重賞クラス
ーーー
前頭
手薄なローカル、ハンデ戦重賞クラス
L複数勝クラス
 ーー
十両
OP勝ちクラス〜L相当クラス
ーーー

各馬見解(斤量)

ウインマイティー(56.0)
コーナリング△~×?、加速力△~×?
最大出力は京都大賞典か22マーメイドS。有馬記念が同等かやや下。
京都大賞典:内有利TB。中団内ラチ沿いから、3,4角内目2列目中団に持ち出し、直線内目から仕掛けてジワジワ伸びて、坂上で再度伸びTB有利。
22マーメイドS:内前TB。3番手内ラチ沿いから、3,4角内ラチ沿いからやや外目に出し、直線内目から早め抜け出し伸びてTB有利。
有馬記念:外差しTB。中団内ラチ沿いから、3,4角内ラチ沿いで押していくが上がれずだが、直線まで内ラチ沿いを回り直線坂上で再度伸びTB不利。TB不利だがロスなく競馬ができた、同じく内を回してロスの無かったイズジョーノキセキを交わすことができずイズジョーノキセキ≧ウインマイティー。
中距離の一流馬たちと比較すると流石にスピードが劣り、またコーナーで位置を上げにくいことや、加速に時間がかかるので追い出しに時間がかかると厳しい。だが同時に内でロスない競馬をしたいためできれば内枠が欲しい。位置は取ろうと思えば取れるくらい。
このメンバーではさすがに実績は最上位。ただ斤量も前走から重くなる。

ビッグリボン(55.0)
コーナリング〇~△?
福島や小倉の3,4角で動いていける。
最大出力は福島牝馬S。
福島牝馬S:外有利TB。中団中ほど2列目から、3,4角で外目に出しながら仕掛けて大外から位置を上げていき、直線外目から伸びてTB有利。3,4角でステラリアに内からやや早めに交わされたが、すぐに追走し、直線ゴール前でハナ差まで詰めることができている。
コーナーから自分で上がっていくことができる。GⅠエリザベス女王杯で2着の実績を持つステラリアよりやや劣るくらいと考えるとかなり強くも思えるが、クビ差4着で当時最大出力のソフトフルートが、22マーメイドSでTB普通~有利で最大出力相当だがウインマイティーを交わせず差をつけられ、マリアエレーナに外から交わされた。ウインマイティーと同斤量ならウインマイティー≧ビッグリボンでやや劣るくらいと考える。

ストーリア(54.0)
コーナリング△?、加速力△。
中山の3,4角で仕掛けて上がれる。
最大出力は中山牝馬S。
中山牝馬S:フラット~外前TB。促して中団大外3列目から、向こう正面で位置を上げ前目3番手大外3列目へ、4角で大外から先頭に並びかけ、直線3分どころから粘りTB有利。4角で位置を上げられてはいるが、後方からする―セブンシーズに一気に詰められているためコーナリングに差あり、斤量差もあるがあっさり交わされており、スルーセブンシーズ>ストーリア。
中山牝馬Sではクリノプレミアムに差をつけられていたが、斤量差が縮まった上で、中山牝馬S同様再度向こう正面で自分から動いた福島牝馬Sではクリノプレミアムにしっかり差をつけられた。互いに最大出力かそれに近いため、クリノプレミアム(≒ビッグリボン)>ストーリア。
今回ビッグリボンとは斤量差が開くが、差を埋められるかは微妙に思える。

以下混戦。
ホウオウエミーズ、シャーレイポピー、ビジンはOPクラス馬
ホウオウエミーズ(54.0)
最大出力は新潟牝馬S、外差しTBでTB有利だが、メンバーレベルが低い。
福島牝馬Sは後方から見せ場無し。
小倉大賞典は外に振られ距離ロスが大きかった。ただメンバーレベルは今回同様低く、ここで上位争いに届かなかった。OP馬故今回ストーリアと同じ斤量を背負う。

シャーレイポピー(53.0)
スタートが良い。
中山牝馬Sは3,4角でペースについていけず馬群の内から下がっていった。
OP馬最軽量だが厳しそう。

ビジン(53.0)
最大出力はサンシャインS。
サンシャインS:外有利TB。大外から先頭に並びかけ内を開けて2番手外目から、向こう正面で離れた二番手で一頭ぽつんと追走し、3,4角で大外を回しながら先頭に立ち、直線外目から粘ってTB有利。
2400以上で走ってきているメンバーが集まっており、メンバーレベルは低め。一気の距離短縮のため、レベルが上がりどうか。

TB

阪神8R:3,4角で大外を回して直線も外から伸びた馬で1~4着。
阪神9R:3,4角内2列目までを回して直線中ほど辺りまで出してきた馬で1~5着。
阪神8Rは前が飛ばして向こう正面で全頭縦長の展開から、3,4角で密集し外を回す馬で決着。
前後差は展開次第と思われる。内外差は、フラット~外?直線も比較的外が伸びるようにも思える。内がかなり荒れている、という状態ではなさそう。
フラット~外有利TBで想定。

馬券構築

単勝候補
ウインマイティー 
ビッグリボン 
 ーー(やや差)
ストーリア 

単勝のオッズから確認する。
18日13時現在の単勝合成オッズは1.57倍。この3頭の合計想定勝率80%で期待値1.25。90%なら1.41。
ビッグリボンの差しが届かない可能性、ウインマイティーが斤量で伸びを欠く可能性、ストーリアが普通に足りない可能性。このすべてが発生すれば、3勝クラス馬たちの勝ちの目が出てくるが、能力差が大きいため1着に来る確率に関しては相当低いのでは?と判断する。そのため、単勝は一考の余地ありか?
ウインマイティーの複勝が18日10時時点では美味しかったが、13時現在では少しずつ下がってきている。一応確認はするが、1.5倍くらいまで来たら撤退。
連系のオッズも確認する。
3頭中2頭が不発で2着に来る可能性なら、軽斤量の3勝クラス馬たちが穴をあける可能性はあると考える。
ヴィクトリアマイル時のソングライン、ソダシ、スターズオンアースほどの信頼度が今回の上位3頭にあるかと問われると微妙に思う。ちなみにVM時のこの3頭の馬連BOXの合成オッズは3.44倍。18日13時現在の3頭の馬連BOXの合成オッズは3.41倍。ここから劇的にオッズが動かない限り、手を出しづらく思う。

15時以降追記
逃げたい馬で比較的飛ばしたい馬は居ないが、比較的逃げたい馬は複数存在。やや速めのペースになる可能性も考慮。
ウインマイティー
Mペース位なら対応可能。瞬発力戦よりは持続力戦向き?なのもあり流れてもよい。
ビッグリボン
Sからのコーナーで自分から動いていくのが勝ちパターン。前がかなり飛ばすと追走で脚を使ってしまい伸び悩む可能性あり。コーナーで緩まなくても上がれるし、対応はできる。
ストーリア
Sなら自分から動いていける。レース全体では向こう正面からコーナーで落ち着いて直線瞬発力戦になってくれた方がいい。

想定勝率と15時5分現在の単勝オッズ
8ウインマイティー 35% 4.8倍
4ビッグリボン 30% 4.0倍
9ストーリア 15% 5.1倍

単勝合成オッズと期待値
4,8 2.18倍 1.42
4,9 2.24倍 1.01
8,9 2.47倍 1.23
4,8,9 1.52倍 1.22

単勝8 期待値1.68
若しくは
単勝4,8 期待値1.42



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