欲深きを知る

「欲深きを知る」
この言葉は今僕がお世話になってる、社長の言葉だ。

この言葉を初めて頂いた時は、頭の中は?でいっぱいだった。
シンプルに捉えれば、とても簡単そうに思えるが、僕にはとても深く聞こえた。


日本でポピュラーな3大欲求は
・睡眠欲
・食欲
・性欲
だと、よく聞くだろう。

確かに、僕は欲深い方だと思う。

さらに、調べた結果5大欲求という物があるらしくそれは、ピラミッドでその欲深さが再現出来るらしい。

                  自己表現欲求
      承認欲求
      社会的欲求
      安全の欲求
      生理的欲求

上からこの順番が、人は多いらしい。
人によっては、前後左右する事はあるだろうけど、
「自己表現欲求」は確かに僕の中でも1番上だ。

バンドで成功したい。かっこよく見せたい。
常に考えている事は、これに尽きる。


この5個を踏まえた上で、社長は僕に何を伝えたかったのだろう?ここ最近それを考えていた。
僕の中で出した答えは

「二兎を追う者は一兎をも得ず」これだ。

全ての欲求を叶えようとしてたら、本来の目的すらも見失ってしまう。
例えるなら、安全の欲求を満たそうとする。
安全の欲求=安定の生活
だとすると、仕事をしなければならない。
そうなれば、音楽に費やす時間をさらに削らなければならない。となれば、必然的に自己表現欲求が満たされる事は、遠のいて行く。


ましてや、僕らが目指してる世界は一兎得ることがかなり困難な世界。一兎得られず、志半ば倒れていく物が多い世界だ。僕の場合そうなったら、残るのは「後悔」
だろう。
欲深い分、たらればを考えてしまう時がある。


さらに、この欲深きを考えれば、考える程、人間は罪深いなとも感じた。
これを満たすために、切り捨てたり、裏切ったり、逆にその決断をさせてしまったり。

みんな、知らないうちに人を傷付け、傷付けられているのだろう。最近ニュースで流れてる「戦争」の話もここに繋がって行くのではないだろうか?

欲を満たす為、誰かが血を流す事は、世界でずっと繰り返されて来た。文明の進化で平然を保たれているものの、いつでも崩せるし壊れる物なのだと感じる。

だけど、少しでもの人々の平和と愛を歌い、戦争を止めたジャマイカreggaeの「ボブマーリー」は音楽をそれを成し遂げたんだ。

きっと、俺らの音楽でその日1日だけでも、いやほんのちょっと時間だけでも、救われる人が出来る様に、この欲深さというのものと向き合いながら、僕は今日も明日も生きて行く。


もう少し、人生を重ねた時社長に言葉の本当の意味に迫って行けたら良いなと思う。

そんなことを考えていた僕の日記。

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