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HOPE

「HOPE」これは、僕がSILVERLEAFという、SILVERTREEのDJの僕と同じくメンバーのGt.Jarryさんからなるユニットで書いた曲だ。


2021/6.29でSILVERTREEが活動休止をした。
その直後は、なんのやる気も起きなくて、ボーッと過ごす毎日だった。ひたすらに先の見えない、暗闇の中にいる感じ。外面では前向きに装い、1人になると無気力。
そんな生活…。きっと、他のメンバーも同じ様な気持ちだったと思う。リーダーは俺らに道を示そうとしてくれていた。だけど、自分が10年続けてきた物を止める決断の重さや重圧はかなり感じていただろう。
それと同時に、誰よりも辛かったと思ってる。

そんな中、いつまでも腐っていたら頑張ってるメンバーに示しも付かないし、なにより応援してくれてる、ファンに申し訳ないと思った。
そこで、考える時間が出来た分、過去の自分をゆっくり思い返してみた。
記憶の中にある、幼少期の自分。
学生の頃の自分。自我が芽生えた頃の自分。
全ての出会い別れも思い返した。

僕はどこか不思議な力を持っていて、メンタルが落ち込むと決まって過去の夢を見る。
それも、過去の世界へタイムスリップしてるかの様に。
忘れていたシーンも、鮮明に蘇り、現在の僕が過去の自分を第三者目線で見てる夢。

そしたら、過去の自分はその一瞬一瞬を必死で戦ってた。本当はめちゃくちゃ弱いくせに、意地と負けん気で壁をぶち壊してた。いつも昨日の自分が今日の自分を笑わない様にと思って生きてきたのに、それすらも忘れてしまっていたのだと気付いた。

そこで、過去の自分が伝えたくても伝えられなかった気持ちとJAYという自分をさらけ出そうと書いた曲が
「HOPE」

〜弱いとこ見せない様にと意地張ってる所悪い癖〜
本当は親に甘えたかったし、辛い事も話して、抱きしめて欲しかった。でも、問題児扱いされてた自分はそんなキャラじゃないと僕も親も思ってたと思う。
兄弟が多い分尚更、伝えにくかったんだと思う。

〜また作り笑顔ばかり並べて、落ちてく月見上げ手を振ってる〜
本当に歌詞通り、意地とプライドだけ。親にも友達にもそんな姿見せたくなかった。


HOPEという曲が出来て、過去の許せなかった事、めちゃくちゃ辛かった事も、いきがってたあの頃も、全て明るい過去に変わった。 
あの経験があったから、かけた歌だし等身大の歌詞。


もう少し先の、過去の自分が思い描いてるステージに上がった場所で、過去の自分を待っていてあげたい。


過去は変えられないとずっと思っていたけど、自分の歩み方次第で、こんなにも変えられる。

今、携帯の画面に向かってnoteを書いてる自分に、未来の自分はどんな言葉を投げかけてくれるだろう。

きっと言ってくる言葉は「お前にしか掴めない夢を描け」と…。

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