見出し画像

シルヴァーソニックあれこれ


シルヴィーことシルヴァーソニックの馬生についてざっくりまとめました

・22天皇賞・春事件
言わずもがな、シルヴァーソニックと言えばのあの事件。今だからこそ話にできる。
(調教助手の)池本さんによると、川田Jの落馬の際には、「かなり良い状態で出走に挑めたため非常に残念で悔しかった」らしく、同馬がゴール後の外ラチに飛び込んで動かなくなった際には死んでしまったと思い足が動かなかった、頭が真っ白になってしまった。という。救護車に乗り、同馬のところへ向かうと耳がピクっと動き立ち上がったんだそう。
その後同馬は検査を受けるが、池本さんは心配と不安で原因不明の下痢に襲われり、寝込んだりと、初GI挑戦で大変な思いをしたそう。
(ちなみに池本さんがトレセンに来てから初めて担当した馬はシルヴァーソニック。この馬は色んな池本さんの初めてを奪いすぎである)

・7歳本格化事件
シルヴァーソニックは22天皇賞・春の後に、成長痛が来て本格化を迎えたらしい。本当になんて馬なんだ。

・ノリノリ帰厩事件
実はシルヴァーソニックは過去に何度か球節に腫れを起こしていたりと脚元にかなりの不安がある、ステイヤーということもあり夏のシーズンは休養を取っているのだが夏休みが明け22年冬の帰厩の際には同厩舎のボッケリーニにまるで手を振っているかのようなノリノリ映像が見られた。
雨の日によく見られるシルヴィーによるルンルンステップの初出はここ。
その後は22年ステイヤーズステークスをD.レーンと初コンビで制覇。

(シルヴァーソニックと慣れた手つきの池本助手)

・サウジアラビアレッドシーターフH事件
ステイヤーズステークスを勝利し、その後23年キングアブドゥルアジース競馬場で行われた【GIII】サウジアラビア レッドシーターフハンデキャップに再び鞍上D.レーンで出走。輸送が完了した際には状態は良かったらしいが、近くにいた獣医さんに興奮し馬っけ全開だったという。これを見た現地のブックメーカーが同馬のことを「クレイジーホース」と呼んでいた。しかしそんなことがありながらも結果は2.1/2馬身の差をつけ勝利。レーンもこの笑顔である。

その時の実況が「Silver Sonic!! Super Sonic!!」でめちゃかっこいい。レース映像もぜひ見てほしい。終始レースカメラを見ており、「前見て走れ!!」と言いたくなる。でもめちゃ可愛い。しかも最後の第3コーナーを曲がったあたりからしっかりと前を向きラストスパートをかけている、賢い、偉い!
ちなみにパンサラッサがサウジCを制覇したのはこの3レース後である。(超小話だがシルヴァーソニックとパンサラッサはオクトーバーSで一緒に走ったことがある。結果は1着パンサラッサ、5着シルヴァーソニック)

レースの様子
レース後の池本さんとシルヴァーソニック
D.レーンとシルヴァーソニックと池本さん

⬇️レース映像

・レーン暴走事件
22天皇賞・春からステイヤーズステークス→レッドシーターフHと重賞2連覇を達成した同馬と鞍上D.レーン。なんとインタビューで「シルヴァーソニックが天皇賞・春に出走するなら香港Cへの参加はほぼ無いだろう」と断言。(このインタビューはレーンの目がかなりキマってるのでぜひ見てほしい)その後は共に23天皇賞・春に出走3着と好走する。その約2ヶ月後に社台ファームを訪れ個人的な理由でシルヴァーソニックと面会を果たす。(同年11月に行われるメルボルンカップに共に出走するために外堀を固めに来た、、らしい?)
このままメルボルンカップに出走する

と思いきやなんと脚部不安が見られ秋からのシーズンは休養を摂ることになり出走は見送りに……。有馬記念もタイトルホルダーとの再戦を期待されてだけに悔しいぃぃぃぃぃ泣、今年こそは出走して祖国の英雄となって欲しいシルヴァーソニックとD.レーン

【ここからは小ネタや豆知識】

・パドック可愛すぎる事件
トレセンイケメンアワード(前編)に登場するほど爽やかイケメンの池本さん、馬の鬣を結うのが得意でパドックではよくシルヴィーが結ってもらった自慢のたてがみをグネって見せてくれる。今年の復帰戦である24阪神大賞典では池本さんがシルヴィーとお揃いの白いセーターでパドックを回っていた。イケメンとイケメンのお揃いコーデによる衝撃でパドックが消し飛ばされたらしい、、(諸説あり)

・お守りとシルソニ可愛すぎ事件
まずはこれを見て欲しい
(重いのでタップ推奨)

かわいい
かわいすぎる
昨年の天皇賞・春に挑む際、ファンの皆さんから貰ったお守りだそう。
食べようとしてるシルヴァーソニック(牡7)、かわいすぎる。

・アイドルホース惜敗事件
昨年のアイドルホースオーディションにてシルヴァーソニックはなんと
            93票差
でアイドルホース化を逃す、もうほぼこれアイドルホースにしても問題なくないですか???非常に悔しい。今年ことはアイドルホースになって欲しい。皆さん、頑張りましょう、よろしくお願いしまァス!

・可愛すぎるおじさん、成長が止まらない件
シルヴァーソニックは今年で8歳になり、人間年齢ではほぼおじさんと言って差し支えないのだがなんとこの歳になっても成長が止まらない。先日の天皇賞・春の追い切りではほぼ自己ベストに近い時計を記録。
彼自身の強さの証明のためにも、2年前、食らいついて離さなかった今はもうターフを去った彼の強さの証明のためにもこれからも応援を続けたい。
レーンまじで早く帰ってきて。

・池江先生大興奮事件
サウジアラビアレッドシーターフHで勝利を収めた後、現地の関係者との会話でシルヴァーソニックについて聞かれると「オルフェーヴル!オルフェーヴル!」と流暢な英語で連呼したという。ステイゴールド、オルフェーヴルと、この血統で勝利する海外レースには大きな意味があるのだ。
ちなみに池本さんによると運動中に立ち上がったりするところは父オルフェーヴルそっくりで、大人しいときは可愛いらしい。
ちなみに自分の名前が「シルヴァーソニック」だと分かっており「シルヴィーと 」と呼ぶと反応するらしい。

・真のステイヤー、シルヴァーソニック
なんとなんと3000m以上のレースを9回連続で走ったのはシルヴァーソニックしか居ないらしい、不屈の芦毛の長距離砲、シルヴァーソニック底のしれない凄まじい馬である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?