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忘れていた子どもの頃の夢を思い出した

お久しブリーフ!(意味はない)

小学生の頃、「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターになりたい、と思ったことを覚えている。異国のエキゾチックな遺跡や、北欧の美しい森、熱帯マングローブ、洞窟、ピラミッドなどを訪れ、楽しみながらリポートし、視聴者に出題する彼女たちが好きで、いいなと憧れた。「なるほどザワールド」や関口さんが司会の動物番組(ヌーがライオンに襲われがち)もよく見ていたし、中学生・高校生になった私はsonyの「世界遺産」に癒されていた。

昨日、いつものヘアサロンに4カ月ぶりに髪を切りに行った。担当の店長さんは、いつも私の興味にドンピシャな雑誌を選んで前に置いてくれるのだが、昨日は「ワールド・トレイルズ」という、素晴らしい世界の自然を映した雑誌を置いてくれた。それから、大自然の中をリュックを背負って歩いている男の人が映っている写真を指差して、「こういう人生の方がいいんじゃない?」と言ったのだった。

そう、私は子どもの頃、地球にある素晴らしい場所を、たくさん見に行きたいと思っていた。地球というこの惑星の美しさをもっと見たいし、それを人に教えたいと。高校三年の秋、私は「世界を旅しながら写真を撮って暮らしていこう」と思って、芸大の写真専攻に急遽進路を変更したのだ。その秋までは、遺跡を発掘する仕事をしたいから考古学を大学で勉強したいなーと漠然と思っていた。世界遺産が好きだったけど、世界遺産の何が好きかと考えた時、おそらくその「美しさ」が好きだから、遺跡などを発掘や研究するよりも、その写真を撮る人になりたい、と18歳の私は考えたのだ。

しかし大学では、アーティスト養成のカラーがあって、「ただ世界遺産を撮りたい」では通らない空気があった。自己内省を求められ、自分自身の葛藤などを表現することが求められる雰囲気で。今まで私の周りにはいなかった、アートな友人に大いに影響を受ける生活の中で、子どもの頃からの夢は忘れていった。ほんとうに忘れていったのだ。。

そして、その夢を思い出したのが、ここ最近なのである。これって奇跡じゃない???まだ間に合うかな???

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