キツネ姉妹のパーソナリティを考察してみる
シレン5のキツネ姉妹、父の仇を討つため旅をしています。
なんですがこの姉妹、
母のことに触れない
…このこともあって、この姉妹の家族関係が意外と空けてくるようなわからないような…
そういうことで、考察してみる
姉妹関係について
本人達が言う通り、おコンが姉、コハルが妹である。
年齢はおそらくおコンが高校生くらいで、コハルはそれより明確に年下だと思われる。
というのも、この姉妹間で会話が一つだけあり、
おコン「いいわね?コハル」
コハル「はい、お姉さま」
と、おコンに僅かしかない敬語ではない台詞がコハルに向けられていること、逆に敬語がしょっちゅう抜けるコハルがちゃんと敬語であるところである。
狐は一度に複数の子を産むが、それとは関係なく普通に年齢が違うと思われる。
高貴な生まれなのかな?と思いきや服装は質素で裕福そうな素振りはない…しかしおコンは教養がちゃんとあるというのも不思議…
キツネ特有の事情なのだろうか?
おコンのパーソナリティについて
と、言うが…
おコンは自分の内面についてあまり語らない…
とはいえ、諺が多い、敬語がちゃんとしていて、口説き文句もしっかり誘って来ている
おコンさん一人なら、真面目系天然お嬢様、なのだけれど…
コハルのパーソナリティについて
一方コハルからは教養を全く感じない!
姉妹で育ちがだいぶ違う…
長女っぽいおコンばかり世話されたのだろうか、あるいは本人の性格の違いなのか…
すずめのお宿で「いつかお姉さんと一緒に小料理屋を開きたい」という等身大の夢を語ることから、「好奇心は強いが境遇で色々諦めていたこともある」という過去も考えられる。
明確な恋心を抱くのだが、恋を知らない…
年頃の女の子が全く恋愛を知らないとなると、あまり他の子と会話する機会がなかったのだろうか?
また、
コハルは姉に助けを求めない
助け合ってきた、とは言うが自分の窮地に肉親による助けが頭を過ることがないのである。
思いの外自立心が強いのだなぁと…
おコンに比べ捻れた性質が多く見えるので、内面を探ったら色々過去が出てきそうである。
他のきょうだいについて
いない、と見て問題ないと思う。
上にいる場合、(特に男の場合)仇討ちの矢面に立つのは長男長女になるだろうし、下にいる場合はそれを心配するはずである。
よって、キツネ姉妹は双子ではない二人の姉妹である。
親について
おコンが言う通り、父は他界。
おコンは頻繁に父のことを話すので、父に大層大事にされていたのだろう。
コハルは親のことを話さない。
前述の通りおコンほど大事にされていなさそうなので、自立心が育つのが早かったのかもしれない。
しかし…母が全く語られないのは不自然。
早くに他界しているなら、おコンは「両親が見守ってくださります」と言うはず。
じゃあ生きてるのか?と言われると…
「山の奥のふるさとが、仲間が恋しい」
あれ、母は?
まるで最初からいないか、触れる必要がないかのような扱い…
キツネ姉妹の埼大の謎は母
余談
キツネ姉妹に元ネタは特にないと思われる。
「父の仇を討つため旅する姉妹」というとドラクエの某姉妹と被るが、恐らく偶然。
というのも物語上で展開にコハルが必要になる場面がなく、おコン一人で全て担える役目だからである。
おコンは自分の物語のひとつにけりをつけた、コハルはそれのエキストラに過ぎなかったのだ。
紐解けば歪んだ出自を持つコハル、