6. ASTLIBRA Revision


面白かった点
・ストーリーがとてもいい。

主人公は幼馴染の女の子を探す旅の道中で、伝説のアーティファクトである時間を操ることができる天秤を手に入れる。
天秤の力を使うことで明らかになる真実、謎、人々との出会いと別れ。
その先に待つ真実とは?(公式サイトより)

過去を変える系、時間遡行系の物語は、如何に主人公とその周辺にいらメインキャラクター達に感情移入ができるかが大切だと思う。私的な感想にはなってしまうが、このゲームにでてくるメインキャラクター達は魅力的であり、最後まで飽きることなくストーリーに没頭できた。
嫌いなキャラクターの為にお使いや、ましてやリスクを犯して過去改変なんてしたくないよね。

・バトルシステムが爽快
今となっては珍しくない2Dアクションだが、爽快感はかなりのもの。
敵の激しい攻撃はガードか憑依技(必殺技のようなもの)で凌ぎ、コンボを繋げていく。
ガードは万能ではなく、使いすぎるとガードゲージが一瞬でなくなりダメージを受けてしまう。
憑依技は、発動時にかなり長い無敵時間が存在する。しかし、攻撃を敵に当てることで溜まるSTゲージが必要になるので使いすぎると肝心な所でゲージがなく、切り返しができない。
憑依技には種類が沢山あり、シンプルな範囲攻撃、バフ、召喚技と多種多様の戦術がくめる。
これらに加えて、キャラクター単体の技も沢山ある。空中で攻撃ボタン+↓キーで兜割りが可能だったり、相手の攻撃をガードした後に攻撃ボタンを押すことで強力なバッシュアクション等が可能。

・成長システム・武器防具が豊富
成長システムは敵がドロップする、宝石のようなものを使い基礎ステータスを上昇させていく方式。FF10にあったスフィア盤とほぼ同じ。
先ほど書いた憑依技もここで取得する。
たまに宝箱があったりするので、敵を倒すモチベーションにもつながる良システム。
武器防具はFF9のように一定数の戦闘でアビリティを習得する。習得したアビリティは内容によってコストが決まっており、戦闘や宝箱からドロップする、宝石の数に応じてセットすることができる。
また、武器もリーチの長い槍や斧、魔法を出すことができる杖などトリッキーなものが存在する。
戦闘中にも付け替えが可能なので(メニュー画面を開からなければいけないので面倒だが)シチュエーションによって使い分けることもできる。

・取り返しのつかない要素がほぼない。
唯一のアイテムを除いてほんとんどのアイテム、宝箱はあとで回収可能。やり込むのに2周目をする必要はおそらくない。実績を埋める場合は難易度をHARDにしなければいけない。

良くなかった点
・一部のUI・演出
気になる程ではないが、UI関連には少し不満がある。特にショップのUIはすこし不便だった。
あと、アイテムの合成はそれ専用のメニューを用意して欲しかった。(いちいちアイテムを選択するのが面倒。合成本を開くのもだるい。)
また、シナリオの演出で途中とんでもないことになってしまう。ネタバレになるので詳しい供述は避けるがすこし理不尽に感じた。

総評

見た目は少し古風なゲームで敬遠してしまう人が多いかもしれないが、とても満足度が高く面白い作品なので、是非プレイして欲しい。
昔のイースとか好きな人には刺さると思います。

90点


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