【H25-問2】ITストラテジスト 午後2

1.事業の概要と特性、及び戦略的なデータ活用を行うこととなった背景
1-1.事業の概要と特性
 A社はB地域を中心に複数店舗を展開するローカルスーパーマーケットである。日用品や食料品を中心に、地域の住民の生活に欠かせない品を販売している。
事業特性としては、食料品の小売業界は、社会の少子高齢化を受けて市場全体が成熟しており、これからの成長が見込めないことが挙げられる。特に、A社の展開するB地域では、若者が都会に出ていくこともあり顧客の高齢化が進んでいる。
また、B地域は小規模で複数種類の農作物を育てている農家が多く存在している。これらの農家から新鮮な野菜を提供してもらっており、多くの固定客が付いていることも事業特性の1つに挙げられる。
1-2.戦略的なデータ活用を行うこととなった背景
 このような事業背景においてもA社は、「地域の住民の生活を支え顧客満足度を向上させ、売上を拡大していく」という経営方針を打ち出している。
 この経営方針を実現するためのプロジェクトがA社社長の号令のもとに立ち上がり、私はA社のITストラテジストとしてプロジェクトに任命された。
私は、経営方針を実現するための施策を策定するには様々なデータに着目して事業状況を的確に把握することが重要と考え、データを活用した戦略を検討することとした。
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