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書評『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』

さてさて、2019年の最終日に、突然久々の投稿です。

(決して書籍購入の経費精算のために、ギリギリになって書いているわけではありませぬ・・ブツブツ)

購入したきっかけは自身のマインドを変えたかったから

2019年3月から所属している現在の会社(株式会社ゆめみ)では、特徴的な制度や、フィードバック文化といったものがあり、なかなかに面白い組織です。

そんな会社に、一見すんなりと適用しているように見えて、実は根本的なマインドは変わっていないのではないか、ということをここ数ヶ月感じ始めていました。

たとえば、

・チームメンバーにフィードバックをもらった時に、自分が否定されているように感じて反射的にネガティブな反応を示してしまう。

・悩んでいる内容があるときや行き詰まっている時に、それを周りに発信せず、自分の中で解決しようとしてきた。

・弱い自分をさらけ出さずにポジティブな自分ばかりをオモテに出してきた。

・周りのメンバーに嫌われることを恐れて、相手へのフィードバックを怠ってきた。

等々。

(あれ、今回書評?年末の独白?どっちでしたっけ。)まあいいや。とにかく、そんな悩みがあった時に会社の先輩から勧められてポチッとしたきっかけだったのでした。

結論から言うと、大分良い。当初想定通りの効果が得られた。

特に、これまで自分が良いと思っていた(過去はそういった仕事の進め方で一定評価を得ていた)自分のアイデンティティ的や部分が、決してこのままで良いわけではないと言う気づきを得られたこと。

具体的には、知性の3段階のうち、自分は初歩段階にいると言うことを知り、結構ショックを受けたことが大きかったですね。。

知性の3段階の特徴

環境順応型知性
自己主張型知性
自己変容型知性

読めば読むほど、自分は初期段階の「環境順応型知性」であるように思いました。

環境順応型知性って?

・周囲からどのように見られ、どのような役割を期待されているかによって、自己が形成される。
・帰属意識をいだく対象に従い、その対象に忠実に行動することを通じて、一つの自我を形成する。
・自己意識は、主として他の人間、もしくは考え方や価値観の流派、あるいはその両方との関係という形で表現される。

うーん、すごく自分に当てはまるぞ・・。これって知性の中では初期段階なのか・・。周りの目を気にしながら、自分の信念に基づいて意見をしたり、行動したり、大胆なチャレンジをしたり、ということができていないと言うことか・・。

まったくその通りやんか!

逆に、一番上(?という表現が適切かは置いておいて)の自己変容型知性の特徴ってどんなものでしょうか?

自己変容型知性とは?

・みずからのイデオロギーと価値基準を客観的に見て、その限界を検討できる。
・どのようなシステムや自然発生的秩序もなんらかの形で断片的、ないし不完全なものだと理解している。これ以前の知的発達段階の人たちよりも、矛盾や対立を受け入れることができ、一つのシステムを全ての場面に適用せず、複数のシステムを保持しようとする
・自分の中で整合性がとれていても、その状態が自分のすべてである、あるいは人間として完成している、ということとは違うと認識し、一つの自我を形成する。

なにやら、環境順応型知性と比べて、一段も二段も上のレベルにあるような感じがしますよね・・!

こういった自分自身の現在位置を知れただけでも、この本を読んだ価値があったように思います。(他にもいろいろ書いてあって、いまの会社の組織とおなじやないかい!めっちゃ腹落ちするやん!的なことがたくさんあったんですが、、他にも経費精算しなければならないものがあり本日はこの辺で・・ブツブツ)

でわでわ!良いお年を!


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