特定機能病院と医学部

特定機能病院とは”高度の医療の提供、高度の医療技術の開発及び高度の医療に関する研修を実施する能力等を備えた病院”

厚生労働省が承認をした病院が特定機能病院として高度な医療を患者に提供する事ができる。

主な承認要件
・400床以上の病床を有する
・集中治療室,無菌病室,医薬品情報管理室を有する
・16の診療科を有すること
・英語での査読論文が年70件以上ある など


取り消しの歴史

横浜市立大学病院 (1999年)
1999年、2人の患者を取り違えて手術を行うという医療事故より。
2001年に再承認を受ける。

東京女子医科大学 (2002年)
2001年3月、当時の同大の日本心臓血圧研究所(心研、現在は心臓病センター)で、当時12歳の患者が心房中隔欠損症と肺動脈狭窄症の治療目的で手術を受けたものの、脱血不良で脳障害を来し、術後3日目に死亡した事故より。2007年に再承認を受ける。

東京医科大学病院 (2005年)
2002~04年、東京医科大学病院で、同じ医師の弁置換手術を受けた心臓弁膜症の患者4名が次々に死亡するという事件より。2009年に再承認を受ける。

東京女子医科大学病院 (2015年)
2014年2月、頸部膿胞性リンパ管腫術後、人工呼吸中の小児には禁忌のプロポフォール投与を大量投与され、2歳10カ月の男児が死亡した事故より。現時点で承認は受けていない。

群馬大学医学部附属病院 (2015年)
2010~14年、同じ医師による肝臓の腹腔(ふくくう)鏡手術で術後4カ月以内に8人の患者が死亡した事故より。2019年に再承認を受ける。

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