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【競輪】競輪場別の「山おろし指数」ができるかもしれないお話

筆者は競輪を初めてから23年目になるが、コレに今更気付いた。

カントだけではコーナーの高さってわからなくね?

高校1年生の数学で簡単にわかるコーナーの標高

高校で数学Ⅰをやった人ならわかりますよね。サインコサインタンジェント。アレ使えば、コーナーの高さがわかります。

センター幅員がc、センター部路面傾斜がθ、コーナーの高さはbっすね。

上の図を見れば、コーナーの高さbは

コーナーの高さb=センター幅員c × sin(センター部路面傾斜θ)

ということになります。

傾斜と幅員は全場わかるので、つまり競輪場のコーナー最高地点の標高(内圏線位置から見て)が解る。つまり4角から直線に入るとき大外をブン回ったら、どれだけの高さから落下する勢いをもらえるかを数字で表すことができる、ということだ。

「ホントに外が伸びる競輪場ランキング」

というわけで400バンクで算出した結果がコレです。

センター最高高度(算出値)順でソート

センターのカントだけで見たら31度の久留米って緩いバンクということになるんですけど、センター幅員が9.0mと400バンクでもっとも広いため、なんと久留米がコーナーの標高トップ(4.70m)だったのです。

んで、注目してほしいのは各競輪場のバンクレコード。表図の右に掲載しているのですが、ほぼタイムが標高と相関しているのがわかりますね。そして、国際競輪で外国人がバンクレコードを更新しているバンクも、センター最高高度が高い競輪場に寄っていることもわかります。

ちなみに、ホームとバックで幅員が違う競輪場もあるため、直線部分での最高点(直線もカントがある)はホームとバックで違いがあります。これで標高差をポインティングしていけば、各競輪場ごとの「山おろし指数」が2角と4角それぞれで算出できてしまうのではなかろうか、ということ。

20年以上競輪見てきたけど、まだまだオモロイもんが計算できそうです。バンク分類も色々してきたけど、一気に修正することになりそう。

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