見た映画を小学生並みの感想で記録する13/プロメアについて

この記事は2019/9/30にAmebaブログに投稿したブログ内容を転記して作成しています。

ΣISAKAです。最近1ヶ月ほどずっと弟から「早くプロメアを見ろ」とどやされたので見てきました。調べてみるとどの映画館も夜のみの公開となっており、普段からよく行く池袋の映画館で見てきました。日曜夜でしたがお客さんはそれなりにいて少し驚きました。1日1回の公開故に集客が固まっているのもあるかもしれないですね、知らんけど。以下公式サイトから引用したあらすじ

全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、
突然変異で誕生した炎を操る人種〈バーニッシュ〉の出現だった。
あれから30年――攻撃的な一部の面々が〈マッドバーニッシュ〉を名乗り、再び世界に襲いかかる。
対バーニッシュ用の高機動救命消防隊〈バーニングレスキュー〉の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと
〈マッドバーニッシュ〉のリーダー・リオ。
熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は――。

つまりそういうことらしいです。僕は予備知識0で視聴しました。一応ネタバレが無いよう頑張ります。

まずはこの作品の良かったところ、面白かったところについて

・作画がやっぱりTRIGGER
→この作品のスタッフ陣営は天元突破グレンラガンやキルラキル、キズナイーバーを制作した現TRIGGER陣営が務めており、前述の作品たちに近い作画で物語が繰り広げられます。映画作品なだけあって作画の細やかさやアクションの繊細な描写がより綺麗です。見てて引き込まれるような印象がありました。

・画角が日本っぽくない
→作画の強さを前述しましたが、少し類似した内容として画角(キャラクターや背景のアングル)の取り方が日本映画ぽくないと感じました。キャラクターが建物から出てくるシーンを下からの角度で描いていたり、ハイスピードなアクションシーンをキャラクターの周囲をカメラが回るように描写したりと少しハリウッド作品を彷彿とさせるような画角が多かったとも思いました。特に例示した後者の方は作画カロリーが非常に高く敬遠しがちな描き方ですが流石映画作品というところか惜しげも無く次々と作業量が重そうなシーンを投入していました。

・以上二点が合わさることで独特の世界観が生まれる
→ここまでに挙げた二点が同じ作品内に混在することでTRIGGERらしい独特のアニメーション映画作品が生まれたのかなと。背景にドデカ文字でキャラクター名などがドーンと出てくる演出を見るとやっぱりTRIGGER作品だなって実感できます。その次のカットでその文字が残ってたりする演出もあるのですが、結構好きです。変にメタ過ぎない感じがとても良いです。この作品でもあります。

・図形表現が面白い
→あらすじにもある通りこの作品には「バーニッシュ」と呼ばれる炎を操る人間がいるのですが、彼らが操る炎を三角形、そして水や光を四角形で表現しています。後半で丸も出てきたりと図形による描写が存在しています。特に光が差すと普通は丸い円のような形で描写されますが、プロメアではそれが四角で表現されています。これが何を意味しているのかは浅はかな考えしかできない僕には分からないのですが、考察が捗りそうですね。

・堺雅人氏の演技が好き。
→この作品のメインキャラクターの声優はそれぞれ俳優の方が担当しており、それぞれの演技の良さが光っています。中でもクレイフォーサイト役堺雅人氏の演技が凄かった印象があります。普段から独特の演技をされている方ですが、その演技をそのまま声の仕事に持ち込んだような演技をされており、非常に引き込まれました。滅殺開墾ビーム。
他のキャストも安心のラインナップで、檜山さんと小西さんが同時に出てきたのは流石に笑いました。(天元突破グレンラガンを思い出しました)そして前述のような作画や画角の作品に力也さんが出演すると完全に洋画の吹き替え感出て面白かったです。

・割とちゃんとストーリーと描写がえげつない
→ネタバレになるので深く言及しませんが、あらすじにある全世界の半分が焼失したシーンがちゃんと描かれていました。この辺1番エグかった記憶があります。シンプルに怖かった。

個人的に印象に残っている内容はこんな感じです。

次に少し批判的な内容について

・序盤の演出、いるか・・・?
→僕がプロメアで唯一ツッコミを入れたいのは1番最初の約30分のプロローグのような一連のシーンなのですが、少しくどいところがあったかなという印象です。2人の主人公それぞれを視聴者に紹介するという意味ではアリだとは思いましたが、もう少しテンポよく流れても良かったのかなと思いました。ここについては賛否両論出そうな予感がします。

ということで自分なりの映画「プロメア」に対する感想です。安定した作画とシナリオによる一連の展開で最初から最後まで飽きることなく見ることができました。めっちゃ楽しかった。弟がゴリ押ししてくる理由が分かりました。サントラ欲しい。澤野弘之楽曲と今石作品の親和性が高くて驚愕しました。壮大なスケールの作品に澤野弘之楽曲の相性が良過ぎる。是非ともDJでプレイしたい。皆知ってるかどうか分からんけど・・・・・・

おわりー。

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