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Fnatic Dashが良い話 【レビュー風感想】

こんにちは、ΣISAKAです。今回は自分が使用しているマウスパッドの1つであるFnatic Dashについて、僕なりに感じたことを簡単にまとめていこうと思います。因みに僕はFPSが上手いわけではないので、その辺は悪しからず……

最近は個人が収集できる情報が増えてきて、多くの情報を集めてから製品の購入を検討する方が増えてきていると思います。そういった方の一助になれたら幸いです。
ということで、本編。

1.製品概要

Fnatic Dashは、プロゲーミングチームであるFnaticが手がけるデバイスブランドのFnatic Gearから発売されているマウスパッドです。Fnaticといえば、VALORANTなど多くのタイトルで上位に食い込む強豪です。本拠地はイギリスのロンドンですが、日本国内ではRainbow Six Siegeの日本リーグ参戦や、APEXの日本リージョンでチームを擁していたり、SPYGEA氏がストリーマー部門に加入したりと日本との縁も深くなっているチームですね。

そんなFnaticの選手の意見をフィードバックしながらデバイスが作成されているので、各製品の端々に様々なこだわりが見られるのがFnatic Gear製品の特徴です。その中でもFnatic Dashはマウスパッドの中でも特殊なカテゴリーに入るマウスパッドと言われています。

一般的にゲーム用途のマウスパッドは大きく分けてハードタイプソフトタイプの2つに分けられます。
ハードタイプはプラスチック素材のものが多く、最近ではガラスタイプのものも発売されています。ハードタイプは素材の硬さを活かしてマウスがよく滑る(マウスを高速で動かせる)ように設計されることが多いです。
一方でソフトタイプは滑走面に布素材を使用し、布の素材や繊維の編み方などから様々な特徴を持つ製品が多いです。ハードタイプのようによく滑るものもありますが、一般的にハードタイプの方がよく滑ります。
自分の調べた印象だと、ソフトタイプは比較的マウスの滑りが遅く、精密なコントロールが可能なモデルが多い印象があります。

超絶アバウトに分類すると、ハードタイプは滑りがいいけど制御が難しいものが多く、ソフトタイプはコントロール精度が高いものが多いが、滑走速度はハードタイプに劣るって感じです。(もちろん例外は多々あります)

マウスパッドの分類の話が長くなってしまいましたが、Fnatic Dashは前述のハードタイプとソフトタイプの良いところを掛け合わせたようなマウスパッドと言われています。世間的にはこれをハイブリッドタイプと呼ぶそうです。
概要はこれくらいにして、製品の詳細について書いていきます。

2.製品詳細

Fnatic dashの大きさは全部で4種類あり、M、L、XL、XDサイズの順で大きくなっていきます。
この中で、最大のXDサイズがデスク全体を覆えるくらいの大きさで、横95cm縦50cm。キーボードを載せても余裕があるくらいです。XLサイズは正方形で47.5cm四方です。有名どころのマウスパッドのG640シリーズより約一回り大きい印象。Lサイズの大きさが他マウスパッドにはない独特な採寸で、横48.7cm縦37.2cm。めっちゃ刻んでる。何故このような超特殊サイズになったかは不明。Mサイズは横36cm縦28cm。こちらは割と一般的なMサイズの大きさって感じですね。
マウスパッドの厚さは共通して3mm。4mm以上の厚さのマウスパッドを使われている方が乗り換えると薄く感じるかもしれません。クッションは固めでマウスがあまり沈みこまないようになっています。個人的には好み。

ローセンシでゲームをプレイされている方だとMサイズは物足りないと思うので、Lサイズ以上がオススメ。上下にマウスを動かすことが少ないゲームならLサイズ、縦横無尽にマウスを動かすゲームを多くプレイされる方ならXLサイズが良さそうです。僕はLサイズを2回購入しました。今もそうですが、メインでプレイするゲームをAPEXからVALORANTに移行し始めたあたりで、ゲーム内センシを落とし始めた頃だったのと、LサイズとXLサイズの価格差が結構大きいことが判断理由でした。

僕が初めて購入した時のLサイズの価格は4000円台だったのですが、今では値下げされて3700円程度で購入できるようになりました。この円安事情の中での値下げは非常にありがたい。しかし他のサイズの価格はほとんど据え置きで、XLサイズは5000円程度です。どうしてもほかのマウスパッドと比べると高価格帯の製品と感じます。他のサイズも一緒に安くなってくれれば良かったなと…

少し話が逸れましたが、本体の詳細に戻りましょう。

滑走面はポリエステル素材を織り込んだ一般的なソフトタイプのマウスパッドと違った表面となっており、多少のザラつきを感じます。これは滑走面の織り込み方に工夫があるそうです。(アムンゼン織りというらしい)裏面は一般的な滑り止めが聞いたゴム素材となっていて、大きくマウスパッドがズレることはないです。製品によっては使用中に大きくズレてパフォーマンスに影響が出ることもあるので、しっかり踏ん張ってくれるのは嬉しい。

また、縁にはステッチ加工がされており、滑走面の剥離を防いでくれています。このステッチが滑走面より少し浮き上がった状態になっています。そのため、ステッチ加工がないマウスパッドや、ステッチが滑走面と同じ高さかそれ以下に加工されている製品に慣れると違和感を覚えますが、基本的にプレーに支障は出ないようになっています。ここは好みやその他の要素とトレードオフかなと。
余談ですがこのステッチ、生産時期によって形状が少し異なります。僕が初めて買った時のステッチ加工は、マウスパッドの縁に沿って筒状(表面がなだらかにカーブしている)な加工だったのですが、2回目に買った時はステッチの背の高さは体感同じながら、ステッチの端っこが少し角張った印象を受けました。製造工程が少し変わったのでしょうか……?今入手すると恐らく後者のステッチ加工がされた製品を手に入れられるはずです。

3.使い心地について

恐らく最も大事な使い心地について。
一言でまとめるなら非常に良いです。タイトル通り。

新品状態だと結構滑ります。これは新品に買い換えた時に特に感じました。逆に言えば割とちゃんと劣化します。ハイブリッドタイプは素材上耐久性が高いとされていますが、dashは性質上なのか、一般的なソフトタイプのマウスパッドと近い劣化の仕方をするようです。意外と気づかないので買い換えた時の衝撃はすごい。

一方でストッピングについてですが、こちらもしっかり止まってくれます。この辺りはハイブリッドタイプらしさがよく出ている印象です。止めに関しては性能が劣化しても余り変わらなかった記憶があります。無論一般的なコントロール系と呼ばれる高摩擦のマウスパッドと比較すればストッピングは劣ると思いますが、滑りと止めを両立できているという点ではdashに軍配が上がると思います。

APEXでは敵を見つけてからの追いエイムがやりやすくなり、VALORANTではいざという時に発生するフリックエイムがやりやすくなりました。滑走能力や止めの性能がそれぞれ良くなったのかなと思っています。ハイブリッドタイプは素材の性質上大きく動かす時にはしっかり滑り、止めたい時に止まるようにできています。ここだけ聞くと最強に感じますが、やはり止め特化、滑り特化な性質をもつマウスパッドと比較するとどうしても劣ってしまいます。

先程も書きましたが、劣化速度は一般的なマウスパッドと余り変わらない印象です。常に高いコンディションで使用したい場合には、ある程度の間隔で買い換える必要があります。
マウスパッドのザラつきにはあまり強くないため、マウスを動かした時にザラザラした感覚はありません。比較的ソフトタイプ系に近い感覚です。

4.入手方法について

どんなにいい商品でも手に入らなければ意味がありません。(某ファイナルなマウスとか)Fnatic dashは僕が認識している限りでは、amazon、秋葉原のヨドバシカメラ、同じ秋葉原のパソコンショップArkで販売しています。Arkでは実物に触れることもできるので、事前にどんなに質感が知りたい方はArkで確認するのがいちばん良さそう。こちらでは他にもArtisanや海外製のマウスパッドも展示品があるので比較してみるといいかもしれません。デバイス好きにはたまらない場所だと思うので、まだ行ったことがないよって方は是非。東京から離れた所にお住まいの方は旅行などで東京へ来た際に是非。

5.まとめ

まとめです。今回はFnatic gearから発売されているdashについて僕の使用感をまとめてみました。

性能としては滑りと止めのバランスが良く、様々なゲームに対応できるマウスパッドだと思います。価格も極端に高いわけではないのでハイブリッドタイプのマウスパッド入門に適している製品と言えるのではないでしょうか。
一方で、性能劣化速度が一般的なマウスパッドに近いところから、ハイブリッドタイプの製品でよく言われる「耐久性能が高い」という面については極端に期待しない方が良いでしょう。また、LサイズとXLサイズのサイズが少し特殊な事もあり、デスクに収まるかどうかという問題も起こり得ると思います。事前にデスクの空間がどれくらい空いているか確認しておくと良いです。

今度また新しいマウスパッドが届く予定なので、今の手持ちのマウスパッドについてまた記事を書きたいなと思っています。最近文章書くの楽しい期が来たので今のうちにバンバン更新するぞの気持ち。

おしまい

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