見出し画像

手に入れちゃったから、後には引けない。

思い起こせば、あの記事を見たのは中学生の頃だったか。ロック小僧御用達「Player Magazine(だったと思う)」の中の小さな記事でエメット・チャップマンという人が新しい楽器を発明したと。それはギターのネックだけのような弦楽器で、弦を指で叩いて(タッピング)音を奏でるという。こちらは「キーボード派」だったので、まあ自分には関係ないだろうと思っていた。楽器屋で見ることもないし、使っているミュージシャンも見なかったのでその情報は頭の片隅に埋もれていた。

その後、時は過ぎて40年、ふと「何か楽器が弾きたい」と思い始めた。家にピアノはあるが「部屋でちょっと」という気軽さは無いし、気晴らしとか暇つぶしに爪弾くようなものは無いかと。ウクレレとかだと今時珍しくないし、今からギター始めるのも何だしなぁ。よく中年が、暇ができて始める定番の「サックス」も大変そうだ。で、「そうだ!チャップマン・スティック」はどうだろう?サイトを調べると日本の代理店がある。お値段、結構高い。「買って弾けなかったらどうしよう…」などと不安がよぎる。1週間のレンタルがある!お試しで借りてみようって借りたのが2018年の秋。難しいとは聞いていたが面白そうだ。一年かかって購入(支払い)の目処が立った。「よーし、申し込みだ!」と見積もり取って、納期が「6〜8ヶ月後」…受注生産だからねぇ…待たされるよねぇ。待つか、と8ヶ月後進捗を尋ねると、もうひと月ぐらい。ヤフオクやメルカリなどでもたま〜に出品されるので定期的にチェックしてた。と、出た〜ヤフオク。ちょっと高いけど、開始金額で入札して様子見。あれ?誰も乗ってこんの?あ、落札しちゃったじゃん。注文したヤツはさらに伸びて来年になりそうなので、それまでコイツで練習だ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?