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必要なものを作ります、いろいろと。(3)

Chapman Stickを始めたときに最初に作った座位での支え棒、固定されないので練習するときにいちいち取り付けるのが面倒なのと、とりあえず作ったのでスタイリッシュではない。いずれは作り直そうと思って構造や素材などを考えていたのだが、考えがまとまったので制作開始。はじめから3Dで作っていく方が得意なので、通常使用しているBlenderで構造を考えながらパーツ分けをする。お金をかけて外注すれば一体化した完成物もできるが、試作も兼ねて自宅の安いFDMで出力する。構造は折り畳み式で、紐かゴムのようなもので取り外しができるように考える。

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出力できるサイズが140mm角なので各部を分割して出力し、後で溶着することにした。素材はPLAだが強度的には大丈夫だと思う。色が異なるのは黒の材料の在庫が切れていたため、ありあわせでとりあえず作る。仮組みすると、少し設計ミスで当たるところがあったので、カッターで削る(データは作り直すことも考えて後で直す)。

組み立てると結構い感じにできた。(写真、上の棒はこれまで使ってた仮の道具)

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早速、Stickに取り付けてみる。すんなりと収まった。単に差し込んであるだけだが、摩擦で止まっている。

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両腕を開き、腿の間に渡して具合を見る。うーん、結構いい感じだ。こういうツールも売ってはいるのだが、自分で作ると、自分に合わせたものができるので愛着が湧く。

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ただ、やはり完全には固定できていないのが気になり、固定する方法を考える。ゴムか紐のようなもので固定する方法はないかと考えた末、ベルクロテープのようなものがいいと結論づけた。色々探した結果、最近よく見るベルクロタイプの結束バンドが加工しやすそうだ。ちょうど12mm幅くらいのものもある。それを付けるためのコの字型のパーツを簡単に作成し、溶着した。

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Amazonで注文したベルクロ結束バンドも到着したので、早速左右両側に取り付ける。長過ぎて余るところはハサミで切ってしまう。

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あっけなく完成したが、少しデザイン的に不満な点も出てきたので元のデータを少し調整・変更していずれ作り直すが、しばらくはこれを使ってみる。

いや〜、楽器(練習)もそれに関するものを作るのも両方楽しい。

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