二重の不遇に思うこと

ブルボンのお菓子で「ホワイトロリータ」というのがあります
お盆や正月、田舎のおばあちゃんちで食べた記憶はありませんか?

サクッとした棒状のクッキー生地をホワイトチョコでコーティングしたお菓子

これ、結構っていうかかなり好きなんですけど、売ってるところが少ないんですよね
ルマンド、ルーベラ、チョコリエール……他のお菓子は並んでいても、ホワイトロリータを置いていない店の多いこと!

思うに理由はふたつ

ひとつは誰しも思うであろうネーミング

この時代、「ロリータ」はキツいですよね
しかも「ホワイト」で破壊力マシマシ!!

そしてもうひとつ、袋の中身
個別包装が完全に閉じられているのではなく、ビニールで包んで両端をねじっているだけ
つまり一度開封したら、さっさと食べきらないと湿気ってしまう昭和から変わらない包装形態
お盆やお彼岸に仏前に備えるゼリーに砂糖まぶした菓子みたいな

名前についてはとやかく言いますまい

が、この包装形態を変えるだけで、たとえひとパック10円くらい上がっても、買いたい人、置きたい店は増えると思うのですよね

令和の時代にしてはメリハリの効いた甘み
外側のチョコの甘みと中のクッキーの味のバランス
絶妙という言葉はこの菓子のためにあると言っても過言ではない(断言!)

敢えて言うなら、外側のホワイトチョコが暖かくても溶けにくい仕様だったら120点満点ですよ

最後に、自分は面白いと思うのだけれど意外に評価が上がらない(もっと更に評価されてもいいはず、という意味)ウェブ小説をひとつお薦めしておきます
(これに出てくるヒロインの好物がホワイトロリータなのです)

『主夫部』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880236607

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