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とりあえず感じたことを八十八か所のお寺

実に面白そうに思ってきた。この八十八ケ所巡りの文化

お寺が開かれた想いを紐解いていくと大きくふたつのパターンがありそうである。
ひとつは、当時の聖武天皇が行基さんに健立を命じて、作られたパターン。
もうひとつは、弘法大師さんが修行の節に健立されたパターン。
お寺を健立にあたってお寺文化で大切なことは、ご本尊さまを祀っていることであろう。と、思う。
このご本尊さん。いろんな願い、ご利益を得るような如来さん菩薩さんを祀られている。そのご利益とやらを見ていくと、その時代背景的なことが読めるような気がしてきています。
ご本尊さん、阿波国だけで、23寺で10種類の如来さん、菩薩さんを祀ってある。つまり幾らかのお寺は同じ、如来さん菩薩さんを祀っているのである。
阿波国しか分析していないが、23寺のうち約3割の7つのお寺が薬師如来さんをご本尊さんとして祀ってある。薬師如来の御利益は病気を治すというご利益はがあるそうです。
つまり、医療が発達していない時代の人々の願いがここに現れているのではないかと思う。
疫病からどうやって治癒していくか?そのひとつが、こういう信仰文化であったのではないかと思う。
他にも色々な如来さん菩薩さんがいらして、いろんなご利益を設定されている。細かいことは、別紙の一覧によることとして、聖武天皇の想いを総括的に考えていくと、病気を治して平和な生活を送ることを目的に信仰文化を根付かせて行ったのではないかと思ったりするのである。

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