タンタンお嬢様とみなさまへ
Xでの記事へのコメントありがとうございます。
ありがたく拝見しておりますが、コメントを返すとTLが埋まるな……と思い、こちらに思いの丈を書かせていただくことにしました。
じつは、この記事を書こうとしたとき、まず最初に「これ、いるかな？」と思いました。
お嬢様の最後については、記者会見で詳細に質問されており、YouTubeで中継もされ、さらにそれに関する記事もたくさんでていました。そんな中で「この記事は必要とされるかな？」という迷いがあったのです。
思い直して、インタビューをお願いしようと思ったのですが、自分が冷静に話を聞けるかも不安でした。飼育員さんを差し置いて、ギャン泣きしてしまうのではないかと。
そして、梅元さんにインタビューをお願いするにしても、さすがに会見翌日は無理だろうと思い、落ち着いてからお願いしようと考えました。
園からも「当日はインタビュー無理」と聞いていたので、個人的にタンタンへの献花に伺うこと、その際に報道用の写真だけ撮影させて欲しい旨を広報さんに伝えていました。
ところが、当日になって急きょ電話が入り、ご本人がしっかりと対応してくださることになりました。あわててYouTubeの会見を再度見直し、質問を考えてインタビューにのぞみました。
そして、インタビュー前に録音機の電源を入れると、まさかの充電切れ……。気が動転していたのか、ライターになってから初めての失態でした。仕方なく、すべてメモを取ることにしました。水曜日のお嬢様はいつもメモのみで進めますので、できないことではありません。
「どんな顔をしてお会いすれば……」と思っていたのですが、梅元さんも吉田さんも、案外スッキリとしたお顔をされており、梅元さんへのインタビューでは、会見には出てこなかった、いろいろなお話を聞くことができました。
「いま気分じゃないの」と、ジュースを拒否する姿はお嬢様らしいなと思い、シリンジでジュースを飲ませると「いま飲みたくないって言ってるでしょ！」とお怒りになる姿さえ、本当に愛おしいなと思い、心から笑顔になれました。
かくして原稿は書き上がりましたが、みなさまにお嬢様と飼育員さんたちの最後の時間を伝えたいという思いとともに「大丈夫かな」という思いも生まれました。私自身、ギャン泣きしながら原稿を書き上げたわけですが（在宅でよかった）、園のチェックなどで少々時間があき、アップ前に再確認したところ、まだ全然余裕で泣けたのです。
こんなの見たら、大きなタンタンロスに悲しむ方々が、朝からギャン泣きしてしまうのでは……と考え、いつもはしないのですが、原稿の予告を入れました。予告用にお嬢様の姿を描きながら、またギャン泣きです。
お話を振り返ってみると、お嬢様は本当に、最後までよくがんばったのだと思います。もちろんチームタンタンも、いまできることはすべてやってくれました。最後の日には旦当さんも、ちゃんとお嬢様にあいさつして帰れたこと、本当によかった。
たくさんのコメント、本当にありがとうございます。個別にお返事できずにすみません。やっぱり泣いてしまった方も多かったですね。水曜日のお嬢様に関しては、みなさまが必要としてくださる限り、続けていきたいと考えています。TLやニュースでお嬢様のお姿を見て、少しでもあたたかい気持ちになっていただければ幸いです。
コメントで私のこともチームタンタンのひとりでは？ とおっしゃってくださった方がおられましたが、園にしてみれば、お嬢様を応援したファン、すべてがチームタンタンの一員だそうです。
なんかまとまっていない気もしますが、いまの気持ちです。
長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました🐼
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