音響班②

 こんにちは、音響班の比屋根です。久しぶりの投稿です!

 音響班の前回のnoteにはグレングールドについて概要的なものを書きましたが、グレングールドには面白いエピソードがたくさんあります。そんなエピソードを一部紹介します。

グレングールドは真夏でも手袋とマフラー、コートを着るなどの厚着、ピアノを弾くときは異様に低い椅子に座りながら弾いていたといいます。しかも演奏時には父親が作った椅子以外には座らなかったとか。ちゃんとした食事も一日に一回のみで普段はビスケットを少量とフルーツジュース、サプリメントなどしか取らなかったそうです。一言でまとめれば変人です。エキセントリックな彼ですが容姿が美しくアイドル視されていました。そんなグールドの本質に迫るドキュメンタリー映画がありました。彼を愛した女性たちの証言をもとに「クラシックの異端児」「アイドル視されたグールド」ではなく一人の人間としてのグレン・グールドに焦点を当てた映画です。『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』というタイトルです。気になる人は是非チェックしてみてください。

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 音響の仕事として残った仕事はプレイリストを完成させることなのですが、これがまた難しい。グレングールドの作品タイトルが如何せんわかりにくいんです…。タイトルが長くて同じ名前のものばかりなのです(笑) しかも同じ曲がいくつも上がっているので別々のプレイリストに同じ曲が入ってしまったり。そして実は曲数がそこまで多くないことに気づいたり。いろいろ大変で結果、演出にもお手数かけることになってしまいました(申し訳ないです…)。

 STEPの活動でも思いますがみんなで何かを創るということは難しいなと常々思います。そこが魅力なんですけどね!

 

 当初音響機材の設置はあくまで展示会だということからお客さんに見えないところに設置する予定だったのですが、舞台の構造上難しく、結果、あえて大型のスピーカーをむき出しにし、卓も受付横に置く大胆な配置になりました。私も音響なって経験が浅いですが、あえてお客さんの最初の目に留まる場所で卓操作することになるとは思いませんでした。今までにない形で面白そうだと思います。近所に楽器を演奏できる飲食店があるのですが(入ったことはなく店の前を通り過ぎるだけですが)、そこでも小さな卓がおいてあり、とてもおしゃれなのです。なので今回の私画派の音響機材の設置はかっこいいとまだ設置すらしてないのですが勝手に思っています。

 18日に実際に舞台に展示品を置いたり、スピーカーを設置しました。スピーカーから音を出す瞬間は「音響やってる…!」と実感する瞬間です。私事ですが、ここ最近で機材の設置を何回もする機会があったので早く作業を終わらせることができて成長を感じました。今回の音響は効果音を鳴らすというよりかはBGMとしての役割が殆どなのですが、舞台に良い効果を与えていると思います!

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 今回の公演ではグレングールドの音源の他、役者の声を流すということで追手門の非常勤講師の林先生にマイクをお借りすることができました(本当にありがたいです…!)。今回の公演にてどのように音源が流れるのか。STEPでも声を流すというのはやったことがないので楽しみです!是非観に来てください!

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