舞台美術班②

こんにちは。
美術班の川口海渡です。

先日、座組全員で会場に下見に行きました。

2面ガラス張りで解放感のある空間ですが、柱のせいで空間が仕切られ、同時に窮屈さも感じさせる癖のある会場です。
しかし、上手に使えば一般的な美術館や展示スペースとはまったく違った面白い空間になると思います。

それぞれの作品の作者や演出家と打ち合わせを重ね、具体的なイメージや配置が決まってきました。
会場の概念図と展示方法の簡単な解説です。

(以下は、『作品タイトル』、作者、展示詳細)

①『想像の原点』(作:大橋一哉)
作者が想像の扉を開くというシャワータイムから着想を得、シャワールームを模したつくりになっている。

②『自画像』(作:全員)
参加メンバーそれぞれが認識する自己を描く。匿名性と個々の存在の両立をめざした。

③『私の髪、だった髪』(作:大橋一哉)
作者の頭皮と毛髪にまつわる叙事。ちょっとしたジオラマ作品のようになるかも…?

④『コンプレックス』(作:比屋根虹花・星花)
コンプレックスは武器になりうるか?ウィークポイントを展示するということとぶつかった。

⑤『コロナ禍の私』(作:大橋一哉)
浮遊するコロナウイルスとそれに翻弄される私たちを描いた作品。実際に吊るさず浮遊感を出すことに挑戦している。

⑥『生きる2020』(作:大橋一哉)
軒先のちょっとした植え込みからインスピレーションを得た。生きるという非常に原始的かつ哲学的な行為を展示する。

何日かの作業を行い展示装置の大方は完成しましたが、今後は観客や俳優、照明との関係についてもう少しブラッシュアップしていく予定です。
最近、展示会などに意識的に足を運ぶようにしています。ストレスを感じる空間とあまり感じない空間。一概にどちらが良いというわけではないと思います。
良い展示空間とは何か?と自分自身に問い続けながらやっていきます。乞うご期待。(下は作業風景)


○初めまして私画派に参加させていただくことになった追手門学院大学国際教養学部2回生の田原愛華です。 舞台表現プロジェクトSTEPに所属しており、秋に行われる公演に向けて役者と舞台美術を担当しています。しっかり公演に参加するのが初めてなので緊張しますが楽しんでやれたらいいなと思っています。
私画派では舞台美術に参加させていただきました。お手伝いとしてになりますが色々経験出来たらなと思います。昔から美術館に行くことが好きだったので身近で作品を作っている所を見れるのはとても新鮮です。

〇私の好きなもの

・あいみょん

よく聴いています。あいみょんがウルフカットしたのに憧れて、自分で顔周りの髪を切ったのを覚えています。

・小説

私が今まで読んだ中で特に好きな小説です。2つとも悲しい内容ではありますが読んでよかったと思える作品です。

・太陽の塔

シルエットが可愛くて好きです。いつか太陽の塔の中に入ってみたい、、!!

〇noteの投稿は舞台美術からのみならず、担当部署が毎月20日に配信します。他の投稿も是非、ご覧になってください。

〇もし、ご意見やご指摘ございましたら、コメントお寄せください・・・!


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