古本市の神様

オススメしていただいた本の2冊目を読み終えた。

すぐに感想を書き始めたいところだが、丁寧に書き始めると長くなるので明日以降に取り組みたいと思う。

さて、私は皆様にオススメの本を問い合わせたが逆に私が(誰からであっても)オススメの本を尋ねられた場合教えたい本が2冊ある。

1冊は、風が強く吹いている。

そしてもう1冊に出てくるのが今回タイトルである「古本市の神様」だ。

もう一冊が何なのかはまたの機会にきちんと紹介したい。

古本市の神様によると全ての本は繋がっている。(繋がっているという台詞が使われていたか明確な記憶はないがそのようなことを言っていた。)

『「最初にあんたはシャーロック・ホームズ全集を見つけた。著者のコナン・ドイルはSFと言うべき『失われた世界』を書いたが、それはフランスの作家ジュール・ヴェルヌの影響を受けたからだ。
そのヴェルヌが『アドリア海の復讐』を書いたのは、アレクサンドル・デュマを尊敬していたからだ。
そしてデュマの『モンテ・クリスト伯』を日本で翻案したのが「萬朝報」を主宰した黒岩涙香。(以下略)」』

といった具合だ。

思えば私は小説の中で語られる小説を次に手に取るというような本の選び方をしてきたことが多かった。

同じ作者の本を読み、その作者が進める本を読み、それと似たモチーフを扱う本を読み、…

確かに全ての本が繋がっているのかもしれない。


私がこれまでの人生で選んできた本はこの巨大な本の繋がりの中のわずか一端に過ぎない。

しかし誰かのオススメの本を手に取ってみることで少し違った流れにも触れることになり、見える世界が広がるのだと思う。

その流れを更に手繰っていけば結局大きな繋がりに戻るのかもしれないがその流れの一筋一筋を追った過程で何かが得られるのだと思う。

古本市の神様が言った「繋がり」というのは本と本の繋がりというだけでなく暗に人と人の繋がりを指している。

SNSという極めて現代的な出会いをした皆様との繋がり。ある人との出会いが別の誰かとの出会いをもたらしてくれている。

この繋がりの流れの中で私は、本を読むのと同じように何か大切なものを得ているような気がする。


まとまらなくなってしまったが、 

『こうして出会ったのも、何かのご縁』

折に触れてこの言葉が頭をよぎるので今日ここに書き残しておく。

本との、そして人との新しい繋がり(出会い)をもたらすご縁に感謝しつつ、ここで筆を置く。


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