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助けてくれ。『アークナイツ』が性癖の扉をこじ開けてきやがる

性癖チェックシートを提出いたします。ご査収ください。

 重厚な世界観、狂気的な文量によるシナリオ、亜人から美男美女まで多様性に富んだオペレーターたち、多彩なジャンルの音楽、盆栽ゲーとしての楽しみ。『アークナイツ』のそんな数々の魅力は、プレイし続けるほどに増すばかり。プレイ開始から約1か月半、この沼にずぶずぶと沈み続ける日々を過ごしています。

 ……しかし真の恐ろしさを悟ったのはつい最近のこと。世間にあまりバレていないだけで、本作はとんでもない性癖破壊ゲーである。私はもう戻れない領域にまで来てしまいました。ということでシナリオの感想は一旦置いといて、"癖"の話をさせてください。何がタワーディフェンスだよクソッ。私の性癖には容赦なくオフェンスじゃねえか(?)


左からアーミヤ、ヘイズ、ヴァーミル、スチュワード、『オペレーション ルーセントアローヘッド』のモブ兵

 まず最初の頃は「ケモミミがいっぱいおってええやん❗😁」程度の認識でした。それこそメインヒロインであるアーミヤは正統派な兎耳。猫耳魔女っ娘もいるし、薄幸なやさぐれている子もいるし、クールなお姉さんが耳をぴょこぴょこさせるし、美男子やおっさんにもしっかりケモミミが生えている。モブも老若男女問わず。本作の舞台であるテラは多様な民族で溢れており、その世界観が事細かにキャラデザに反映されている。ケモミミだけではなく体毛に覆われた獣人もいます。

 なんせ私は『ブルーアーカイブ』を始めた当初に「ケモミミの楽園を築いてやるからな」と宣言した人間。まさかここまでケモミミが充実しているとは思わず、棚から牡丹餅でした。所持オペレーターをざっくり眺めるだけでも、両手両足で数えきれないほどのケモミミや角持ちがいるので思わずニヤニヤしちゃう。

 ……でもね。ケモミミの"耳"は元から好きだったので、これはいわば順当な結果に過ぎないんですよ。しかし本作がきっかけで、今まで見向きもしていなかった領域に目を向けさせられ、性癖の扉をこじ開けられることになりました。その要素こそが――


左からシュウ、ニェン、ズオ・ラウ

 尻尾です。尻尾へのこだわりがすごいですこの作品。戦闘画面ではオペレーターが2Dデフォルトイラストになるのですが、とにかく尻尾が揺れる。生真面目な青年が懸命に奮闘しながら尻尾をくねくねさせているもんだから、どうしても目に留まっちゃいます。何かもうイライラしてくる。何だそのかわいい動きは💢 誘ってんのか💢

 ちなみに、尻尾を気にするようになったのはつい最近のこと。気軽に楽しめそうなサイドストーリー『帰還!密林の長』を読み始め、あのオペレーターの尻尾を見たことがきっかけでした。

いやでっっっっっっっっか❗❓❗❓❗❓

 トミミ。術師。未開の密林に住まう部族の長。……いやもう本当に衝撃的でした。人間のフォルムにここまで極太な尻尾が生えていていて、違和感がなく、ダーク系コーデに見事に調和している。

 しかも尻尾のデカさが本人のギャップを遺憾なく表現している。この子はいわゆる、小さな体躯(142cm)ででっけえ武器を振り回す系ヒロイン。術師なのにスキルを発動すると杖を豪快にぶん回して高倍率の物理ダメージでひたすら殴打する。そして可愛らしい声と見た目に反して、戦闘時には「行くぞ、奴らをぶ、ぶちのめすぞ」「殴られたいやつは、前に出ろ!」「あとはどいつだ!」と叫び、元来の野蛮さと突拍子もない言動を露わにする。お尻周りの肉付きも良き。

 でも本人は人間でいうところの「ぽっちゃり体型を気にしている」みたいな感じで、太い尻尾がコンプレックスである模様。それがまた可愛らしくて。同郷出身のガヴィルにクソデカ感情憧れを抱きながら、健気に尻尾ダイエットに取り組んでいます。シリアスな世界観に添えられたコメディ・リリーフ。清涼剤。今のところアクナイでの最推し。モジュールを解放するために育成中です。

 この子に出会ってから、他のオペレーターでも尻尾を気にするようになりまして。今ではすっかり尻尾フェチになりつつあります。冗談抜きで世界の見え方が変わってしまった。たとえばポケモン対戦動画を見ている時でも「あっドラゴンタイプの尻尾ってこんな感じなんだ」「フェアリータイプの尻尾って意外と個性的だな……」とか。今まで気にしたことなかったのに。もう戻れねえよ。


 "癖"の話をあと二つ。まず一つ目。アクナイ、大変ありがたいことに、「性癖のデパート。あなたの萌えが必ず見つかる」こと『ブルーアーカイブ』では絶対に摂取することができない、かわいい男の子がいます。

 見てくださいよこの子。アンセルくん。兎耳。上記画像の中央は水着コーデ。メンズ水着で四肢を露わにし、骨格や肉付きが男であることを意識させながらも可愛さも両立している。膝がめちゃ良い。しかも医療オペレーターとして健康を"管理"してくれます。ベタだけど「ドクター? 心拍数と体温が上昇しているようですが……」みたいなやり取りをしたい。

 そしてアンセルくん以外にも。うーん、星6オペレーター引けたけど、あまり私の癖じゃな、いやちょっと待って。もしかしてこの子、男の子だったりする? 男の子だとしたら評価が丸っきり変わるんだけど―― 

よっしゃああああああああ❗❗❗❗
男だあああああああああああ❗❗❗❗
FOOOOOOOOOOOO❗❗❗❗❗❗

 ……と、深夜にテンション爆上がりになったことがあります。Yoster繋がりでアクナイを始めてみたのですが、ブルアカで満たせなかった"癖"を補うことができたのは思わぬ収穫でした。


 二つ目。これは"癖"とはまた違うかもしれませんが、戦闘時のサウンドエフェクトが気持ち良すぎる。2Dタワーディフェンスというゲームの性質上、最近の大手のソシャゲに比べると戦闘画面はあまり派手ではないのですが、その分、音が凝っている。こればかりはテキストではどうしても伝え切れませんが、グレースロートがスキル2で連射している時のダダダッ、トミミが杖をぶん回している時のジャキインッ、ジェシカのヒット音ビスッビスッが特に好きです。常時ASMR。「この子こんな武器持ってるけど、どういう効果音が出るんだろ?」なんてことを他のゲームでは気にしたことがなかったので、これも扉をこじ開けられた形になります。


なんとこの子にも水着コーデ(?)がある
どうなっとんねん……

 あとこの子もかわいいですよね。Lancet-2ちゃん。……い、いや待ってください、そんな「うわっお前機械もイケるのかよ……」なんてドン引きの目で見ないでください。『帰還!密林の長』を読んでください。わかるはずです。何ならここでも性癖の扉を開きそうになってる自分に私自身が一番怯えてます。まだ始めたばかりの初心者だってのに、これからいくつ扉を開けることになるんだ。誰か私を止めてくれ。助けてくれ。


 以上、新人ドクターによる"癖"の話でした。こんな話に付き合っていただきありがとうございます。アクナイは巷では激重シナリオが強調されがちな印象ですが、下はケモロリから、上はイケおじや長命種まで、多種多様な"癖"に応えてくれるので、まずはそこを入り口にするのが良いのではないでしょうかそして尻上がりに面白さを実感して、沼に沈め。未プレイの方は元より、先輩ドクターたちにも本記事が何かしら参考になれば幸いです。


 余談ですが、私の現在の進捗はメイン6章クリア済み。実装順としては『ウルサスの子供たち』『ウォルモンドの薄暮』『闇夜に生きる』を読んでからメイン7章に挑むことになるようです。……何かと評判を聞くこの三作をついに読むことになるのか。楽しみなような、怖いような。複雑な心境。強い覚悟を持って臨む所存です。それではまたどこかで。