主のたたり(実話)⑤使い
車のうしろを見ると真っ白なキツネが立って私を見ている!
そんなはずがない。
車はエンジンをかけたままマフラーから白い煙が出ている。
そのすぐうしろに。
10秒は経っただろうか。
白いキツネは私をずっと見ると、やがて隣りの雑木林にゆっくりと歩き始めた。
私は何故か怖くなく助手席にあった懐中電灯を持ち白いキツネの後ろをついて雑木林の中を30メートルほど歩いた。
やがてそのキツネを見失った。
車に戻った私は眠るために私用に用意した酒を飲み眠りに就いた。
⑥に続く
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