議席のクオータ制について思うこと

ジェンダー平等を目指す取り組みとして、議員の男女比を均等に近い形にするためにクオータ制が言われていたりする。

これなんだけれど、性別はもちろんだけど、年齢とか、収入とか、そういうものも世の中を反映した方が良かったりしないだろうか、みたいなことも思う。性別だけでなく、人々の暮らしに影響を与えるものは多様にある。

ただ、こうして世の中の構成を実態に近づけていけばいくほど、今の立候補/投票の仕組みからはかけ離れていくかもしれない。特に収入については、供託金も含めて、ある程度の資金がないと立候補できない、あるいは当選できない仕組みに今はなっている。議員はお金のある人がするもの、という面はあるだろう。

くじ引き民主主義という考え方もあるそうで、これだとかなり世の中の構成に近い形になる。ここまでなってくると、民意の反映という意味では、今以上になされることになるだろう。

とはいえ、それぞれが自分の立場ばかりで話をしていても立ち行かないこともあるわけで。全体最適は必ずしも部分最適ではないし、AかBかを選ぶ最後の基準は、価値観とかの主観的なものだったりすることがある。「話し合って決める」ということはかなりエネルギーが必要な、難しいことだから、多くの意見が上がるほど、まとめるのは大変になるだろう。

まぁ、いろいろ難しいことだらけだな。。。もっとも、世の中にある「問題」というのは、イージーなものが全部片づけられてなお残っている難問ばかりだから、簡単にいかないわけなんだけれど。

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