ワーキングメモリを解放するための書く作業

私の仕事は全て脳内のワーキングメモリで管理されている。重要なものはきちんと保存され、忘れる事はない。常にメモや手帳(もしくはそれにあたるアプリ等)で管理すれば良いのかもしれないが、続かないのだ。管理に時間をかけたくない、どんどん作業してどんどんアウトプットを出したいからだ。
しかしながら、タスクが増えるとメモリはやはりいっぱいになる。そうすると、全体像を把握せずに目の前のタスクに逃げるように取り掛かっている状態が続き、他のタスクの事が心配になり、集中力も下がるし、不安からストレスも増える。

このワーキングメモリを解放するために、一番は誰かとお喋りしたいと思う。ところが、誰かが上に行くほど孤独だと言っていたように、社長の肩書きを持つとどうにも話が合う人が減ってしまう。上は山ほどいるが、そのような方と話をする機会は無いし、作ろうとしてもまずは自分の目の前の仕事を大きくしてから、と思って労力を割いていない。コロナもあるしね。

一つ見つけたのは占い師が良い。銀座のクラブなんかも良いのだけど、そんな金を使うなら事業の広告に使いたいし、占い師は少しのお金払ったら色々彼らのオカルトの見地から現状の分析と助言をくれる。当たるとか当たらないでは無いのだ。仕事から離れた観点からアドバイスをもらえるのはとても心地よい。それは、こちら次第でどうとでも解釈して利用できるのだ。 
はっきり言って自分の事業のことは自分が一番考えているので、具体的な"役に立つ"アドバイスが欲しいわけではないのである。誰かが何となく伝えてくれる助言(こうやったら売れるんじゃないの?など)は当然こっちではもう考え尽くしている事だ。そんな事を聞かされて、わざわざ諭したり、正したりするのも余計ストレスが溜まるし、そもそも仕事の事を少し忘れたいのだ、こちらは。その点、占い師はその場で出た意味のわからないカードによって、私の未来が明るいか、どうやったら明るくなるかをとても抽象的に教えてくれるし、話もきちんと聞いてくれるのだ。お金払ってって言うのがポイントですね。

ただ、それでも占いに頻繁に行くのは流石に気が乗らない。あまり高くは無いとはいえ、その金を使えば数十万のSNS上のインプレッションを産み出す広告を出せるのだ。

土日や夜なんかは面白そうなYoutube動画などを見て、楽しんでいる。これは気を休めるためだ。仕事を忘れて翌日に最高の生産性を回復するためなのだが、結果としてインプットが過多で疲れてしまっていると最近は思っている。頭に入れる情報が多すぎて、それらは自分の生活に役に立たないだけでなく、逆に疲労を招いている。

頭の中のものを出してあげることで脳のメモリを解放してあげる事が必要だと思っている。一つは運動で、運動の中でもジムやランニングより球技が良い。フットサルなどをやっている時は完全に仕事を忘れられる。
そして、今最も期待しているのが、まさにこの活動だ。頭にある事をなんとなく書いて書いて、まとまってなくても書く事によって頭の中にある事をワーキングメモリから排除していく。頭にある事を明文化する事で今後のトークにも役に立つし、具現化されないまま残っている名前のないファイルに名前をつける事でメモリから一旦HDDの方に移せるわけだ。

ブログは今までも何度かやろうとしたことがあるが、どうしても誰かに見てほしいと思ってしまう。Twitterもそうだ。そのため、素敵な意味のある面白い文章を書かなくてはいけないと思い、時間を要するし、文章を考える事に疲れてしまう。結局続かないのだ。

ここでやるのはただのストレス解消だ。思った事や学んだ事、頭の中にある事をひたすら何も考えずに出していく作業。それが役に立つのかわからないが、こうして書いている間はとても楽しい。それでいい。

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