FXを始めるにあたって、基本的な考え方と知識について

1.はじめに

FXで儲けるにはどうしたら??を考えた際にみなさんはどう考えますでしょうか??

①有名投資家の出すサインに合わせて売買を行う。
②とりあえず、片っ端から投資に関する勉強を行い、一つ一つ試してみる。
③Twitterなどから情報を取得し予測する。

などなど、色んなケースが想定されますが、どのパターンを採用したとしても、結局行きつくのが「トレンドフォロー型の投資スタイル」を知らず知らずのうちにやっているということです。

2.「トレンドフォロー」とは


「トレンドフォロー」ってなに?という話ですが、そもそもFXで勝つときはどういうときでしょうか。

価格が上昇するときに買いポジションを持つ。
価格が下落するときに売りポジションを持つ。

この2点につきます。
勝てているFXトレーダーはほぼと言っていいほど、このルールに従い(言い換えれば、価格が上昇する(下落する)シグナルを見つけて、売り買いをしているわけです。

この①と②を言い換えると

上昇トレンドの発生確定時買いポジションを持つ。
下落トレンドの発生確定時売りポジションを持つ。

という話になります。

3.トレンドの基本は「ダウ理論」

では、上昇トレンド・下落トレンドの判定はどのように行えばいいのでしょうか。

古典的な理論ではありますが、応用的なシグナルにも今でも基本となっている「ダウ理論」が基礎となります。

「ダウ理論」による上昇トレンド・下落トレンドの判定はどのように決めればいいのでしょうか??


2023年3月8日から10日までのGOLDの15分足チャート

上記のチャートを見ていただくと、
①下落トレンド
②レンジ相場
③上昇トレンド

の順の流れとなっております。

「ダウ理論」では、下落トレンドから上昇トレンドへの転換の判定では
直近安値と直近高値の比較により行います。

チャートによる価格表示では、上に上がり下に下がりとジグザグに価格が変動していきます。

その中で、直近の高値・安値の水準を見ていくのですが、
上図の赤丸と青丸をご確認いただきたい。

赤丸は直近高値を各々示しており、
青丸は直近安値を各々示しております。

「ダウ理論」では上昇トレンドへの転換確定時は
①直近安値がその前の安値よりも切り上がっている状況
(直近安値の価格>その前の安値の価格)
②直近高値がその前の高値よりも切り上がっている状況
(直近高値の価格>その前の高値の価格)

上図の画像では赤丸・青丸の個所がちょうど安値・高値ともに切り上がっている状況となります。ここでトレンドの転換が確定しています。

赤丸・青丸の前の高値・安値の水準を確認すると、高値は切り上がっているものの、安値は切り下がっている状況となっており、拡張型のトライアングルを形成しています。

このままいくと、下落トレンドは継続する想定になるのですが、
赤丸・青丸の個所で安値・高値の切り上がりを確認できたことから、GOLDの15分足では上昇トレンドに転換されたことが確認できます。

その後、トレンドに乗り、大きく上昇をしております。

このように「上昇トレンドで買い」「下降トレンドで売る」という「トレンドフォロー型」の投資スタイルがFXにおいて勝てているトレーダーに多いところとなります。

また、「ダウ理論」における下降トレンドの判定は下記となります。
①直近安値がその前の安値よりも切り下がっている状況
(直近安値の価格<その前の安値の価格)
②直近高値がその前の高値よりも切り下がっている状況
(直近高値の価格<その前の高値の価格)

古い基本的な理論ではありますが、とても重要な知識となりますので、是非チャート画面で確認しながら、トレンドを把握してみてください。

図のチャートは見やすく・様々な銘柄を表示でき・無料でも使えるチャートツールとなります。これは「Tradingview」というものです。

みんなこのツールを使っておりますので、特に初心者の方は登録して、使ってみてください。

登録先のリンクは上のTradingviewの文字に貼っておりますので、是非ご確認ください。

4.ダウ理論を利用した買いポジ・売りポジはどこで決めるの??

先ほどの画像を再掲

先ほど載せたGOLDの画像をもとにどの点で買いポジションを持つかお伝えします。

トレンドの始点(トレンド開始の段階)でポジションを持つことが基本となります。これは、損切ラインの設定と関係があります。より、損切ラインの近くでポジションを持つことにより、想定している方向と反対方向に動いてしまった場合でも、損失額を抑えられるからです。

上記だと、一つ目・二つ目の青丸のラインが損切ラインになるのですが、
買いポジションを持つ場所は「ダウ理論」に従い、トレンド転換が確定した時点となります。

上記では最初の青丸2つは安値が切り上がっていないものの、赤丸では高値が切り上がっています。そして、3つ目の青丸で安値の切り上がりを確認できた(上昇トレンド転換の確認)ので、青丸3つ目のところで買いポジションを持ちます。

上図では大きく値上がりしたことで、利益が出ていることが確認できます。

このように「トレンド」に追従する形でポジションを持つことが、大変重要となります。

5.上図の高値・安値のシグナルは自作なの?無料であるの?

こちらについてはTradingviewのインジケーターから外部の方が作成したものを無料で利用しております。


上の画像はTradingviewのチャート画面になるのですが、こちらのインジケーターボタンを押していただき、コミュニティスクリプトを選択。


検索項目で「Zigzag」と検索いただくと、トップに「Zigzag++」と出てきますので、そちらをご利用いただければ、同じ表示にできます。

6.ダウ理論以外のトレンド把握のシグナルについて(今後noteを作成後、リンクを追加予定)

①移動平均線を使ったトレンド把握。
DMAを使ったトレンド把握。
③複数のMACDを使用したトレンド把握
④修正MACDと修正ストキャスティクスを使用した手法
⑤レンジ相場に入った際によく出るプライスアクション及びチャート形状
⑥複数のダイバージェンスとシグナルを確認したトレンド転換の把握

7.押し目・反発ラインの確認方法(今後noteを作成後、リンクを追加予定)

①水平線・トレンドライン(主にどういう時に線を引くのか・どういう時に引いた線を消すのかなど、勝ちトレーダーの目線で引き方・消し方をお伝えします。)
②フィボナッチ(どういう時に引いて使い、どのラインがよく目線になるのか、利確ラインなど想定目線の選定の際での使用方法についてお伝えします。)
③プライスアクション(どんなアクションが出たときに次どのようなローソク足となるのか、予測可能になる時があるので、そのようなプライスアクションについてお伝えします。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?