DAP遍歴

こんばんは。お久しぶりですね。お元気でしたでしょうか。

当方転職して一年以上経ちますが、どえりゃあ案件に突っ込まれたり迅速にこなさなきゃいけない仕事に突っ込まれたりでおやすみもなく毎日てんやわんやしております。休みがあったらあったでいいけど無けりゃあないで(辛いけど)一人もんだってことを忘れられるのでこれもありなのかな、と思いながら日々過ごしております。

さてそんな前置きはともかく、一気に書き切りたいテーマが出てきましたのでここで一つ。私のDAP遍歴(?)について、記していこうと思います。

元々音楽を聴くのが好きで、小学生の時に持った最初の音楽プレイヤー(?)は、母親が田舎から都会に出てくるときに新品で買ったカセットウォークマン「WM-F701」でした。確か中の機関が壊れてカセットが再生できなくなっても、イヤホンが片耳ぶち壊れてても使い倒していました。

その後、2009年くらいに誕生日で買ってもらったNW-S630Fが最初のデジタルオーディオプレイヤー、いわゆる初DAPです。容量が8GBとかだったのですがこれも死ぬほど使い倒してました。イヤホンを変えたりして音の感じが変わると「変わった!すげえ!!」と他人に聴かせて回りましたが他の人は全く気にしないレベルでした。

その後はNW-A840を間に挟んだのちに、大学入りたての時に最初の高価DAP(だと思っています)のNW-Z1050と出会います。このZシリーズが本当にすごいんですね。今の高いウォークマンと積んでいる機能がほぼ変わらない。この機械からノイズキャンセリング機能を抜いてグレードアップさせたらWM1AとかWM1Zになる、それくらいのいろんな機能を載せていました。しかも背面にスピーカー乗ってるし。当時ガラケー(死語)しか持ってなかったのにウォークマンにはAndroid搭載。本当に毎日ずっといじってたと思います。FMラジオも聴けるし。なんやかんや本当最近まで使ってました。

次の機会にイヤホン遍歴も書こうかと思いますが、ちょろっと書いてしまうとここら辺で今もリファレンスとかで使っているイヤホン、MDR-EX800STを購入します。所謂「業務用」に憧れていた時期なので(それは今もですが。。)

そしてここまで読まれた方はわかるかと思いますが、当方大学卒業のあたりまで、オーディオはソニーの信者と言っていいくらい「ほぼ」ソニー製品を使用しておりました。実家にあるラジカセ、テレビ、テレビにつけていたアナログアンテナまでソニーでした。懐かしい。今はもうEX800STとCD900STくらいしか家にソニーのものはありませんが。。。

ということで話を戻すと、Z1050で大変満足ししばらく使っていたのですが、「次買うならこの製品だなー」と思っていたNW-F806がかなりの安売り(保証つき、売り出しから一年くらいで定価から半額まで下がってました)を購入しダブルで使用したりしておりました。

今もあまり良くは分かりませんがs-masterというデジタルアンプなるものが新機種が出るごとに進化していく中でしたので、一年ごとに「あっ、いい音!」が更新されていっており、グレードが低くても安いものでも欲しくなるのは自分にとっては自然な流れでした。

ですが、そんなソニー信者の私が、たまたま音を聞いて「これすごい良い!」と思い資金を工面し買ったDAPがありました。当時「この会社名なんて読むんですか?」なんて聞いていたのが今でも懐かしいです。

Astell&KernのAK100Mk2。

あんなちっさい筐体の中にダブルでMicroSDが挿せてシャッター付き、音量は本体右上のグルグル回るスイッチ、画面は小さいながらもタッチパネル、出る音はモニターライクで超好みの音、イコライザーも詳細設定が可能、となると(イコライザーはあまり使いませんが)今考えても自分がすぐに買ってしまう要素がたくさんでした。今はもう持っていないのですが、AK120かAK100Mk2をいつかまた持ちたいと思っています。それくらい衝撃的でした。

そこからは、ウォークマンをAK100Mk2を2台持ちする生活。下手すると3台持ち歩いていた時代もありました。それにプラスして携帯・PC・iPadも持っていたのでどれだけものを持ち歩いてたんだろう、と思ってしまいます。

そんな時代を大学卒業まで過ごすわけですが、私が大学を卒業した2017年というともうすぐそこにストリーミングが来ていた時代です。「時代錯誤なんだろうな」とは思いつつも音楽プレイヤーでずっと音楽を聴いておりました。

大学卒業後に就職した一つ目の会社で一回精神を壊し、某レンタル店にバイトとして入ってしばらく経った2018年の年末に、現状最後の新品で買ったソニー製品、ZX300Gを手に入れます。

これには一つ小話的なものがありまして、元々WM1Aを購入予定で注文・決済も済ませて旅行前になんとか手に入れたいと思っていたものの、一ヶ月経っても家にくる気配すらない為窓口に相談したところ「生産が追いついてないのでまだお送りできません、もしかしたら年末になるかも」と言われ『そんな待てるかい!!!』と呆れつつ注文をキャンセルしてフラフラと新宿ヨドバシに行ったところちょうどその日が発売日だったZX300Gを買った、というものでした。その日に改めてWM1AとZX300Gを試聴したものの、本当に音の違いがわからなくて「それなら・・・」と購入しました。音がほぼ変わらないで4万くらい安いのですから、これは買うしかないと思ったのです(多分今同じ状況に置かれたとしても買うと思います)

今までZ1050やらF806のAndroid搭載機種を使っていた私でしたので、ZX300やWM1Aなどの独自OSにはびっくりしました。当時のAndroid機種は携帯電話含め2年以上使っていると動きが悪くなるのがありましてそれに若干やられていた(言い過ぎですかね)私としては独自OSのものは万々歳、ましてやソニーの音が当時だいぶ好きでしたのでもう両手をあげて迎え入れたわけです。

ところが、この現在のようなストリーミング全盛の現状。周りのレンタル店は無くなっていき、CD販売店すらなくなりつつある現状でストリーミングに手を出さないというわけにもいかず、Apple Music→Spotifyに2年ほど浮気をし。

個人としては、たとえストリーミングでも良い音楽と巡り会えた時はかならずシングルかアルバムを買うようにはしてますのでウォークマンに音源がない、みたいなことにはならないのですが、ある時にストリーミングにない音楽が聴きたくなり結局CDを借りたり買ったりして聴くようになってから、ストリーミングはやめてまたプレイヤーで音楽を聞こうと思い、再びDAP探しの旅を始めました。

前述の通りWM1Aを一回買っていた(持ってはいませんが)私としては、WM1Aで良いのかなあ、と漠然と思っていたのですが、同じ予算でまたしてもあの「名前の読めない会社」の良いDAPに出会うことになります。

AK KANN CUBE

以前KANNが出た際に気になって一回試聴したことはあるのですが、新品で手が出せる値段ではないために見送りしてから早三年、知らないうちにKANN CUBEなる新作が出ているではありませんか。しかも中古で予算の範囲内。

早速試聴をしてみると、他人からはどんぐりのなんとやらという感じかもしれませんがWM1Aと「音の濃さ」がまるっきり違う、となりKANN CUBEを購入。めちゃめちゃ満足してました。

ところが買ってすぐ(三日後とかです)DAPがうんともすんとも言わなくなってしまい、お気に入りのDAPとの麗しライフは幕を閉じました。

その後ももう一台同じものを予算内で見つけたので買ってみましたがジャック不良で返品となり、新品でそれなりのものを買おうかどうか悩んでいたところに、つい先日良いものを見つけて買ってまいりました。

AK SP1000M

SP1000の音はめっちゃ好きです。好きなんです。でも、筐体が大きすぎるんです(泣)KANN CUBEでさえ辟易していた私にとって、ほぼ同じサイズかつ同じ重さっぽいものをまた持つのは色々諦めよう、でもその代わりSP1000Mでいいんじゃないか?と思い試聴。

SP1000Mって濃厚で上品な音の鳴り方をするんですけど、特に低音が1000より好みです。そして何よりこのサイズ。現在使っているiPhone 12 miniとほぼ同じサイズですので持ちやすい。そして軽い。予算内。即決でした。現在使用し始めてから2日目ですが、いつまでも聴いていたい音の波に襲われ続けています。これがまた幸せですね。

ということでサラッと書くつもりがいつの間にか3000字超えの謎の大作「DAP遍歴」いかがでしたでしょうか。イヤホン遍歴も近日?書けたらいいなと思います。お仕事がすげえ切羽詰まったりしたりなんだりっていうところなので確約はできませんが。

ちなみに今使ってるイヤホンはJH audioのRoxxanneです。これもまた音が濃い!

では、また。

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