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ラシュマナイで深呼吸(16)

加筆修正中に手違いで、行方不明になったため、後日再度作成しました。

ジェンダー平等(2022年1月14日〜30日)

a. レイプカルチャー根絶へ声をあげよう 「加害正当化」許さない(1月14日付け)性暴力は加害者ではなく、被害者の側に責任があるとして、性暴力が起きる社会を許してしまう「レイプカルチャー」。性暴力の大元にある、この「レイプカルチャー」に声を上げようというステッカーが全国の喫茶店などに置かれている。無料で配る都内のライター、長田杏奈さんに想いを聞いた。
 日本には加害を誘発しやすい 土壌があることがわかりました。自分の体のことは自分で決める権利があり”他人の体は同意なく触ってはいけない”と言う性的同意や”性差別はいけない”という大前提が、日本の社会では共有されてないと感じました。そんな時「レイプカルチャーピラミッド」と言う図があることを友人から聞いた。「下ネタ」や「性差別的な態度」」「求められていないボディータッチ」などの振る舞いに目をつぶることで、薬物混入やレイプなどの性暴力を助長し、正当化することになることを示したものです。

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JP:そう思えば、「下ネタ」が常識化していると、女性への態度が杜撰になることは想像できる。このステッカーはもっとオープンに公共の場でも表示するようにしたほうが良い。

b、地方議員ハラスメント被害1300件,デマ流される、お酌を強要・・・内閣府調査(1月15日付け)
 内閣府男女共同参画局は13日、全国の地方議員を対象にしたハラスメント被害に関する調査の結果を公表。 寄せられた事例のうち、有権者からのハラスメントが53%、他の議員からは46%。類型別ではパワーハラスメントが68%、セクシャルハラスメントが23%、マタニティーハラスメントが1.4%となった。他の議員からのハラスメントでは「公職選挙法違反や不倫といったデマを流された」「『次の選挙に出るやつはお酌して回れ』と言われた」。少子化対策や子育て支援について議論をしていると、『まずは子供を生んだら』とプレッシャーをかけられる」などの事例が寄せられた。 セクハラでは「酔った勢いで体を触り、周りも注意しない」「閉経しているか尋ねる」、マタハラでは「産休中に議会への出席を強要される」などの事例があった。有権者からのハラスメントでは「『当選したのは俺のおかげだから』と身体接触を求められる」「産休を取得したことにより仕事をしていない議員とデマを選挙中流された」などがあった。

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JP:国民から選ばれた選良である女性議員の多くが、このような体験をしているとは。もっと女性議員自身も積極的に発信をして行くべきであろう。確かに有権者からのこの種の行為は、票を失う恐れから、軽々しくは拒否できないという点はあると思うが、そこは悪風を先頭を切って正すというプライドを持って、対処してほしい。

c. オランダ「黄金の馬車」使用停止へ 「植民地時代の 過去共に受け入れる」(1月15日付け)
 国王が表明 :オランダのウィレム国王は13日、100年以上前から公式行事に使用してきた王室専用の「黄金の馬車」の利用を無期限に停止すると表明。馬車には、過去の植民地政策と奴隷制を象徴する装飾を施してあり、多くの市民や団体が10年以上前から使用中止を求めてきた。 問題となっていたのは、馬車の側面にある「植民地からの貢ぎ物」と題する絵。 ひざまづいた黒人がオランダを象徴する白人女性にささげものをする様子が描かれている。 米国での「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ)」運動の高まりを受け、オランダでも植民地や奴隷制に関する議論が活発化している。昨年7月には、アムステルダムのハルセマ市長が植民地時代の奴隷貿易について、市が積極的に加担したことを、オランダで初めて公式に謝罪した。

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JP:奴隷貿易は、16世紀に行われていた。これについて謝罪するという。日本で言えば江戸時代より前の時期になる。日本も韓国、中国への加害について真摯に向き合うべきだ。

d. 「痴漢から受験生守れ」市民と共産党が連携、駅で加害防ぐアナウンス、神奈川県警電車乗り込み警戒(1月15日付け)
「試験当日の朝は痴漢がはかどるって、まじ?」…受験生への性加害を促す投稿が、ネット上に溢れている。試験に遅刻できず、被害を訴えにくい日を狙う卑劣な性犯罪。15日から始まる大学入学共通テスト。根絶と対策を求める動きが広がっている。 性的事件で最多… 2019年の「犯罪白書」によると、痴漢事件数は性的事件の中で最多。警視庁の20年のデータで、東京都の痴漢の発生場所は「電車」「駅構内」が半分以上を占める 。兵庫県神戸市の吉田さんは、今年1月神戸市交通局や関西の鉄道各社に受験日の痴漢対策を申し入れた。 申し入れ後、阪神電鉄、市営地下鉄は「痴漢、盗撮は悪質な犯罪」など加害を防ぐアナウンスを流すと決めた。

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JP:受験生を狙うなんて・・・。受験生に長年接していて、この問題に気が付かなかった。該当する生徒たちも口にできなかったのだろう。その負担を乗り越えて受験を突破する女性はやはり強い。

d. シリーズ「スポーツと ジェンダーの今」 女子選手体重制限.科学的に体・心考えて辛仁夏さん(1月19日付け)
     女子スポーツでは過度な体重制限がきっかけとなり心身に不調を抱える選手が後をたたない。緻密な体重管理が求められるフィギアスケートを中心に取材を続けるフリージャーナリストの辛さんに実態を聞いた。17歳前後で変化・・ 一般的に女子選手は生理が始まってから2、3年後、17歳前後から体型が変わり、体重が増えやすくなる。そして体重が大きく増えると実際に競技力の低下につながる。そうした中で無理をして体重を減らそうとして、摂食障害や心に負担を抱える選手が出てきてしまう実態がある。栄養面強く意識・・ どのスポーツにおいても選手が安心安全に競技に打ち込める環境作りを追求してほしい。 指導者や競技団体も含めて科学的な観点から、競技者の体と心の健康を考えていくことが大事だと思う。 

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JP:17歳前後 から大きな変化をするというが、そこは男性にはわからないならないところであるが、とにかく大変である事は想像ができる。しかも、母性保護と言う観点からも深刻な問題になりなる可能性がある。大事なのは科学的な観点であろう。

d. 新議長にメツォラ氏:欧州議会20年ぶりの女性就任(1月20日付け)
  EU欧州議会は18日ストラスブールで開いた本会議で、議長としてマルタ出身のメツォラ議員を賛成多数で選出した。女性の議長就任は2002年に退任したフォンテーヌ議長以来、約20年ぶりで3人目となった 。メツォラ氏はマルタのEU代表部勤務等を経て13年に欧州議員となり、現在3期目。EU法等を専門とする弁護士でもある。フィンランド人の夫との間に4児をもうけている。 気候変動対策の具体化や加盟国の「法の支配」維持等難題が山積する中、EUの人口約4億5000万人を代表する 定員705人の巨大議会を取り仕切る重責を負う。

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JP:多くの難題を 抱えるEU 4億5000万人を代表する議会を取り仕切る。その重責を4人の子供を抱えながら果たすと言う、本当に大したものだと思う。1つにはフィンランド人の夫と結婚と言う、言うなれば国際結婚の経験が大きくものを言っているように見える。 さらに夫がフィンランド人であることも、影響しているかもしれない。 フィンランドの教育制度・社会制度が非常に自由でジェンダー平等など個人を大切にするものであると思っているから。今の日本でこのような外国人の夫を持ち4児を育てる妻が、このような重責を果たすとはなかなか想像できない。

e. 特派員日誌・・フィンランド、男女平等は人間の平等(1月21日付け)
「環境先進都市」とも呼ばれるフィンランド南西部トゥルクを訪れた際、印象深かったことがある。取材に応じてくれた責任者が全員女性だったことです。学生寮を運営する財団や気候チームの責任者はいずれも女性。脱石炭を目指すエネルギー会社の見学では「技術者として20年以上」の経験を持つエネル最高経営責任者が対応してくれた。「女性が第一線で活躍できる環境なのですね」と話しかけると市に務めるイリスさんは少し首をかしげました。「男女の差はあまり意識したことがありません。フィンランドでは誰もが平等に活躍するチャンスがあります」。日本で暮らすフィンランド人男性の友人にも同じことを聞くと、「女性だけじゃなく一人一人が自分らしく生きられない社会は、もったいない!」と一言。フィンランドでは「国が平等に選択肢を提供し、『失敗してもやり直せる』とメッセージを出すことが大切。家庭の貧富や性差に関係なく、同じ人間として社会の発展に貢献できるから」と付け加えた。

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JP: 「一人一人が自分らしく生きられない社会は、もったいない!」 全くその通りだ、その通りだ。資本主義には無駄が多いというが、物質的な面だけでなく、人間的な面でも、余計な劣等感で人を動かすということは、実に無駄が多いと思う。

f. 初の女性技術者活躍、パレスチナ ガザで太陽光発電 性別で縛る考えに立ち向かう(1月21日付け)
     パレスチナのガザ地区で太陽光発電の分野における初の女性技術者として活躍する若者がいる。彼女たちはこれまで男性中心だった職業で、困難に見舞われながらも道を開こうとしている(カイロ秋山豊)
  本誌の取材に応じたガダさんは、住宅や工場などに太陽光パネルを設置する会社に勤めている。約20から40キログラムのパネルを電動ドリルや溶接機を使って組み立てる。毎朝8時から午後7時まで働いている。差別の壁こえ…女性差別の壁「女がネジとドライバーを持って働けるのか」「男でさえ仕事がないときに、女が仕事につけるのか」。周囲から心ない言葉が浴びせられた。「自分がやりたいことがわかれば、自ら学び、訓練し、改善することで目標達成できるそのことを若い女性たちに示したい」 ガダさんは昨年この分野で初の女性技術者の1人となった。 ガダさんは「女性だけの成功、男性だけの成功と言うものはない。女性も男性も一緒に社会をつくっている。だからこそ、それぞれの能力を認め合う必要がある。多様性が社会を豊かにする」

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JP: 「男でさえ仕事がない時に女が仕事に就けるか」 と言う批判や罵声は確かに日本でも以前はあった。確かに社会全体が貧しい場合は悪意でなくてもこういうことが起こり得る。 しかし社会全体が豊かになるのを待っていると言うのも、今では通用しなくなってきたのではないか。そこに学ぶということが大切であるように思う。それぞれの能力を認め合うこと必要がある、それが社会を豊かにする。その通りだ。

g. チリ 次期政権女性閣僚6割 「フェミニズムの政府」体現(1月23日付け)
 チリのボリッジ次期大統領は21日、3月に発足する新政権の閣僚名簿を発表する式典を行った。 構成は、24人中14人が女性、7人が30代の若さ。女性比率は58.3%に達し、ボリッジ氏が公約してきた「フェミニズムの政府」を体現するものとなった。官房長官にはチリ共産党のパジェホ下院議員(33)、女性ジェンダー平等相には女性運動活動家のオレジャナ氏が起用された。

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JP: 閣僚の半数が女性とは驚きである。日本では、いつになったらこのようになるのであろうか。やはり時代・世界が変わりつつあるように思う。

h. 「われらに課税を」富豪102人 公開書簡. コロナ禍「公平でない」(1月23日付け)
 米英など9カ国の富豪100人以上が19日、政府代表や企業トップなどに対し、新型コロナウィルスのパンデミックの下で広がり続ける富の格差と不公平を解決するため、「今こそ我ら富裕層に課税せよ」と求める公開書簡を発表した。 米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー共同創業者の孫アビゲイ・ディズニー氏ら、米、独、英、デンマーク、ノルウェー、オーストリア、オランダ、イランの富豪102人が名を連ねている。

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JP:本当に各国政府は真面目に検討してほしい。途上国での貧困や気候危機が原因で、生まれても成長できない多くの子らがいるというのに。

I. 信教理由に閣外相更迭 英国、イスラム教徒の議員を(1月25日付け)
  英国の与党保守党のガニ下院議員が、2020年2月、イスラム教徒であることを理由に運輸閣外相を更迭されたと、23日付の英日曜紙サンデータイムズが明らかにした。ガニ氏は、同年6月にジョンソン首相にそのことを訴えたものの、まともに取り合ってもらえなかったと語った。ガニ氏の主張に対して、ナディム教育相がツィッターで「イスラム嫌悪など、いかなる形であれ人種差別が党内にあってはならない」と表明。ジャビド保健相も「これは非常に深刻な問題であり、しかるべき調査が必要だ」と述べた。

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JP:民主主義の先進国と思われるイギリスでも、このような差別が存在するとは。しかも内閣内で。民主主義は、やはり絶えず、前進することを志向していないと、崩れやすいものなのかも。

j. 伊藤詩織さん二審も勝訴、 東京高裁 元TBS支局長の性暴力認定(1月26日付け)
  ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が、山口元TBSワシントン支局長から性暴力を受けたとして、1100万円の損害補償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、東京高裁であった。高山裁判長は一審の東京地裁判決について「元支局長が伊藤さんの同意がないのに行為に及んだ」と認定。 治療関係費として2万円余りを増額した計約332万円の支払いを元支局長に命じた。判決は伊藤さんの供述について「ほぼ一貫して被害を受けたことを具体的に供述している」ことなどを指摘し「信用できる」と判断した。元支局長は安倍晋三元首相との距離の近さで知られた。伊藤さんは15年4月の事件後に元支局長を警視庁に告訴したが、元支局長は逮捕されなかった。 翌年、東京地検が元支局長を不起訴処分としている。

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JP:伊藤さんの頑張りに敬意を払います。これだけの権力が相手のバックに見える中で、よく頑張った。大変価値のあるたたかいであったと思う。

K. 伊藤詩織さんら会見. 二審での勝訴受け.:「声あげたことに後悔ない 」「♯MeToo運動」始まり、大きな変化(1月27日付け)
判決後に弁護団と会見した伊藤さんは「20代の後半と30代の全般はこの裁判と向き合う日々だった」と振り返っていた。「同じ年に『♯MeToo運動』が始まり、報道の流れも変わった。大きな変化だ」とかみしめた。刑法規定の見直し・・「日本で性暴力やレイプが認められるには、著しい暴行や脅迫があったことを被害者が証明する必要がある。世界では『不同意』での性交を罪とすることが基準になりつつあるのに、日本は変わっていない。だから自分のケースを民事裁判としてたたかってきた」 国際基準の性教育必要・・西広弁護士は「常識的な判断を裁判所がしたのも、性被害者に対する理解が浸透したからこそ。性教育をもっと普及してほしい」と語った。角田弁護士は「『自分の体が大事なように他人の体も大事。同意なしに他人の体に勝手に触れるのはいけないことだ』だと子供の時から教えることが大切」と強調。「日本も国際的な基準に合った性教育を」と訴えた。伊藤さんは、性的合意年齢が13歳と低いことを批判。性行為の同意やその結果を理解できないまま、妊娠する可能性があると危惧。「いくら子供たちを教育しても、法律を変える大人が学ばないといけない。」

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JP:私自身まだまだ学ばなければならないことが多い。また今の10代前半の女性は、学校の中で、男子と共にこのことを学ぶ必要がある。その点は日本は大変遅れていることが心配される。

l. グアテマラ:内戦下の生暴力断罪:準軍事組織メンバー禁錮30年(1月27日付け) 中米グアテマラの最高裁は24日、内戦中の1980年代に国軍の指揮下にあった準軍事組織メンバーが、先住民女性36人を長期拘束し、性的暴力を繰り返した事件で、実行犯5人に対し、人道に反する罪での禁錮30年の判決を言い渡した。 首都グアテマラ市の最高裁判所前では、正義の審判を求めるプラカードを掲げた被害者や支援者が裁判の行方を見守った。性暴力犯を断罪する判決が発表されると、長年戦い続けてきた被害者の勇気を称賛する声が上がり、歓喜の輪が広がった。

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JP:1980年代からと言えば、3、40年前の事件。これに対して正義の審判を求め続けていることには、その勇気に脱帽。こういうたたかいが、静かに歴史を動かして行くような気がする。

m. 5万年前から暮らしてきた:豪先住民、「侵略の日」に抗議(1月27日付け)
   英国からの植民者の艦船が18世紀にシドニー港に入った日として、豪州の祝日となっている「オーストラリアデー」の26日、先住民の人々が最大都市シドニーや首都キャンベラなど各地で抗議行動を行った。 アボリジニとトレス諸島民は先住民として5万年前から同地に暮らしてきた。英国人の到来は先住民にとっては「侵略の日」であり、当日の廃止を求めている。 またアボリジニの旗の著作権をめぐって・・ 1995年から同国の公式の旗となり、政府ビルにも掲揚されてきた。しかし2018年以降1部の企業が著作料を主張し、訴訟のリスクを懸念し旗の使用を控える状況が生まれていた。元五輪選手のペリス氏ら著名なアボリジニ系住民が「旗を解放せよ」と求める運動を展開していた。 政府は25日アボリジニの旗の著作権を買い取り、国民が自由に使えるようにした。

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JP: 米国の先住民に比べるとオーストラリアのアボリジニの人はかなり粘り強く戦いを続けているように見える。それににしても400年間の戦いであり、ほんとに粘り強い。

n. 女性記者が射殺される メキシコ (1月27日付け)
   メキシコ北西部ティファナで23日夜、車に乗っていた女性ジャーナリストが何者かに射殺された。女性は与党有力政治家が所有するメディア企業とトラブルを抱えており、2019年の記者会見でロペスオブラドール大統領に「命の危険を感じている。助けて欲しい」と直訴していた。メキシコはジャーナリストにとって最も危険な国の1つで、殺害されたのは今年3人目。

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JP:このようなニュースに接すると、本当にいう言葉を失う。言論には言論で意見をたたかわせる、これが社会の平和的発展に大きな貢献をする・・このことを信じて未来のために仕事を続けていたのであろうに。

o. 米最高裁判事 引退へ,バイデン氏「後任は黒人女性」:パキスタンは初の女性:男性中心の法体系、是正に尽力 (1月28日付け)
    多様性を重んじるバイデン大統領は引退する最高裁判事に代わって大統領選挙期間中の公約通り、黒人女性を後任に起用する方向。
  パキスタンでは24日、同国初の女性最高裁判事としてマリク判事が就任宣誓を行った。10年間、東部ラホールの高裁判事を務めてきた。この間、男性中心の法体系の是正に尽力してきたことで知られ、昨年は、レイプや暴行の被害にあった女性に対する「処女性検査」を違法とする判決を出した。 弁護士で女性の権利推進の活動するだダート氏は「巨大な一歩だ。パキスタン司法にとって歴史的だ」と海外メディアに語った。

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JP:パキスタンと言えば、イスラムの影響が強く、アフガンのタリバンのように女子教育不要論のような社会と思っっているが、そこでも徐々に変化しているということか。これに比して我が日本では最高裁判事には女性がいるのか?

n. メキシコ「真実殺すな」相次ぐ記者殺害 全国で抗議行動 (1月28日付け)
 報道機関への暴力や暗殺が深刻化しているメキシコで25日、「ジャーナリズムが危険だ」とのスローガンを掲げた全国一斉の抗議行動が実施された。47都市で行われたデモや集会には、多数の記者や市民が参加し、地元メディアは、報道の自由や記者の安全を求める行動としては「近年最大規模」となったと報じた。 首都メキシコ市では内務省前に数百人の記者らが集まり、「真実を殺すな」と唱和し、ジャーナリスト殺害に抗議。連邦政府に対し、記者暗殺の真相究明、犯人の処罰、記者らを保護する対策の強化を要求した。 記者団体によると、2000年以降、メキシコ国内で仕事上のトラブルが要因で暗殺されたとみなされるジャーナリストは148人。そのうち95%は処罰されないままとなっているという。

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JP:メキシコがこれほどひどいことになっているとは想像していなかった。やはり、麻薬組織の活動も活発な国なので、これらの組織を使ったものが多いのではないかと想像する。日本でも、暴力団などの組織を減らす努力をしないと、この種の真実を非合法な力で抹殺することに悪用される。

o. ホンジュラス. 少女への暴力ない国に 初の女性大統領就任 (1月29日付け).  
   ホンジュラスで27日、昨年11月の大統領選で勝利したカストロ氏(62)の就任式が行われた。同国初の女性大統領となったカストロ氏は演説で12年間の右派・国民党政権下で経済的・政治的危機に陥った国家の再建、女性の権利向上や弱者支援の政治を進める決意を表明した。 就任演説の冒頭でカストロ氏は「少女たちが暴力のない国で暮らせるよう、女性への暴力は許さない」「女性のみなさん。あなた達の為にも私は失敗しない。権利を守っていく」と声を張り上げると会場の女性参列者から大きな歓声が上がった。カストロ氏は即時実行する政策として△極貧世帯の電気料金無料化△高齢者・先住民・LG BTなどの弱い立場の人々への支援などを列挙した。

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Jp:記事には、同国で、どの程度少女への犯罪が起こっているのか書かれてていないが、この演説とその反応から察するに、かなりの頻度でその種の犯罪が起こっているのであろう。

p. 21年度医学部入試 男女の合格率逆転:文部省公表後初めて (1月30日付け)        
   2021年度の医学部入試で、女性の合格率が男性を上回った。文部科学省が調査公表した13年度以降初めて。18年に、医学部で女性受験者等に不利な合否判定をしたことが発覚。市民らが再発防止を求めたことで、文部省は男女別合格率の公表に踏み切った。 文科省によると、21年度の全国81大学の医学部入試では、女性の合格率(合格者数÷受験者)は13.60%で、男性13.51%上回った。保団連によると男性の合格率が女性より高い医学部は、20年度までは全体の約7割だったのに対し21年度は5割以下に激減した。合格率が逆転したことについては「男女別合格率の公表が、影響していると考えられる」と指摘。「女性差別のない公正な入学試験の実施を全医学部・医科大学に求める」と声明。また、受験科目ごとの男女別試験等の成績等も公表を求めている。また、男女ともに人間らしく働ける医療現場の実現のため医師数の増員の人向け取り組むとしている。

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JP:”男性に水増し”などということが平然と行われていたとは。最も我が出身高校では、なぜか男女別に合格者数が決められていた。当時は何も疑念を抱かなかったが、今思えば、少ない定数の女性は、悔しく思っていただろう。これが是正されたのが2、3年前のこと。その点も忸怩たる思いがあるが。我が勤務校では男女別定数枠は無かった。

☆北後志の今

 手違いで原版を失ってしまったため、記入なしとさせていただきます。


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