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ラシュマナイで深呼吸(11)

          2022年2月12日記

⎈御礼 
 今まで「ラシュマナイで深呼吸」にスキされた【オクタン】らくさん  現役_病院勤務のリハビリ先生!!hikigengakuさん自分の人生を生きる【ライフコーチ】SadaMasa Uekiさん ちーたさん さっとん / 理学療法士 / リハビリエッセイさん Nocchi(のっち)さん たこせん🐙さん hikigengakuさん に一言。
 お返しのメッセージなどを送信したいのですが、方法がよくわからず、失礼しております。高齢のせいか、この種のコミュニケーションについて、何か良くないことがついてまわると言うことを新聞・テレビで聞いたりすると、手を出すのが億劫になると言うことなのでしょうか。失礼ながらとりあえず、まとめて一言。
「ラシュマナイで深呼吸」に目を通していただき、驚いています。気持ち的には、
昔の小樽や高校の場で触れ合ったことのあった人々への、お礼も兼ねた現況報告のようなつもりで書いています。また、早く現在に近いニュースについて書きたいのですが、一つは「気候危機」のようにCOP26の時期と重なって記事が特別多かったことで、先へ進めなかったこと。も一つはこれも気候危機の影響でしょうか、例年以上に降雪が多くて、家の周りの除雪に時間と精力を取られていることも重なりました。除雪は夫婦2馬力で、近所と比較すれば恵まれていますが、2日に1度は二人合わせて4時間ほど必要になります。準備運動と整理体操も10分は必要で、毎回のように汗をかきますので下着を代えます。当然洗濯はほぼ毎日必要です。
 なお1月31日付け以前の「スキ」のメールが探せないので、お許しを。

 ⌘ スポーツの発展 ⌘ (2021年12月分)  
a. 力を使わない柔道・宮島泰子(12月5日付け)*「赤旗日曜版」
 神奈川県平塚市にある濱名道場では、障がいのある人に柔道を教えている。「力を使わない嘉納治五郎が提唱した昔の柔道を教えている」。こうした優しい柔道ならやってみたいと、最近では健常者の女子大生にも人気が出ているとのこと。知的障がいのある人たちのスペシャルオリンピックスでは、各国は国旗の掲揚を禁止されている。一人一人がスポーツを楽しんで成長できたかが披露され、その満足感が重視されるから。

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JP:このような柔道を見たことも聞いたこともないので、何も言えないが、私が高校生の頃(1956・7年ごろ)都立西高の先輩に卓球選手で有名であった荻原選手がいて、1度、体育館で模範試合を実演してくれた。当時はペンホルダーが主流で、卓球台から遠く離れてラリーを打ち合うのを見て、「さすがだ」と感じたことはよく覚えている。その後に、どこかで聞いたのだが、卓球の国際大会では国旗掲揚はしないとのこと。私も今でもオリンピックなどでは国旗掲揚は不要だと考えている。結局国旗は、派遣費用などのお金の出所(主として政治権力者)が国旗を要求するからなのだろうと思う。さらに今年の東京オリンピック時に見られた、放映権確保のため、IOCの金稼ぎのためと言うものが明白になると、なおさら国旗はいらないと思う。テニスの国際大会でスポンサーの看板がプレイヤーから邪魔だと指摘されたと言う。団体種目であっても、あくまで個人が根本にあるのがスポーツである。そこが曖昧になると何のためのスポーツか曖昧になり、選手は自分の全部を発揮できなくなる。

b. ⚾︎変わる高校野球(上) 神奈川県市ヶ尾高校 米国流」「球数制限」導入(12月8日付け)監督は投球後の回復期間が必要だと感じて、アメリカで使われているピッチスマートと言う目安を知り・・。投手陣が成長。指導者が学ぶ・・指導者向け講習会でこれを知り、その後も情報交換し、新しい理論や情報を学び取り入れるものを選んでいる。エースが完全燃焼したところで、他の選手が不完全燃焼ですよね。また、限られた時間をどう使うかも勉強中。限られているからこそ何事も根拠があることをやらないと。」と語る。

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JP:私がテニス部の顧問の時は、ここに出ている監督にくらべると、研究はほとんどしてきていない。ほぼ自分の経験をもとの指導であった。公式テニスの場合は、かなり初心者に向けての指導方法はしっかり出来ているように見える。ことによると、スポーツの歴史の長さの問題で、公式テニスがブームになり、テニススクールが多く作られ、今はコーチ業で生活できる。それなりに研修は行われ、特に諸外国から学ぶものは多いに違いない。一方ソフトテニスは、日本中心で、コーチ業は成り立っていない。そのため理論的探求は未熟であるようだ。特に「国内のスポーツ団体の中心が封建的」と言う私の先入観が強いままであったため、研修には消極的であった。大谷選手の活躍の背景はやはり科学的なトレーニングがあり、練習方法も絶えず研究しているように見える。今日「モーニングショー」でジャンプの船木元選手が「ジャンプで空中にいる時、口を開けることによって首筋を張り空気を多くうけ遠くへ飛べるフォームを作る。腕を少し動かすとスキー板が反応する。これで瞬時にフォームを修正する。いずれも空中を移動中の流体の科学的実験を元に行なっているとのこと。あの、たった2、3秒間の中に多くの科学の成果が取り込まれていることに驚く。まさにスポーツは科学だ。

c. ⚾︎変わる高校野球(中)成功体験が選手伸ばす 大阪・独自リーグ戦(12月12日付け)大阪の独自リーグ戦投手の1試合の球数制限。1日2試合消化する場合は、ベンチ入りした選手全員を一定イニング以上出場させなければいけない。バットは木製か低反発バット。投手は直球中心で肘に負担が軽いカーブとチェンジアップが推奨される。バットの規制は、選手にとっては体全体を使ったスイングになるのでいい当たりが出るようになった。野球の発展を考えると大学野球やプロを目指さない子供でも、自分で考えて上手くなって引退してほしい」と花園高校監督。学校から早く帰れたら野球以外のこともやれる。高校生なんだからそう言うものも大事です」と花園高校顧問。

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JP:これらを読んでみると、私が中学・高校・大学時代、ソフトテニスをやってきたそのままであった。これらの野球部と違うところは、練習時に監督もコーチもいなかったこと。時間管理は全て自分たちで。と言ってもコートが多ければ、自分たちペアーだけで適当にやっていけた。大学では部員も2、30人と多く、コート数は制限されていたので、練習の時間についてはキャプテンが仕切っていた。自分なりに失敗に学んで向上してきた。私が恵まれたのは、高校時代は高3時の筋トレ(後衛のA君が主導だが、彼はどこで学んだのだろうか?)がうまく実ったこと。大学では、ラリーが安定していた後衛が前衛練習をうまくやってくれて私の前衛としての技術が向上したこと。あとは、モデルになる選手に恵まれたこと。高校では1年先輩のペアー。浪人中にも関わらず高校に来て我々の相手をしてくれた。大学では、春秋2回行われる、6大学リーグ戦。団体戦としての勝負は初めからわかっている(常に最下位)ので、思い切って格上のチームにぶつかっていけた。また、うまい選手のフォームを盗むチャンスでもあった。
 話が私の経験に向かってしまったが、野球は、非常に複雑な要素の多いスポーツでとても自分一人で上達することはできない。そのためには多くの指導者が必要であろう。さらに、身体についての科学的な研究が必要になるだろう。アメリカのプロ野球では全ての投手のボールの動画が見直すこともでき、全ての選手の動きも動画で分析できるようになっている。さらにピッチャーのボールの回転、スピードなども動画で見直すこともできる。そうなれば科学的であることが可能になる。

d. ⚾︎変わる高校野球(下)研究・発表を通じて強豪に 鳥取・米子東高校(12月10日付け)米子東高校では授業に「課題探求応用」と言う授業があり、野球部2年生が野球に関するテーマを扱っている。今年の第8回日本野球科学研究会で「腰椎分離症の治療期間中に適切なトレーニングをすることでパフォーマンスの向上は可能か」をテーマを研究し発表。医師や作業療法士の助言をもとにトレーニングをし、可働範囲や筋力などの変化を記録。4ヶ月の治療の後、復帰し球速も向上。県内有数の進学校で、平日は練習は2時間半も取れない。それでも19年には23年ぶりに春の選抜へ。同年夏に甲子園へ。21年夏も全勝で甲子園へ。選手の一人は「目標と課題を明確にし、それに向けて有効なアプローチをすることを学べた」監督は「研究を通じて科学的な考え方を身につけ野球も強くなった。それによって選手に自信が生まれた。地方でも、公立校でも、進学校でも強くなれるんだと。レベルの高い大学で野球を続ける選手やプロを目指す選手の数が増えています」と。

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JP:これは驚いた。高校生自身が科学的に研究し、実践し自信を強めていくとは。そういえば、先日この高校が甲子園に出場しているのを見た。私の高校でのテニスの指導はこれが弱かった。潮陵高校では、私の指摘してことを自分流に解釈し繰り返し実践していく、という過程がうまく進んだ場合は強くなったように思う。昭和40年台の部員たちは賢かったと言える。自分なりに私が指摘したことを理解し自分流に練習に活かしていたように思う。小樽の地盤沈下が原因か。自分流にアレンジする・できる生徒がいなくなっていく。指導者としては、生徒のせいにしているだけでは失格だが、それを乗り越えることができなかったという反省。

e. 太平洋戦争で戦死した澤村投手ら76人の碑の前に花束がひっそり供えられていた(12月9日付け)多くの犠牲の上に造られた平和憲法。9条改定に首相は前のめり。再び若者がスポーツを奪われ戦場に送られるような国にしてはならない・・

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JP:スポーツで身体を鍛えるのは、人を殺戮するためではない。国内国外を問わず同じ人間であるライバルたちがいるから、上を目指すために努力をするのだ。同じルールの下で争うから、ライバルを讃えられるのだ。同じ争いでも戦争とは違う。花をたむけてくれる人がいたことに心が安らぐ。

f. 巨人が女子チーム創設準備を進めると発表。西部、阪神に続いて3球団目(12月10日付け)今夏初めて全国高校女子硬式野球選手権も開かれて、その優勝投手も一期生に。プロ野球球団も経験を活かして女子野球発展に貢献してほしい。

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JP:先日、余市町の公式野球テームに女子が入って練習しているので驚いたが、すでに全国的なレベルのことになっているのに驚く。野球は確かに面白いスポーツだから、女性もやる気になるのだろうか。最もソフトボールは、はるか以前から女性が中心だったが。

g.  サッカーJリーグのフェアプレー賞で受賞クラブが多かった(11月11日付け)
 個人賞の川崎DFの山根選手は「『ファウルをしないで奪う、だけど激しくいく』が僕のテーマ」と話す。常にフェアーな姿勢を忘れず、魅力ある選手やチームがさらに増えることを願う。

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JP:フェアープレーの受賞が増えた、と言うことはアンフェアーが減ったということ。確かにファウルが続いてゲームの流れが止まってばかりいると、興味が削がれていく。一方で選手にとっては、休んでいる時間が減ると言うことで持続力が要求されることにもなるが、ゲームが早く終わると言うことでもある。観客としてはファウルがない方が良い。

h. サッカーいわきFCがアマチュアで優勝しJ3リーグへ参入(12月14日付け)
 震災復興への貢献を目指し設立。地域の子どもが遊びながら体力をつける教室や市民向け健康講座を開くなど、スポーツを通じて住民と地域を元気にしたいと活動している。大倉社長は「一番大事なのは人づくりまちづくりと言うビジョン」と強調。

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JP:地域が衰退している北後志。スポーツ関係組織が地域づくりを目指しているかというと、明確なものは見えない。検索すると小樽市に2団体、余市町に1団体
仁木町に一つ。目にする機会の多い余市町では、子どもむけにサッカーとバドミントン、高齢者向にスポーツ吹き矢が行われている。小樽市の1団体と、余市町のものは残念ながらTotoの支援を受けていると「公言」(PCでも表示され)している。かつてはこのようなことが必要でなく、自発的に(自律的に、経済的にも自立的に)スポーツ団体が活動していたように感じるが、今は多分それらを支える若い人が、故郷を離れて生活する以外に生活を維持できない状態が背景にあり、競技者団体の人的要素が不足しており、それゆえ財政的にも自立が不可能になっている。また、以前は地元の小中高校などの教師が中心をなしていた例が多かったように見えたが、最近は、率直な感じで言えば、地域のことより「学校」のことをやれ、とにかく勤務時間中は学校を離れるな、という形式だけを重んじる学校、教育行政の姿勢。同時に、車で通勤する教師が多くなり、学校の近辺に住まなくなる、さらに学校教育の質にも影響することだが、子どもの親たちとの接触が少なくなる、部活で接する生徒たちの家庭も含めた実像が理解しにくくなる、また、私の経験にあるのは、高校が大学区制になって、近くの高校(の教師)と中学(の教師)が疎遠になって、部活の指導の継続が難しくなったこともあったと言える。

i. 陸上の寺田明日香選手が育成、子ども向けイベント事業などを行う会社を設立(12月16日付け)7歳の娘を持つ。「女性アスリートのキャリア形成という社会問題にも向き合いその道標になっていきたい」とコメント。

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JP:サッカーとかの団体スポーツならば、同志的仲間が見つけやすいだろうと予測できるが、陸上競技100m障害は一人で行うものにもかかわらず、会社設立とは
驚く。出産後のオリンピック出場という経験が決断を後押ししたように見えるが。
ともかく、トライすることはすごい、素晴らしいことだと思う。

j. シリーズ五輪はどこへ❖ 本間龍さん 報道が異例の大会支援(12月17日付け)「3度目の敗戦に匹敵する惨事」と捉えている。二つの検証が必要。❶3兆円に迫る税金が投入された。支出の詳細を明らかにすべき。❷招致時の賄賂、膨れ上がる開催費、酷暑下での開催などの問題があったが、これに対するメディアの批判が弱かった。全国紙5紙が全てスポンサーになったことが原因で批判が弱まった。IOCの強権的姿勢も明らかに。「人間の尊厳の保持」をうたった五輪憲章を体現するとは思えない。多額な税金を使うイヴェントとはまず距離をおくことが重要。

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JP:本当にマスメディアの姿勢には、情けなく思った。指摘通り莫大な国税を使っているのだから、領収書を見せよ、は当然の要求だ。IOCにも失望した。これでオリンピックは見る気がなくなった。元々、私は1位の選手やチームの所属する国旗を掲揚し、国歌を流すということに違和感を持っていた。たとえば国家から何も支援を受けずに1位となった選手にとっては、それは不必要だ。かつて世界卓球大会で国旗・国歌は不要であったと聞く。それでも、いや、国旗・国歌がある以上に拍手は鳴り響くのではないか。そのためのオリンピックであったのだから。

k. ❖シリーズ五輪はどこへ❖佐伯利詞雄さん  スポーツ界の自立必要(12月18日付け) さまざまな言説によって美化された五輪というものに対する偽善性、虚飾などが次々と剥ぎ取られていった。大会の理念軽視・・スポーツの祭典と言うビジョンと現実のギャップを多くに人が感じたと思う。東京大会はスポーツ界でなく政権にとっての利害が主導権を持ってしまった。次に優先されたのがスポンサー企業つまり経済の都合だ。五輪がテレビで放映されスポーツが広告宣伝に使われることでお金を得る恩恵に預かってきたが、それは果たして本当にいい未来に向かっていたのか。国際競技はすごくコストがかかるようになって、どうしてもスポンサーと政府に泣きつくしかない。それで逆に支配されてしまう。結局東京五輪はお金をどう集めて、どう配分するかと言うことで仕切られた。IOCもコントロールできなくなっている。原点に立ち返る・・スポーツが主導する大会に戻すためには自立することが必要。人気におもねるメディア便りを卒業して、市民社会に土台を持つようスポーツを国民生活と結びつけなければいけない。多くのファンをどう組織化して、自立したスポーツの後援者になってもらうか、そう言った議論発展させる必要あり。アスリートが結束して力を持つことも大切。中国のテニス選手の問題も本来は選手団体が声明を出すべき。今はアスリートはバラバラで、協会、連盟、大会主催者との契約関係でしか動いていないから非常に立場が弱い。大坂なおみさんの件も負けてもインタビューに応じなさいと言う契約書を大会側に作られこれにサインしないと出場させないと言う形になっていた。プレーに条件をつけるのはいいのですが。こんなところまで決められるような関係にある。こういう問題を選手個人が交渉するのは大変だから、アスリートが団結する必要がある。成熟したアスリートはもはや無言ではないはず。

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JP:考えさせらる点が多い。個人的には、「アマこそ本物のスポーツマン」と言う意識が残っている。プロのスポーツマンとはどう言うものか?と問われると答えが出てこない。一方で画家、俳優、詩人など芸術家と言われる人は、確かにプロである。アマではない。スポーツが芸術などと並んで文化の一部であると言う考えがある。確かに画家もコンテストがあり、時には順位がつく。それは当たり前と感じている。それならばプロスポーツはプロでも良いのでは?と言われると反論が難しい。プロスポーツが日本にはプロ野球ぐらいしかなかった時代に生まれ育った世代だから、判断できないのは仕方がないのかも。我々の頭に残り続けているアマを理想とする発想はどこから生まれたのか。日本だけしかないものなのか。

l. ❖シリーズ五輪はどこへ❖和食昭夫さん 価値を自らおとしめた(12月22日付け)やはり中止すべきだった。交流はできず・・五輪憲章は五輪運動を「人間の尊厳を守り平和な社会の実現を目指すもので、あらゆる差別をなくす社会的・文化的な運動」としている。無観客であれば、世界の人々が集まり友情を深め、平和を喜び合う交流はできまない。肝心な部分を欠いた大会は普通の競技大会に過ぎず、多額の公費を投入する意義はない。その意味で東京大会は歴史的に積み上げてきた五輪の価値を自ら貶める大会となった。共有する努力・・五輪憲章の掲げる理想と理念は否定すべきではない。強行したのはIOC の収入の9割をテレビ放映権と巨大企業のスポンサー料に依存していることが最大の原因。陸上の新谷仁美選手が「選手のただやりたいと言うのはわがまま。国民の皆様と一緒の気持ちになって初めて成立するもの」と述べた。五輪のあり方やジェンダー平等、人種差別などの問題で選手たちが自由に発言できる必要がある。トヨタが五輪用テレビCMを中止する事態も。やはり人の不幸の上に行われるオリンピックは成り立たない。五輪憲章の実現に向けたスポーツの市民運動の力が試される時だと考える。

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JP:今も冬季オリンピックが行われている。TV放送を見ていると、やはり観客がほとんどいない会場は虚しい。日本選手の入賞を見込まれる種目は、アナワンサーの大声だけが目立つ。うるさいと感じる。感動は、観ていて自分で感じたい。アナウンサーや解説が先取りするなよ、と思う。東京オリンピックもマラソンなど一部を除いてTV放送を見ていない。観客つまり市民・国民の感動が五輪の最大のポイントだから。「五輪はやめた方が良い」と言う気持ちになっていたが、この記事を読んで考えを少し変えた。(もっと私が若ければ、10年20年先の五輪を期待する気にもなるのだが)

m. 選手を犠牲に金もうけ. サッカーW杯隔年開催の狙い(12月22日付け)
   4年に1度のW杯を隔年開催にするというFIFAの方針。欧州、南米各連盟から「W杯の価値や伝統が失われる」「選手の負担が計り知れない」と批判が上がっている。プロサッカー選手会は選手265人を調査。「選手の怪我のリスクが高まっている」と指摘。収益は欧州サッカー連盟の半分。サッカージャーナリストの大住良之氏は「FIFAは結局お金儲けと欧州サッカー連盟から主導権を取ることしか考えていない。そのために選手が犠牲になってしまう」と指摘。商業主義に蝕まれ競技の発展方向を見失っているFIFA批判が必要。

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JP:サッカー界はかなり民主的と感じていたが、ここにも商業主義が現れてきたとは。選手会の発言権がまだ強く感じない日本プロサッカー会の動向も心配だ。J1については、他のスポーツ団体に比べてかなり地域に密着しているように見える。ただ、W杯の開催などについての発言権はどれだけあるかは、私にはわからないのだが。

n. ❖シリーズ五輪はどこへ❖長井健治さん 市民視点からの検証必要(12月24日付け)東京五輪についてスポーツ愛好者は非常に複雑な思いを抱いている。「メダルを取って感動した」「やってよかった」と言う人がいる一方で「東京五輪には反対」と言うも。「やってよかった」と言う人でも「やってよかったのか?」と言う疑問は持っていた。新日本スポーツ連盟はコロナで公共施設は使えず、大会・行事
はほとんど中止。組織的にも財政的にも大変な困難に。この時期に五輪が行われなければ感染拡大が抑えられ活動再開がもっと早まっていたかもしれない、と言う思いも。一方で医療が受けられず亡くなっていく人も相次いだのに、一大イベントを続け、その結果、スポーツが悪者のように見られるていくのは残念だった。五輪の会場となったため日常活動ができなくなったり、五輪会場になった新しい施設は本当に市民スポーツにどのように開放されるか不明。市民スポーツへの恩恵ほとんどない。今後、五輪の成功のためにはトップ選手だけでなく、地域で活動する団体や愛好者が一緒に関わり、スポーツ振興につなげる視点が欠かせない。市民スポーツの立場から五輪のあり方や改革方向を検証することが大切。研究者の中には五輪不要論がかなり出ていると言う。より良くするために草の根から働きかけていくことが愛好者団体の務めと思う。

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JP:私自身も、五輪不要論に心が傾いていた。私が日常接触しているただ一つの地域のソフトテニス協会だけを考えれば、今回の五輪開催をめぐる動きは、理解できない。もっとも、どのようにして諸決定がなされるか?については予備知識はゼロに近かった。国民・市民のどのような人が諸決定に関わっているのか。スポーツ団体としてのソフトテニス協会内部の運営は、オープンで、会計も年度ごとに決算報告がなされる。また外部・上部団体との関係はなし。高校のソフトテニス部は大会参加の際に生徒が支払う参加料の中に、高校の部としての登録料的なものは含まれていたように思う。以前は小樽軟式庭球協会に年度当初に団体加盟料を支払っていたのだが、いつの間にか無くなった。多分、全国的に地域のテニス協会が活動できなくなった影響であろう。
 このような私の体験から考えてみると、地域のスポーツ団体の集合体としての協会が、一部の都市部でのみ活動を続けていたと言うのが実態であろう。こう考えてみると地域で活動する団体そのものが、有名無実となっている。そうなれば、改革のための地域住民からの意見などは、残念ながら期待できないと言うのが実態であろう。しかし、一方ではスポーツを楽しみたいと言う市民は多数いると思われる。金、ひま、施設の面での改善と並行する課題なのであろう。人生100年時代とか政府が言っているが、これが拡充されなければ、寝たきりが多数を占める人生100年となるのではないか。

o. 東京五輪に1兆4530億円 組織委発表 招致段階試算の2倍(12月24日付け)
このうち8187億円を東京都と国が負担。組織委がスポンサー料などで6343億円負担。

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JP:この種のお金の動きについては、コメントはできない。ただコロナ対策費は全て国と都が負担と言うことは、おかしいのではないのか。「コロナだから中止する」という権限が都や国にあったのであれば、それなりにわかるが、その辺りは経過を見ている限り、極めて曖昧であった。もう一つ目に見えない問題として、新国立競技場など五輪開催のために整備した施設の維持費が莫大と言う。それが誰がどのように負担するのか。もし利用者の負担増という結果になれば、スポーツを国民に広く普及する点ではマイナスの結果を生む。ますます、スポーツ離れが進むのではないか。

p. 多様化スノースポーツ 登山と同じ技術・知識必要 浦添嘉徳さん(12月25日付け)近年はスキーヤーやボーダーがスキー場の管理地外を滑走して遭難するケースが増えていることが特徴。転倒や立木への衝突、悪天候などで現在地が分からなくなって救助を求める例が多い。スノースポーツは、山岳地帯を滑るスキーやスノーボード新雪の上を手軽に歩けるスノーシュー、アイスクライミングなど多様化している。いずれも冬山登山と同様な知識・技能・装備が必要。気候変動が進む中で山の天気は予測しずらくなっている。経験豊富なリーダーと事故に対応できるパーティーで冬山を楽しんでいただきたい。

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JP:私自身は冬山というものは経験がない。スキーもコース外を滑ることはしない。スノーシューも2度ほど体験したが、山奥ではなかった。そうするうちに、既にいずれも無理で危険という身体になったことで縁を切った。山登りとスキーの装具・道具だけが納戸で幅を利かせている。今思うともっと若い時にもう少しやっておけば良かったという反省も。

q. 正木照夫の鉄人の目 伝統の重み考えるとき 全日本柔道を振り返る(12月28日付け)

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JP:私はあまり柔道そのものは、好きではない。テレビ観戦でしか接していないがテレビは主として国際大会で、「有効」とかいうポイントが決め手になるようなものばかり見ていたせいか、動きがなく面白いとは思わなかった。この記事を読んで、国際ルール以外のルールで戦う大会があること、さらに以前はもっと違った勝敗の決め方もあったということを知った。五輪や世界選手権に向けた強化には熱心だが、この大会のようなものの価値も見ておくべきという点は考えさせられた。私の長い間慣れ親しんできたソフトテニス(旧軟式庭球)は、どこか柔道の精神「柔よく剛を制す」に似ている。体力的に劣っていても、風など気候条件をうまく味方にすることで勝つこともあるという。確かに国際化するには、不向きな点があるかも知れないが、地道に気長に普及活動を続ければ、世界に広がる可能性はある。ただし、プロ化の道は難しそうだ。

q. オリックス山崎選手脳腫瘍を患う人たちを支援する寄付を行うと明かした(12月30日付け)中学時代脳腫瘍が見つかり手術をした経験がある。寄付するだけでなく発言することで病気への理解を広げたい意図がある。

赤旗2021・12・30sd

JP:私ならば、この病気を告げられたら、絶望しかないだろう。確かに医学の進歩は早くなっているのだろうが。本当に、苦しんでいる患者に勇気を与えることになる。

⎈北後志の今
    先日、町内会館で、小樽市主催市の函館本線山線部分(長万部ー倶知安ー小樽)を一部バスで代替えする(小樽〜余市間だけ残し他の部分はバス)ことについて、「住民の意見を聞きたい」と言う趣旨の集まりがあった。その場で、私は、やはり過去と現在を比較していた。小樽市は人口が1960年代の20万人から、今は11万人へ減少。他の後志各町村はもっと減少率は大きい。山線廃止は、赤字だからが唯一の理由。また新幹線ができるからと言う理由も。しかし新幹線の駅は後志で2つ(小樽と倶知安)。後志は、広さで言えば、本州の福井県や石川県と同じ。富山、石川、福井、鳥取、島根各県には新幹線やそれ以外の鉄道が複数あり駅も多く現存している。結果的には、庶民が日常的に利用できる鉄道は無くなると言うこと。50年前は今の数倍の人口であった。それが、悪いことをした訳でもないのに。
 公共交通機関が奪われる。JRを分離せず(国鉄分割民営化せず)にいたら、東日本、東海地域は黒字。その金を北海道に回せば良いのだ。しかし、今は、その金を不要と思えるリニアにつぎ込んでいる。その金をこちらに回せというのが住民の声だ。
  赤字というが、JR北海道は分割当初から赤字であったとのこと。それでも当初は「決して1箇所も廃線にすることはありません」と大見得を切っていた。我々住民も長期的な展望を持って対策を立て地道に努力をすべきであったと言う反省はあるのですが。
 先日の説明会で一人の住民が「小樽運河存続問題の時に当時の市当局は、運河はもうけの邪魔になると埋立に賛成し、のちに市民の声に押されて、半分の残した。残したことで今の小樽の観光が成り立っている。山線の廃止も後世、残せば良かったということになりかねない。周辺の町村は廃線に同意(赤字が原因)しているが、せめて、矜持を持って配線に反対という声を上げるべきではないか」と発言したが、せめて発言ぐらいはして良いのではないか。赤字だけが理由なのだから。

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          ニセコエクスプレス(キハ183‐5001号)

 1988年、JR北海道苗穂工場にて約50年ぶりに内部新規製造される。鋼体は室蘭の製鉄所で生産されており、 「道産子車両」である。函館本線山線の急こう配、急曲線という特性にあわせて新機軸を盛り込んで製造される。これは山線の歴史上、同区間向けに初めて新規に製造された車両ともいえる。デザイン的にも高い評価を得た。冬はニセコエリアと新千歳空港を結び、それ以外の時期は全道各地で用いられる。一時期、ファイターズ号としても活躍。2017年、老朽化により廃車。
2019年、クラウドファンディングが実施されて車両購入費や移送費用が寄せられて保存が実現することになる。2020年夏、塗装や修繕をしたうえで、ニセコ町に里帰りを果たす。(ニセコ町ホームページより)












 







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