見出し画像

2019.10.18 沈んだ地元

10月12日(土)に到来した台風19号の猛威は凄まじいものであった。

地元の茨城を離れて八王子に住んでいる僕は高尾〜大月間の中央線が土砂崩れで運休になってることぐらいしか知らなかった。実際自分が住んでいる寮の周りは翌日なんともなかったため、強い雨が降った程度の認識だった。

家族の安否を確認するため、普段開かないLINEのグループを開いた。マジで開かないのでLINEの通知が1000件を超えることはザラ。

家族のLINEにはいくつか写真が載っていた。

パンダコパンダか?

僕は小さい頃、あらいぐまラスカルとかパンダコパンダとかそういうアニメが好きだった。パンダコパンダには洪水になって、サーカスから子供のトラが脱走してしまうエピソードがあるのだが、洪水の映像描写がとても綺麗で、その上をボートで移動するという夢のようなアニメだった。
それを見ていた幼稚園児の僕は、いつか自分の街が洪水にならないものかと思っていた。

実際こんなことになるとは思いもしなかった。自宅は高台にあるので浸水はしなかったが、上の写真付近は高校の通学路で、僕は毎日バスに乗って通っていた場所だ。茨城の心臓部である水戸と僕が生まれ育った城里をつなぐ道は寸断されてしまった。

フライングガーデンというレストランチェーンがこのど真ん中にあり、その店でよく爆弾ハンバーグを食べていたが、それも沈んでしまった。この間岩手に行った時に使った新しくできたICも沈んだ。

復旧にはどれくらいかかるだろうか。これから冬になって日照時間も短くなっていく。干上がるにも時間がかかるし、干上がってもその中にある田畑は使い物になるだろうか。道路も掃除をしないと車線がわからないだろう。

今度帰るときには元通りになるだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?