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ドット絵でゲームを作れるゲームエディターの話

この記事はドット絵 Advent Calender 7日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/3094

こんにちは、もしくはこんばんは。零細ドッターのsiba.です。今回はドット絵でゲームを作る環境(ゲームエディター・ゲームエンジン)のお話をさせていただきます。

とりあえず、今回は私が使用した経験のあるMultiMediaFusion2(現在はバージョンアップしてインディゲームクリエイター)とGameMaker:Studio(現在はバージョンアップしてGameMaker:Studio2)とUnity、そして使用した事は無いけど最近話題になっているアクションゲームツクールMVを個人的に比較してドット絵でゲームを作りたいという人にちょっとアドバイスになればいいかな程度の話をします。
基本的に高機能なゲームエンジンを備えた有料ゲームエディターの紹介です。

ピクセルパーフェクト

早速ですがピクセルパーフェクトという言葉を知っていますか?ドッターなら知っておきたい、そしてドット絵ゲームを作るなら知っておくべきワードを紹介します。「ピクセルパーフェクト」ズバリそのままドット絵が完全にきれいに1ドットが1ドットとして描画される事を指します。

スマホが高性能化した昨今、スマホのモニターの解像度はPCのそれを上回る解像度となっておりスマホ向けアプリを出力可能なエディターではその解像度の高さのあまりピクセルパーフェクトではなくぼやけてしまう(高解像度なので1ドットに数ドットが当てられて変形してしまう)事があります。

上の画像は仕事で制作したゲームアプリのスクリーンショットです。GooglePlayで「ねこまりん」で検索してください。iOS版はないです。
このゲームはピクセルパーフェクトではありません。なぜってそれはまだUnityの仕様を理解しきれていない時に作ったからです(死)

これから紹介するゲームエディターはUnityを除くと基本的にピクセルパーフェクトな環境なので安心してドット絵ゲーを作れます。もちろんUnityでもピクセルパーフェクトを再現する事は可能なので詳しく知りたい人は「Unity ドット絵」などで検索してください(他力本願)

まず、アクションゲームツクールMVですがこれはお手軽さナンバー1でしょう。まずプログラミング知識が不要です。それに国産であり日本語ドキュメントや公式のサポートも手厚く海外のフォーラムやドキュメントを参照しないといけない事が多々ある他の海外製エディターとは一線を画します。しかし現状PC用のexe形式でしか出力できないためスマホ向けのゲームアプリを作りたい方は他のエディターを使う事をおすすめします。

インディゲームクリエイターはかの有名なClick and Createの血を引くMultiMediaFusionのVer2.5の日本語版です。こちらもプログラミング知識がなくてもゲームを制作できるソフトです。現状他のエディターと比べると普及しておらず参考資料が少ないものの公式のドキュメントは日本語化されておりそれほど不自由はしないでしょう。アクションゲームツクールMVと違う点は専用のエクスポータを購入すればiOSやAndoroid用のゲームアプリとして出力する事ができます。つまりスマホ向けゲームアプリが作れます。

GameMaker:Studio2は日本語環境が無く日本人ユーザーも少ないですがインディゲームクリエイターの上位互換と考えてもいいソフトです。このエディターで作られたゲームで最も有名なものはUndertaleです。このエディターはプログラミング知識が無くてもゲームを作る事ができますが専用のGMLという言語を使ったプログラミングが可能でありより高度なゲーム制作が可能となっています。また、ゲーム制作によく使う最短経路探索などを行うメソッドを標準で備えています。そして購入したライセンス次第でPC向けだけでなくiOS、Andoroid、PS4、Xbox one、Switch向けにゲームを出力する事が可能です。

Unityは当初3Dゲーム制作エンジンとして開発されたものですがバージョンアップにより2Dもサポートするようになりました。プロや大手のゲームメーカーも使用しているエディターで今まで紹介した中では最もユーザーが多く、ドキュメントも圧倒的に豊富です。しかし基本的には英語の資料に当たることが多くなるでしょう。そしてプログラミング知識がなければゲーム制作はほとんど無理と考えてもらっても構いません。とはいえプログラミングのいろはさえ覚えてしまえば(シンプルなものなら)簡単にゲームが作れてしまうでしょう。少なくとも0からC#やJAVAなどのプログラミング言語を勉強してゲームを作るより圧倒的に簡単です。UnityはPC、iOS、Android、PS4、Xbox one、Switch向けにゲームを出力する事ができます。そしてなによりも無料です。更にアプリに広告を入れてマネタイズすることも可能です!

お得情報

今回紹介した内、インディゲームクリエイターの海外版(原版)であるMultiMediaFusionGameMaker:StudioSteamでも配信されており、ときおりセールで半額になったりします。更にはHumbleBundleというゲーム配信サービスでは基本1ドルで投げ売られる事もあります!もしゲーム制作に興味がある人はチェックして安くなった時に買ってみてはいかがでしょうか。

最後に

最後にMMF2とGM:SとUnityに手を出しまともなゲームを(仕事以外では)一本も出せてない私が言うのもなんですがゲームを作りたいと思っているあなたは迷わずゲームを作ってみるべきです!ようこそ修羅道へ!

あ、あと私は触ったことがないのですがPC向けに限ればフリーのゲームエディターもいろいろあるのでゲームを作りたいという方はそれらをまず試してみるのがいいでしょう!では!

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