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我慢したら障害者に(13)特発性過眠症と鬱病 バラバラの記憶

私は、鬱病と特発性過眠症です。
あまり知られていませんが ナルコレプシー(過眠症)という病気は とても厄介で 困る病気です。
鬱病よりも どちらかというと 特発性過眠症の症状で悩んでいます。

それが始まったのは突然で 車を運転しなくてはならなかった時 とてつもない眠けに襲われて 今日運転したら 絶対に事故を起こすと思いました。こんな事は、初めてでした。
それがはじまりで、じわじわと 私に変化が起きてきたのです。
仕事でミスが増えるようになりました。最初は身に覚えのないミスで どうして 私のせい?と不思議に思ってました。
同僚にキツく反論したこともあります。でも、同僚のおかげで、私が何かおかしいと分かるようになりました。
悩みがあると 仕事中に 頭がボーッとして所々しか覚えてないのです。そのボーッとした時に同僚がすかさず声をかける努力をしてくれて 変だと分かるようになりました。
最初は 鬱病だけの診断でしたが それだけではないみたいだと転院する紹介状を貰いました。睡眠外来のある病院でした。大学病院で検査を受けることになったのですが 今まで飲んでいた薬を抜いてからでないと検査できないとの事で 薬を一時的に止めました。

薬を止めることが こんなに辛いとは知らなかったので 離脱症状の怖さを知りました。
吐き気 シャンビリ(脳がビリビリしたような感じ)がして、起き上がる事もできません。
今までに感じたことのない 気持ち悪さでした。

これを乗り越え、やっと検査を受けることが出来たのです。脳波の検査になり必ず 起きているように言われ 起きるための薬を飲んでも 起きてられないのです。目は開けてても 脳がレム睡眠状態に入ってしまいます。自分のことなのに 自分でコントロール出来ない。数が数えられない、子供が学校から貰ってくるプリントの記入すら難しくなっていきました。何度ももう一度 学校で新しいプリント貰ってきてと頼むのは 子供に迷惑をかけたと思っています。

私は、車を運転するのですが 薬が効いて頭がしっかりするお昼くらいからしか運転の許可が出なくなりました。

生活を大きく変えなくてはならなくなりました。そして 周囲の目も気にする様になっていきます。

長く人といると病気の症状が出たらどうしようと 不安で 子供の行事にも参加することが怖くなっていきました。

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