見出し画像

一人旅・カウチサーフィンを安全に利用するために私が心がけていること

私はこれまで、シドニー、ハワイ、ロサンゼルス、メキシコシティ、アカプルコでカウチサーフィンを通してホストや旅人と出会っていろんなアクティビティをしてきた。初回のシドニーでは怖い思いもしたものの、その後カウチサーフィンを通して素敵な人にたくさん出会うことができたため、今後も一人旅には必須なプラットフォームだと思っている。

今回は、私がカウチサーフィンに求めるもの、使用する際に気をつけていることをまとめる。


節約の場所ではない

私にとって、カウチサーフィンは世界中に新しい仲間を作るプラットフォームであって、無料で滞在するためにカウチサーフィンを使っているわけではない。私は、「文化交換」を第一にしている。
1人ではいけない場所、地元の人しか知らないおすすめのスポットがある。また、その人がその国でどう育ったのか、話しているうちに見えてくる日本との違いがある。

自分の第一目的がはっきりすれば、あとはホストのプロフィールを読んだり、チャットをする中で自分の目的と合致する旅人が見つかる。

相手へのリスペクトを忘れない

普段から考えるようにしているのは、自分がホストだったらどんなゲストを案内したいか。いずれは私も旅人を受け入れる存在になりたい。その時に、ゲストが日本の文化や言語、生活スタイルに興味があって、積極的に学ぼうとしてくれる人だったら嬉しいなと思う。だから、私も、訪れた国、訪れた家庭の文化を知ろうと努力している。

また、これまでお世話になったホストはみんな、仕事の合間を練って、私に良い思い出を作ってもらうために計画を立ててくださった。どんな場所であっても、与えてもらった親切に心から感謝をすること。


Give Giveになる精神

私は荷物7キロ以下のバックパッカーであるため、お土産を常に持ち歩かない。そのため、ホストにあげられるギフトは特にない。でも、一緒に過ごす中で金銭的にできることはたくさんある。

これまでのホストはみんな有難いことに空港まで車で迎えにきてくださった。例えば、
ガソリン代を支払う
お昼ご飯をホストの分もお支払いする
ちょっとしたプレゼントを置いていく
お手紙を書く

こんな感じで、私は案内してくださる代わりに何かお返しをするように心がけている。ツアーにお金払うよりとても価値があると思っている。

特にメキシコでは、スペイン語が十分に話せなくて1人で旅する勇気がないから、ローカルの人に案内してもらえることはとても心強い。でも、なんでも助けてもらう側になると、とても申し訳なくなる。だけど、そこにお金で感謝を伝えたら、気持ち良い距離感で安心できる。


嫌なことは嫌という

中には、相手の弱みに漬け込んで自分勝手に振る舞うホストもいるようだ。相手と気持ちの良い距離感を保つには、自分の心に正直になること。嫌なことは嫌と言っていい。初めにしっかりと境界線を引いておくことも大切。日本人は相手に迷惑をかけないようにと自分の考えを押し殺したり、遠回しに表現しようとしてしまう。でも、海外では真逆。自分の身を自分で守るためにも、強い女になろう。


自分の直感を信じる

メキシコ滞在中、カウチサーフィンを通してアカプルコ出身の女性に出会った。現在、メキシコのゲレーロ州でホテルのボランティアをしていて、その女性は車で3時間かけて私にわざわざ会いにきてくれた。実際に話してみて、ものすごく優しくて、メキシコへの愛が強くて、もっと彼女と一緒に過ごしたいと思った。その女性がホテルボランティアを辞めてアカプルコのうちへ泊まりにきてと何度も誘ってくるため、私は最初は乗り気でいた。でも、引っかかるのが、アカプルコは外務省の海外安全ホームページによると渡航中止勧告(レベル3)がでるほど危険な場所であるということである。リスクを踏まえて、私の懸念点を伝えたところ、彼女に「全然問題ない、悪いニュースに影響されて誇張しすぎだ」と言われた。愛国心のある彼女を否定しているようでとても申し訳なかったけど、あまりにもしつこく誘ってくるため、違和感を感じて断ることにした。

ちょっとでも違和感や不安があったら、徹底的にそれらがどこからくるのかを考えて、自分の気持ちと話し合う時間が必要。あとから後悔してもどうしようもない。徹底してリサーチしたあとは、自分の直感に従う。どこへ行こうが、自己責任。自分の命は自分で守る。


これら5つを意識すると、きっとカウチサーフィンでの思い出は素敵なものになると思う。
旅を通して、新しい人に出会い、新しい自分を見つける。これからも感謝の気持ちを忘れず、勇敢に歩み続けたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?