断捨離

混沌としていた本棚を片付けた。
残しておきたい本が半分ぐらいで、残りの半分は廃棄、半分は売ることにした。
が、ブックオフ何往復するのーーーーーとなったので、出張買取を依頼して(ちょうどその日の15時受付分までセールだった)、スーパーでダンボールを貰って、2箱分詰め込んだ。

本棚をいっぱいにしがちなので、まめに間引きはしていたけれど、仕事関連の書籍を廃棄するついでに全体的に断捨離した。
見たくないものが色々あった。古いプリクラとかアルバムとか、出せなかった手紙とか。
そういう細々したものも本棚に詰め込みすぎて、雑多になっていた。反省。

本棚をここまで整理するのは2回目。
1回目は自殺を前向きに考えていた時期で、もうあれから3年が経つ。
本を分別しながらあの時の感覚が何となくまとわりついてきて、じんわりと、ここまで生きてしまったこと、死ねなかったことに対する後悔を思ってしまう。

今幸せか幸せじゃないかと言ったら確実に幸せなはずで、理解してくれる人も増えて、優しくしてくれる人もいて、沢山の愛に囲まれているという自覚はある。
あれから生きていて良かったと思う瞬間は何度もある。
でもずっと「死ねなかった」という気持ちが支配し続けているのは何でなんだろうね。
この先もずっとそうなのかな。
早く死ねたらいいけれど、自分で死のうとするモチベはなくなっちゃった。これが老い…。

本棚には人間性が現れるというよね。
今本棚に残っている小説は、ほとんどがサリンジャーと安部公房と彩瀬まるの作品だよ。
意外にも残したのは宮沢賢治だった。
あまり好きではないけれど、「銀河鉄道の夜」と「オツベルと象」が好き。


職場の物もほとんど捨てた。
車を出してくれた同期が「これだけ!?」ってびっくりしていた。
調子に乗ったので、帰宅してから更に沢山のものをごみ袋に詰めた。
もうこれ以上は厳しいかな、ごみの日を待たないと。

生きていた痕跡を減らすのは、なんだか気分が良い。
増やしたくないからあまり物が買えない。
部屋が散らからないから良いことなんだと思おう。
早くごみの日になれ、と願いながら、暇すぎる休日を過ごす。

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