にきびとふきでもの

年齢によって呼び方を変えるらしい、というのは昔母親に教わって知った。
年齢で原因が変わるので呼び方も変わるらしく、昨今は"大人にきび"という呼称も出てきた、というのは今調べた。

このどーでもいい情報を使う場面は1回だけあった。「羅生門」の授業。
下人は"にきび"を触っているから恐らく10代で、生徒と同じぐらいだと思われる、と説明する流れを作ったんだけど、果たしてこれは正解だったのかなあ。

元ネタ『今昔物語集』に"にきび"という表現は無いだろうな、とは思う。
著者自身が使い分けしているのか、とか、同じ年代の他作者の文書でも使い分けされているのか、とか、
そういう検証を一切せずに、人から聞きかじりの知識で進めていたこと、私の甘さだと思う。

一方で検証が必要だという発想になったことは成長だとも思う。
「羅生門」を扱ってから6年経つし、当時は教育実習だったからさすがに成長してるでしょう…

いきなりこんなことを考え出したのは、目が覚めて、「小鼻ににきびができてる!!!」と気付いたから。
どうしてもアラサーのくせににきびという呼称を捨てきれない自分に気付き、ちょっと面白くなっちゃった。
でも日常で使い分けている人も見かけないよな、と思って。

ピンポイントで調べたらしんどいから、色んな作品を読みながら検討・検証したいなあ、暇だし。

オロナインを塗布したので二度寝する。

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