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レイキが市民権を得るためには

レイキについて語ると、「なぜ、そんなにまでしてレイキ?」と聞かれます。私の中で特にこだわりがあるというのではなく、レイキをしている人はわかると思いますが、現状は普通に「私、レイキやってるの」とは友人や会社の同僚には言いにくものです。友人はおろか家族にすら言わないでひっそりやる人もいます。私はどちらかというと、堂々と言ってしまうタイプ・・それもなぜ言えるかというと、おそらく、普段の私のイメージから意外過ぎるからかもしれません。言うと、かえって面白がって興味を持たれることが多いいのです。

先日受けたエネルギーワーク、ハワイのロミロミです。これはもともとハワイでは、神官とよばれる一族から選ばれたものしか施術することができませんでした。5歳の時に才能が認められたものだけが口伝を通して引き継がれていったものです。詳しくはよくわかりませんが、もともとは手から出る「マナ」というものを通して施術するのですが、このマナを生まれつき持った者が選ばれたといいます。「マナ」とは万物を構成する自然エネルギー、つまり「気」です。そして、神官自らの力で人を癒すのではなく「マナ」のパイプ役となった神官が「マナ」を与える役割をしたのだと聞きました。レイキも同じく手から出た気を与える者がパイプ役になります。広い意味で、ロミロミはレイキ療法と同じものだと思いました。このように、レイキは決して珍しいものではなく、太古の昔から世界中にあった治療法なのです。鍼灸をしていた私の祖母もアチューメントなど受けず、それをレイキとも知らず患者さんを治療していましたし、日本にも江戸のころまで「お手当さん」という職業があったと聞きます。

にもかかわらず、なぜ日本においてレイキの地位がこれほどまでに低いのか。

私なりに考えてみました。いろいろ試行錯誤する中で、サロンの数が増えれば認知度が上がり受け入れられるだろうか、一時、ヨガが日本では宗教的なイメージが強く一般に受け入れがたかったものが、数年前に欧米からのヨガブームの到来により、おしゃれで洗練されたイメージとなりヨガ人口が増えたように、なにか洗練された「美」のイメージが必要なのではないかとも思いましたが、そんな付焼刃的な考えで何とかなるもではないと考えを改めました。

私がレイキについて深く知ろう、学ぼうと思ったとき、目につく本は読みネットでも検索しましたが、これといったものがありませんでした。ならば、講習を受けようと、数か所いってはみたものの、納得できるところはなく、レイキでは有名な大きなスクールに期待もしましたが、私がアチューメントを伝授してくださった個人のマスターの方が数倍よかったというのが現実でした。私のマスターは20数年前、まだ日本にレイキが広まる前、ハワイで伝授されたということで「西洋レイキ」でした。とてもレイキ愛が強く臼井先生の大ファンでもありました(笑)。西洋レイキは私には合っており、奇想天外な部分もあって、楽しみながら学べました。それで十分なはずなのですが、直伝霊気との違いなど知りたくなって、レイキ行脚をしていくうちに、それぞれのマスターの解釈の違いなどを知ったり、レイキはもともと一つなのに、「自分が正統派」を主張されたり、驚いたのは、知名度の大きいところでは講習を受ける人数が多く、講習の内容が、レイキとは関係ないことでほとんどの時間が使われ、講習の最後にアチューメントを受ける、というもので、講習後の帰路では、みなさん「どう使うの?」と戸惑われていたということもありました。

決して、スクールの悪口を言いたいのではなく、現状を冷静に見たとき、

せっかくレイキに出会いレイキを使えるようになりたいと思った人たちが、きちんと学ぶ場所がなかなか無い、詳しくまとめた文献やテキスト、カリキュラムがないというのが問題ではないかと思ったのでした。

私が知ってる限り、しっかりとしたスクールは東京では一つ。

できることなら、西洋レイキも直伝霊気も含めた現代版レイキの教育機関を作れたならば・・・・

いつか日本でも、レイキがハーバード大学や諸外国の高校、大学の選択科目になっていたり、インドのように国家資格になったり、そのぐらいの地位、市民権が得られたら・・・と
思うのです。

今のところ、夢は夢ですし、私一人では無理ですが、同じ志のある人が共にこの夢を実現できたらと、願っているのです。
















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