パブリックに学ぶ

これは、Shawn WangLean In Publicを、原著者の許可を得て翻訳・公開するものです。

「パブリックに学ぶ(Learn In Public)」とは、何かを学ぶ上、また、専門知識、ネットワーク、そして別の考え方を構築する上で最適な方法だろう。

もし、正攻法があるとすれば、まさにこの法則に他ならない。その他にあげられる全てのルールは、大小なれどまずこのルールに則った上で成り立っている。

学ぶことに終わりはないのは、知っての通りだが。多くは「中で学び」、だらだらと過ごしているだけだ。自らで何かを生み出すことはなく、コンテンツを消費している。繰り返しになるが、ここでは上位25%を占める話しをしている。パブリックであなたがやるべきことは、学習コンテンツを作る習慣を身につけることだ。

・ブログ、チュートリアルや、チートシートを書く。

・ミートアップやカンファレンスで登壇する。

・StackoverflowやRedditで質問したり、回答する。SlackやDiscordのような内輪は避けるべきだろう、これらはパブリックではない。

・Youtubeで動画を投稿したり、Twitchで配信する。

・ニュースレターを書く。

・漫画を描く。(人々は 漫画が 大好きだ!

何を学んでいるかに限らず、あなたが学んでいる時に気づいたことをコンテンツ化する。「いいね!」や「リツイート」、「スター」や「投票数」など一切気にする必要はない、3ヶ月前の自分に語りかけるようにやってみる。自分以外の誰のためでもない技術ブログは、私はほぼ毎日書き続けている。

これは何のためか?決して、自分のコンテンツを多くの人に届けることではない。もしそれが叶うなら、有名になった時に私を思い出して欲しい。しかし、実際に過去の自分を助けようとすることで最も恩恵を受けるのは、圧倒的に未来の自分である可能性が高いのだ。他の人も恩恵を受けられればラッキーくらいだ。

これで終わったと思った?いいえ、ここからが大事だ。

・プログラミングの動画を楽しんだ?スピーカーやインストラクターにお礼の連絡をしたり、質問をしてみよう。

・使っているライブラリにプルリクエストを送ってみよう。

・誰も使わないようなライブラリを自分で作ってみよう。

・気に入ったものを最初からクローンして、どう動くか見てみよう。

・ワークショップで教えてみよう。

・カンファレンスに出席して、学んだことをまとめよう。

その場限りのものを作るのに飽きたら、時間をかけて成長するより長期的な知識ベースの構築を始める。知識をオープンソース化する!全ての段階で何をしたのか、どんな問題を解決したのかを事細かく記録する。

このルールにおける注釈は次のようになる。正しいことをすることに努めるべきだが、間違っても気にする必要はない。何度も繰り返す。違和感があったり、偽物であるように感じても、それは構わない。全てを理解していると思わず、とにかく万事を尽くし、どうしても間違ってしまう場合はインターネットに訂正してもらえばよい。初心者であることを恥ずかしがらなくてよい。

周りからバカにされる?そうかもしれない。であれば、彼らからなぜバカにするのかを説明してもらおう。反論したり、傷つかなくてもいい。そして、相手が間違っていることを気づかせればよい。もし、暴言を吐かれたならブロックしよう。

教えることは学ぶための最良の方法?話しながらコーディングしてみよう。これはストレスになるかもしれないし、私自身それほど多くやってきたわけでもないが、今まで最も上手くいった技術面接は必死に自分のスキルを証明する代わりに、教えるように話して終わったものだった。私たちは動物であるから、自信に惹かれるし、必死だとすぐに分かる。

いつかは応援してくれる人が現れるはずだ。人は純粋な学習者に気づくものだ。彼らはきっとあなたを助けてくれる。知らずに、彼らはきっとあなたのメンターになっているだろう。これはとても重要なことだ。あなたに試練を与えてくれるのだ。「誰か〇〇を手伝ってくれる人はいないか?」と言った時に、一番前の列で手を挙げている子供があなただ。彼らはシニアエンジニアであり、技術者界隈で最も需要のある人たちだ。彼らを助ければ、1対1の時間を割いてくれるだろう。(彼らは常に誰かに助けを求めているものだ。)このようなことにお金は請求されない。無料で教えてくれる。多くの人は目の前にあるものを見ようとしない。でも、あなたが違う。

「こんなに沢山のエンジニアがいるのに、なぜ私を助けてくれるのか?」と疑問に思うだろう。

その理由は、パブリックに学んでいるからだ。あなたに教えることは、彼らにとってあなた以上に多くの人に教えることを意味する。あなたの質問は彼らに寄与する。あなたは彼らが持っていないものを持っているのだ。これがどう働くか分かるか?

ある時点で、あなたが発信する全てのことに人々は助けられるようになる。80%の開発者は無言だ。彼らは文章を書いたり、話したり、カンファレンスで登壇したりはしない。しかし、あなたは違う。専門家のようなものだ。否定する必要はない。できる限り考えて、行き詰まったり、間違ったりする時はメンターに相談すればいいのだ。

最終的にはメンターがいなくなり、自分で解決するようになる。でも、コンテンツを発信することに変わりはない。これがどういうことか分かるか?

パブリックに学ぶ。

追伸

最終的に、彼らもあなたの助けに対してお金を払いたいと思うようになるだろう。あなたが思っている以上にずっと価値のあるものなのだ。

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