コロナ死亡者の半数以上が重症者でないらしい。

岡江久美子さんのことを思い出してほしい。軽い風邪の症状が数日続いたあと、病状が急変しあっという間に命が失われてしまった。もう半年以上前の話である。確かにその頃はまだコロナについて不明の事だらけで医療体制も十分でなかった。コロナの恐ろしい一面をまざまざと見せつけられ、急激に重篤化する原因がサイトカインストームという免疫機能の暴走であることがわかってきた。そして世界一丸となった研究の結果、この暴走を抑える薬として既にリウマチ用に登録されているデキサメタゾンという薬が有効であることが判明し、7月に新コロナ薬として国内登録された。こんないい薬が国内登録され、いつでも使えるはずなのに、8月以降に亡くなったコロナ軽症、中等症者に使われたのだろうか? もし早い単なる軽い風邪段階でデキサメタゾンが手元に準備され、急変後タイムリーに服用していれば助かった人が大勢いたのではないか? 医療体制の逼迫の話で、重症者対策は重要であるが、重症になる前の軽症者への対応は未だなおざりになっているのではないか?と思わざる負えない。実際重症者となる前に亡くなっているのだから。

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