千住行ったら、人生変わった🌼
甘いモノ嫌いなんです。 チョコとかパフェとか、1番ダメなのは生クリーム🙅♂️
2018年の5月、僕は毎日 無 をしていた。
いろいろが色々ありすぎてマジで色々あって
ボクシングを辞めた。簡潔にいうと、バックれた。
人生を辞めた感覚だった。んで
ひょんな事から新宿のカラオケ店の中に無料で住みはじめた。
というのも知り合いの店員に頼んでいつも寝泊まりしていた。メシもカラオケも寝泊まりもすべて頼んだ。
所沢にある家に帰るのが怖かった。隣町にジムのマネージャーが住んでいたから、駅で会うんじゃないか?電車内でバッタリしたら、どうしよう。って
だから帰れなかった。
毎日毎日歌って食べて街へ出て疲れたら休んでまた歌って食べて寝て… 無 が最高に楽しかった。
**あ、甘いモノ。 **
そういえば現役ボクサー時代甘いモノが食べられなかった。太るのが怖くて避けていた。食べようと思えば食べれたけど、太るとすぐ顔に出て怒られるから
いつのまにか嫌いになっていた。
が、何故だろう。
減量なんて一生しなくていい、好きなものを好きな時に好きなだけ食べていい。そうなった時、リミッターが外れた。コンビニに行って、大量のお菓子を買った。
新宿ルミネの高級なスイーツ達はまだ僕には勿体ない気がして買わなかった。コンビニのお菓子が1番良かった。
ついこの前まで、ボクシングで、はたまた芸能界で華の世界のスーパースターを目指してた僕が身近にあるコンビニのお菓子を求めていた。
スイーツなんて要らない。
お菓子でいい。お菓子がいい。お菓子でいいから誰かくれ。ジュースとお菓子誰かくれ。
脳内でヘビロテするワード。たぶん頭がおかしくなっていた。自分で自分を洗脳していた。
お菓子食べろ。食べな死ぬぞ。と
気が付いたら僕は
ボクシングの宣伝以外では使ってなかった
Twitterを久々に開いて
検索ワードに
**お菓子 ジュース 無料 **
と打っていた。すると
検索ワードが引っかかった。
なんやそれ?polca?なんて読むん?ポラカァ?
とりあえずツイートの内容は
polcaを使っている学生同士で話し合おう。お菓子とジュースが無料だよ!
との事だった。
いやいやpolcaって何だよ、しかも学生限定かよ。
…って明日!?渋谷で!?渋谷、1回しか行ったことねぇ…
とかは言ってられないので即主催者にDMした。
「学生じゃないけど19歳です!
参加していいですか?」
OKが出たので行くことにした。
polcaについて調べたらまぁなんとなく募金アプリなのは分かった。
とりあえず明日だし話し合い参加しないとお菓子食えないかもしれないから自分で一個やるか。
「ボクシング辞めて暇なので日本一周する!」
とpolcaを立てて寝て起きたらボクシング関係の方数名から計1.7万円入っており。今思うと鳥肌ものだ。
(形を変えて日本を周る事になりとりあえず目標達成はした)
さて当日 渋谷にあるキャンプファイヤー本社の一室に集められた若者たちの中に僕もいた。
僕の目的はただ1つ、お菓子とジュースをひたすら食べる。 どうやらここのお菓子もpolcaで集まったお金で買われたらしい。誰が誰のために金出してるんだ、不思議な世の中だと思った。
自己紹介があった。
ボクサーしてました。いこしです。polcaってなんも知らないですけど、よろしくお願いします。
周りの人、意識タッケェ〜。
自分が情け無いというか、まじで情けも無さすぎて
逆に無。 とりあえずお菓子とジュースを貪ってた。
しばらくすると奥の方から、聞いてないけどまだ続いてた自己紹介が聞こえた。
「あ、コジキやってます。なんか働くの嫌だって言ったら実家追い出されて プロ奢ラレヤーとか見て
なんだこれ?いけんじゃね?って思ってコジキ東大生って名前で活動してます。うっす。」
なんだこいつ、は?なんだこいつ?まじでなんだこいつ?なんか怖いな。見下してるのかな?怖い。
確実にそう思った。ただ今でもこのセリフとあの自信たっぷりの話し方は一語一句忘れずに覚えてる。
怖い。なんだこの
ボクシングでめっちゃ強い相手と闘う前のあの感覚が蘇った。
これがオーナー(コジ東)@dontwannaworkとの出会いだった
その日はお菓子を食べてpolcaやお金についてとか色々話して座談会終了。
残った数人でセンター街のバーガーキングで二次会してポテトとソフトクリームおごってもらった🍦 バーキンでは仮想通貨の話がメインでコジキ東大生はひたすら話を掘り下げて、仮想通貨=万馬券みたいな感覚の僕は完全に場違いだったので食うだけ食ってすぐ帰った。
数日後
polca座談会のFacebookグループでこんな話題が
「僕の誕生日が6/4でCちゃんが6/5なので一緒に誕生日会します。polcaください」
発言者はコジ東だった。
おいおい、僕6/6だぞ、混ぜろ!
当たり障り無いように参加の意思を伝えて
誕生日会に加わった。
会場は僕が住んでたカラオケでやる事に。
んで。当日、Cちゃんの体調不良でまさか男2人!?
2人で新宿駅内にあるケーキ屋さんでケーキを買った。ケーキは本当に食べれないのでチョコの苦そうな奴を選んだ。彼はニコニコしながらケーキを見ていて
甘いの好きなんですか?と聞くと嬉しそうに
うん って答えて 意外過ぎると思った。
まさかの男2人!?と思ったけどTwitterで募集かけたら数人来てくれた。あとこじき君のお友達の女性が2人。
ちょ〜〜〜美人さんで
「あ、この人と仲良くしとけばいい事あるな。」
と思ったのはオフレコ🤫
「8月に無人島行くんだけど、いこしもくる?」
「行きます」
さらっとこんなセリフが出てきてさらっと決まった。
(日本一周polcaのお金はこの無人島行くときに九州までヒッチハイクとかしたのでそこで使った。)
無人島向かってる最中に友達が乃木坂46のライブのチケットを当てた。日程が無人島と丸かぶりでマジで行きたくなくなった。
現地でも家に帰ることばっかり考えてたけど、
どこの家に帰るか問題が発生。カラオケもずっとはいれないし、なんせ帰る場所がない
ポロっとこじき君に話したら
「うち住む?北千住、全込み3万」
「行きます」
8月後半から僕は北千住に住むことになった。
この頃僕はこじき君を
「あぁなんか分からないけど嫌われると面倒だから嫌われたく無いな。 」マンに認定していた。
9月
シェアハウスでの生活が始まった。
隣の部屋で寝ている彼に仕切りの柵越しに
いこし「好きピから連絡来ないとシヌヨネ」
こじき「あんまり連絡多くてもシヌよ」
特にこの会話がきっかけじゃ無いんだけど
この会話を明確に覚えている。
僕らはこういう会話が多くて
僕の答えのあるかないか分からんQに対して
こじき君がシンプルなAで返す。
これが何千回も続いていくうちに、
この人すげぇかも。じゃねぇ、すげぇ。
僕はコジ東を尊敬していた。
理由はなんとなくなんだけど
僕の頭の中にある言葉では表せない凄いがある。
と思った。それと同時に自分は上に立つ人間じゃない。駒になろう。と思った。
この頃の彼の口癖が
北千住でなんか店やりたい
だった。僕も北千住の街が好きだった。
ニートだった僕は、「手伝うよ」とだけ言った。
(お互い言葉にはしなかったが彼がオーナーで僕が店長という共通の認識はできていた。)
彼は「安物件見つかったらね」と返した。
当初の予定ではリサイクルショップ♻️をやるつもりだった(個人的に)
もしくわ古着屋でもやりたかった(僕が服を買わない為)
ただ僕個人の酒代とメシ代を考えた末、1人で回せる飲食店すなわちBARがいいのでは?
という案は出ていた。
10月 物件巡りが開始した。
と言っても本当に店をやるかも分からない。
あくまで
安い物件があればそこに見合った店をやる。
が主だったので。こじき君が目をつけては僕が不動産を周る。そんなこんなが1ヶ月以上は続いたがなかなか。なんたって足立区には相場がないんだ。
本当に毎度毎度こんな会話でした。
たまにいいところ見つければ先約があって
11月半ばに半分諦めていた部分もあったと思う…
ただなんかね、ある日家で2人べろべろに飲んで
締めに駅前のラーメン食べに行ったんですね、そこで
「俺はいこしのこと信頼してる」
彼は酔うといつもこう言ってくれます。
(酔わないと言わない)
僕が彼に信頼される理由は明確で
飛ぶ場所がない(存在が消えない)
動ける。
悪い事(詐欺系)しない(する頭脳がない)
この3点は誰よりも強いと思います。
細かい事は言わないけど彼には僕のほぼ全部を話しているつもりですし、彼も僕になんでも言ってくれます。
僕が初めて彼に 信頼している という言葉を貰ったのはその時で
「あ、やっていこうか。多分やれる」
家に帰ってからそう思ってワクワクしていました。
12月 本当に物件が決まった。
安物件が見つかり、その日に抑えてすぐ契約しました。
初期費用は2人とも持っていなかったけど、
とりあえず契約はした。
3日以内に初期費用が必要だったけど
こじき君がなんとかした。さすがオーナー。
さて内装からして飲食だな。
まぁスケルトン…だけど、工事すれば
こじき君は卒業前のテストがあったので
店舗造りはシェアハウスの住民達に主に手伝ってもらった。主にトモカズさんに指揮をとってもらった。
が、最初何度もぶつかった。僕は保健所の審査が降りなければ店を開けない事はおろか、保健所って言葉を知らなかった。
#保健所とは って感じ
トモカズさんの
「こうしたらいい 」「これを聞いてきて」「これは何でこうなのか」
全て何を言ってるのか分からなかった。
これを聞いてきて のコレとは どれなのか、、、
一度方針について軽く話す機会があった。
その夜に僕はnoteで
中卒を舐めているすべての人へ
を書いた(見てない人、僕の過去のnoteから是非)
これは別に誰に宛てて書いた訳じゃなくこじき君の
東大を舐めてる全ての人達へのパロディで出した。
トモカズさんがこれを読んで
僕が何を分かってないのかを分かってない 事を理解してくれた。それからはスムーズに事が進んだ。
できないことはできないと言った。
水道管の工事は出来ない❌
ただ工事で必要な部品を朝一に隣町まで自転車で買いに行く事は出来る🙆♀️
出来る出来ないを全て話した。
出来る事を100%こなすので評価してくれた。
出来ないことはできないと言うと
他の人がやってくれる。
皆んなに
「君は凄い。
できない事をできないと言える人間は凄い。
それができない人間がほとんどだ」
と言われ嬉しかった🌼
トモカズさんをはじめシェアハウスの住民、店舗造りに携わってくれた人にはとてつもなく感謝しています。
この1月、こじき君とはほとんど会わなかった。
彼なしで色々進められた事が嬉しかったし、
彼もそれを評価してくれた。
2月
さてさていよいよ店もオープンした訳ですが、
ちょっと余談。
オープン前々日
エデン本店店長 笹谷さん@yuyasasatani
が遊びき来てくれたんです。
本当に感謝しています。
まぁお店の事をアレコレ語るのはこじき君の方が上手いと思うので割愛して、
(同じタイミングでこじき君もnote出してるはずなので読んでください)
こじき君の事。を少しと
僕みたいな使い駒でもうまく使われればそれなりに〜
みたいな事を上から言って、
あとはまぁ色々あった
この一年を振り返って、
で締めたいと思います。
数少ない誰かの勇気付になれればなと。
まず、こじき君のこと
ありがとう。です色々と
僕はよく
「価値観壊したいんです!って人は壊したらいいよ🌼」
って言うんですけど僕自身彼に壊されました。
壊されたって言うか人生で初めてあった東大生が彼で
俗に言う都会の実家太いが彼で、まぁ田舎貧乏学なし母と兄と集合住宅暮らしの僕とでは、住む世界がちがいすぎる人間なのです。それが同じ家に住んで一緒に仕事してるのは不思議なものです。彼も僕を物珍しそうに見てくれるのですがコレがびっくり
割と話が噛み合ったり、逆に案の定
学びの幅から全然何言ってるか
分からなかったりと、まぁいい関係だと思ってます。
僕の知らない事は彼が全て教えてくれますし、
彼が知らないニッチな事って大体僕が知ってたりします。
これまでずっとバカを隠して生きてたんですけど、
自分のバカさ隠す為に、というよりはバカでも上目指して生きていくにはスポーツや格闘技の道、体当たり系のお笑いとか舞台しか無いと思ってましたが彼にあって変わりました。バカでもいいやバカだから。
頭いい人が使えるコマはバカしか無いんですね。
優秀な指し手見つけたら駒になった方が楽だと思ったんです。
それと、先日とある人に
「君はいこしの人生に責任もてるの?」
と問われていて
何でそんなこと聞くの?アンタには関係ないでしょ
とかって返すと思ったらデケー声で
「持てます」
と答えてくれました。
女の子ならイチコロでしたね
云々含め彼は自他共に認める良い人です。
あと、僕の様な使い駒にアドバイスなんておこがましい事言えるなら
頭いい人の手のひらで踊りましょう。
踊り狂いましょう。うまくうまく、うまく踊れば手のひらから落ちそうになっても向こうから救ってくれます。グルングルングルングルン踊りましょう。踊りなれたら自分の手のひらでさらに人を踊らせるのです。さすれば使い駒、勝てますきっと。多分。
花、咲かせましょう🌸
そんで、この1年振り返って。
と言っても特に覚えてないんだけど
この一年、これにつきます。マジでこれです。
どんな生き方でもいいよな。
妥協じゃないです。方向転換です。
スポーツでもエンタメでも上を上をと目指してました。が、上ってなんだ?と思ったわけです。
これって妥協か?
妥協じゃないです。方向転換です。
これからもどんどん方向転換して、
でも進んでいきたい。前に前に。
ありがとうこじきくん
これからもよろしくです。
いこし🌼
ギャグネタから真剣なネタまで 色々取り備えています