ハッタリの行動学

大学ではスポーツ健康科学を学んでいる。
学びたいと、中3のときに志した。あの頃のおいらを誉めたい。
1年生の時まではアメリカでスポーツトレーナーになりたいと思い、解剖学や生理学をめちゃくちゃ勉強した。
海外のトレーナーを目指すのだから、一度くらい海外のスポーツを見ようとドイツへインターンシップにいった。
そこで、変わった。
スポーツの仕組みを作る側がすごいと思った。
スポーツと社会の関係を考えた。
そもそも人と人が関わることそのものに興味を抱いた。

今じゃ、「リーダーシップ論」みたいな授業がめちゃくちゃおもしろい。解剖学や生理学は全くもって頭に入らなくなった。

自分が中3から志していた「アメリカのスポーツトレーナー」という夢はハッタリに終わった。
それでも、ハッタリだとしても、周りに公言してたことが良かった。ハッタリのおかげで、大学に入れたし、ドイツにいけた。チャンスが降りかかってきた。

以来、虚言癖ともとれるハッタリをかますようにしている。
言ってるうちに、自分すらも騙される。
やってるうちに、自分が洗脳される。

きっと、「好きなことで生きていく」の始まりは、「これが好きだと自分に言い聞かせる」ことが出発点だ。
「これ、おもしろいだろ?好きだろ?」
「うん、おもしろい。やりたい。」
「な?そうだろ?」
「うん。なんか、できるようになってきた。」
「いいじゃん。その調子!」
「おいら、これ好き!」
こんな自己対話をいつも続けている感覚。

自分が経験したことでしか、物事はみれない。
仮に学生生活が、社会に公式にでる前の猶予期間なのだとしたら、食わず嫌いに終わらないように挑戦したい。まずは目の前のことを好きだと言いたい。
どんなことも面白がれる人が素敵だと思うから。

それでも、全ては抱えられないけど。ね。

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