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【腹が立つとき♡】

人はどんな時に腹が立つのか?

私の場合は…
自分より給料がいい上司や先輩がちゃんと仕事をこなしてくれない時とか、

接客を受けているときに
相手がモタモタして待たされた時とか、

段取りが悪い相手と一緒に何かしている時とか、

電車の中でマナーの悪い人がいた時とか、

無責任な親や大人を目撃した時など…

自分の思い通りにならなかった時や、自分が正しいと思っている所から相手が外れている時に怒りの感情が出てくるようだ。

私の尊敬する、あの科学者の武田邦彦先生曰く、
怒りとは、動物の本能として自分の身を守る為に衝動的に出てくる感情であり、悪いことではないとのこと。

私たちは「怒る」ことで、集中力が高まり疲れない身体になるので、逆に「腹を立てる」ことを積極的に利用すればいいとおっしゃる。

武田先生は、普段から本氣で怒ることはなく、仮想的に腹を立てて、集中力をつけ、論旨を高め、疲れない体で相手に意見を強く伝えてその場で終わらせると言う。

仮想的に怒ることで、衝動的に湧いて来た怒りの感情のやり場を作って解消し、怒りに駆られることなく氣持ちの平安を保つことができると。

もし本氣で怒れば、氣分が悪くなってそのまま尾を引くこととなり、自分の人生に悪影響を与えてしまう。

例えば、普通のお悩み相談のように、怒りの感情の原因を求めて対処するような、いわゆる「ノウハウ」の方法で人は幸せにはなれない。それでは悩みは尽きず永久に残ってしまうから。

なるほど、小手先のノウハウに頼るのではなく、いかに自分の心を捌いて、氣持ちの平安を保てるかが、私たちの幸せに繋がる。

武田先生はよく「世の中は自分ではない」とおっしゃる。

世の中のことに腹を立てたり、右往左往したところで意味はない。世の中は自分ではないから、自分の幸せとは関係ない。そこをわきまえることで、いくらでも心の平安を保つことができる。

「向こうからやってきたもの」に動じない心。
自分の心をいかに捌くかが、武田先生の「幸せの構造論」のKeyとなっているようだ。

武田先生のお話を伺っていると、常にご自分を客観的に捉えているもう一人の「観察者」が居らして、その「観察者」が一段高い視点で物事を捉えていて、いろいろな本質的なことを教えてくださっているような感じがする。

自分の中に、この高い視点を持つことが「内なる神」を育てることとなり、「幸せの四階建て」へ上がる為に必要なことなのではと思う。

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