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【響け母音♡】

「カタカム文献」とは…
1949年に発見された「カタカムナ神社」のご神体とされた書物で、独自の文字(図象)で綴られた古史古伝の一つ。公的な学会で認められた写本が未確認であるため、学術学会からは認められていない。別名「カタカムナノウタヒ」。
今から約13000年前の上古代の東アジア一帯、特に日本(当時は日本列島がまだ大陸と陸続きだった)で高度に発達したといわれる、言霊を元にした宇宙物理学とのこと。

えっ、13000年前ってどれだけ古い言霊なのだろう。これがずっと途絶えることなく現代の日本語へと繋がっているとは驚きである。
普段、私たちが使っている日本語の「音」に秘められた、もの・こと・わざの「理(ことわり)」は、長い長い年月を経て脈々と受け継がれてきているのだ。すごいとしか言いようがない。当たり前に、毎日、私たちはこの「音」を使って、話したり、書いたりして、自分の心に思ふことをやり取りしている。

日本語の音、全てに「母音」があり、私たちは、この「母音」を響かせて、一音一音に思念を込めて思いを伝え、その響きに共鳴・共感して、美しい調和を良しとしてきた。

自然を畏れ敬い、自然を愛し、自らもその一部と認識し、大いなる自然と共生してきたのだ。

「雄弁は銀、沈黙は金」という言葉があるように、私たち日本人は、「間」を大切にし、「行間」を察して、お互いに歩み寄ることを美徳としてきた。長い長い時を重ねて、その繊細な感覚を先祖から受け継いできたのだ。なんとも稀有な民族だと思う。

この感覚の理解を外国の人たちに求めるのは、なかなか難しいことだなと思う。

「母音」を意識して、古典を音読することは、長年積み重ねられてきた日本語やその音に秘められた叡智を深く理解するのに、理にかなった有効な手段だと思う。

最近、この音読の「音」に敏感に反応されるセンスの良い方々と縁が繋がり、なんとも嬉しく思う。

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