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【SNSのおかげ♡】

ヘアカットをしに銀座へ。毎月、「今月こそは行こう」と思いつつ中々行けずに、今月は誕生日だしと思い立ってお店に電話をしてみると、直前にもかかわらず奇跡的に予約が取れた。

久しぶりの銀座なので楽しみにしていたが、前夜からパラパラと雨が降り始め、当日は滝のような大雨とカミナリの音がすごかった!「あちゃー、キャンセルしようかな」と一瞬頭をよぎったが、これを逃したらまたいつになることか…。

で、カミナリがゴロゴロ鳴る大雨の中、ずぶ濡れになりながら、なんとかお店にたどり着き、いつもお願いしている店長のスタイリストさんと、どれ位カットするか、前髪はどうするなど軽く相談してから華麗なハサミ捌きが始まった。

「そう言えば、近々新しくお店を出すんですよね。独立されるのですか?」

と、2、3日前に郵便で届いた案内の内容について聞いてみた。

「そうなんです。4、5年前から考えていて、コロナが落ち着いた頃からずっと物件を探していて、ようやく良いのが見つかったので、今は開店準備に追われてます。」と。

会社とは円満の独立で、独立するにあたり援助もしてくれるそうで、今のお店のスタッフも何人か新しいお店に連れて行くと言う。

「10年位昔だっら、円満退職で独立するのはほぼ難しくて、今まで、独立した人たちを何人も見てきたけど、みんな会社とうまく話が付かずに苦労していました。」

会社側としたら、スタッフに独立されることで顧客がそちらへ流れて、売上が下がってしまうだろうから、独立自体を快く思わないだろうし、顧客を取られないように、邪魔をするのは想像に難くない。

しかし、今はSNSのおかげで誰でも気軽に情報を発信できるようになって、独立して新しくお店を構えたことは、名前で検索すればすぐ出てきて、誰も隠しようが無いし、例えば、会社側がスタッフの独立の邪魔をして、それがバレて変な噂がSNS上に出回ることで、会社の信頼が落ちてしまうリスクもある。

「だから、逆に会社が独立に協力することで、評判が良くなったりするわけですから、いい時代になりましたよ。」と店長。

確かに、SNSを使った詐欺事件や殺害事件、掲示板の誹謗中傷で自殺する人が増えたりと、マイナス面の方へ意識が行きがちだが、プラスの面もたくさんあるはずだ。

今回のコロナ騒動では、これまでのオールドメディアと言われる、新聞やテレビなどのマスコミの報道がかなり一方へ偏っている事が明白になったし、こちらがアンテナを張って居れば、色々な人がいろんな視点で情報を発信しているのをチェックすることができる。

もちろん、インターネット上だって言論統制が敷かれているので、万能では無く玉石混淆ではあるが、誰でも何処でも氣軽に発信が出来て、瞬時に伝わる利便性は大きいと思う。

便利な道具に使われるのではなく、道具を上手に使いこなす為には、やはり、最後は自分の感覚であり、経験から得た智慧に照らし合わせて考え抜く粘り強さと、そして、時に大きな波に飲み込まれない勇氣と変態性(?)も必要だ。

次回、カットする時は新しいお店となる。今から楽しみだ。

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