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【仕事始め♡】

あっという間に6連休のお正月休みが終わり、本日より仕事始め。お休みの間、朝ゆっくりめの毎日だったので、朝寝坊しないかとヒヤヒヤだったが…やっぱり30分程遅れてベッドを出る。ドタバタといきなりエンジン全開で朝の支度を整えて家を出た。最寄りのバス停までは、小走りで、冷たい風を頬に受けながら走ったが、息はすぐに上がって、両足の腿の辺りに違和感が出て来た。6日間のお休みですでに身体は鈍っている。おお、身体は使わないと、すぐに退化?老化?が進むんだ。怖い怖い。

それでも、何とかいつものバスより一本遅いバスに間に合った。まだお正月休みの人も多いのだろう、バスも電車も人が少なくて、いつもだったら見送るタイミングの始発の電車に乗ることが出来た。

この分なら、職場の駅前のマックでお茶する時間が取れる。楽勝だ。いつもより人がまばらのマックで熱いレモンティーを注文して、ホッと一息入れて、読みかけの電子書籍を読む。

職場に着いたら、みんなとひと通り新年のご挨拶をして、定時に仕事が始まった。PCを立ち上げ、ひと通り周知や資料に目を通すが、中々頭の中に入って来ない。年末の記憶はすっかり遠のいていて、ボケボケだった。まぁ、仕方ない。外からの電話も少なく、ゆったりなペースで、仕事始めにはちょうど良かった。

家で一人引きこもって、自由に過ごす時間もいいが、こうやって、人とやり取りしながら事を進めていくのも嫌いじゃない。三角形のヒエラルキーの人間関係の中で、コミュニケーションがスムーズに取れなくて、イライラ、ハラハラ、ドキドキ、ストレスを感じる時も少なからずあるが、いろいろ考えるきっかけを与えてくれる。

「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けないのと同様、人は人とでしか磨けないよ。」と昔言われたことがあったが、その通りだなぁと思った。

それに関連して、もう一つ「囚人の穴掘り」の話を思い出す。昔のヨーロッパに、囚人に穴を掘らせては、看守が埋め、また掘らせては埋めるを延々と続ける刑罰があった。せっかく掘った穴を埋められることで、その過程も成果も目の前で否定され、精神的ダメージで狂ってしまう囚人がいた過酷な刑罰だったらしい。だか、そこにもう一人囚人を投入して、二人で穴を掘らせると話は変わってくる。どうしたら効率よく掘れるか、楽に掘れるか、楽しく掘れるか…等々、一緒に工夫をしたり、励まし合って、自ら穴を掘る意味を見出し、作業を続けられるようになるという。

中には、一人であっても、自分で意味を見出して作業を続けられる強者がいたと思うが…押し並べて私たちは人と関わることで、励まし合ったり、助け合ったりして、どんな状況でも意味や希望を見出すことが出来るということだ。

もちろん、職場の仕事が穴掘り刑罰みたいに無意味だなんて多分思ってないが、そんなことを考えた2023年の仕事始めだった。

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