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【人の為♡】

先日、「損得勘定」でものごとを考える傾向があるので、敢えて「損」をとる実践を重ねていくとnoteで宣言したら…100%人の為に仕事をしている人のお話がやって来た。

いつもお世話になっている知人から、
次元を超えた職人に会った!」と興奮気味に、サーフボード職人の関澤さんのことを教えてもらった。

横須賀に自然と調和する作業場を構えて、日々サーフボードを削っている関澤さんは、必ずお客様に喜んでもらえるサーフボードを作ることができると確信を持って仕事をされている職人で、その為に大切にしていることが3つあると言う。

①お客様と一緒に海に入って、波乗りをする。
②必ずお客様が一緒に居る空間で削る。
③「この人のボードを作りたい」と思わないと引き受けない。

①は、一緒に海に入って、波に乗って、お客様の姿勢や所作などの個性を見るため。

②は、一緒の空間でお客様のエネルギーを感じながら、ボードに乗っている姿を想像して削る。誰がどのように乗るかを考えてシェイピングをするため。

普通、サーフボードは左右対称に作られていて、乗る人がボードに合わせて乗るようになっているのが大半だが、関澤さんは、その人の姿勢によって左右非対称にシェイピングして、しかも、その人の人生における情況をみて、波乗りを通して人生の課題に氣づいてもらえるように削ると言うのだから凄い。次元が違う。

極め付けは③で、
「この人のために作りたい」と思わなければ作らないと、お客様を選んでいること。
たとえお金に困っていたとしても、お金の為に削ることはしない。「お金を目指した瞬間、僕の技術は終わる」からだと言う。

彼は、自然と調和する作業場の空間をとても大事にしていて、お客様みんなと創っているみんなの空間という捉え方をしているから、その空間に「負のエネルギー」を持っている人をいかに寄せ付けないかが大切なのだとか。

では、「負のエネルギー」を持っている人とは、どんな人か…
「それは、自分のことを考えている人間です。」とのこと。人は自分のことを考えているから悩むのであって、「人の為に」と、人にフォーカスしていたら悩まない。

100%人の為にやる。それが99%になってしまってもダメで、1%の「自分のため」を取り除くのにかなりの労力が必要になってしまう。というストイックな程のこだわりがある。
1%でも「自分の為」があっては、大切にしている自然と調和している空間が保てないという徹底ぶりに驚くが、本来、自然と調和するということは、自我の無い、各々がお互いの為に働く、支え合う空間であり、至極当然なことなのかもしれないと思った。

では、関澤さんが「この人ために作りたい」と思える人はどんな人なのか?

純粋で素直な人

これもすごく納得する答えだ。
年齢性別に関係なく、「純粋で素直な人」は誰からも好かれるし、神様からも好かれるだろう。

そして、サーフボードをシェイピングしてもらった知人は、最後に、

「ちゃんと幸せになってくださいね。
周りの人も喜んでもらえるように乗ってくださいね。」と言われたそうだ。

知人は、サーフボードを通して、100%人の為に生きる生き方や、本当の幸せについて教えてもらって、すごく自分の生き方を反省したし、良い刺激を受けたので伝えたかったと教えてくれたのだ。

あぁ、こんなに早く答え合わせが来るとは…。あとは実践しなさいということなのだなぁと思った。

さて、今の私は、何%人の為に出来ているだろう?50%?70%?80%?とここまで数字を並べてみて、とても90%と書くのに抵抗感があった。
ダメ出しされた99%にも程遠いのが現状のようだ。(トホホ)

そうあとは、実践あるのみ!である。

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