見出し画像

【講演会当日♡】

朝はどんより曇りがちなお天氣だったが、いつしか太陽が顔を出し、春を感じさせる穏やかな陽氣となった。今日は、松永暢史先生の講演会・ワークショップの当日。午前中の早い時間にも関わらず、『音読』というキーワードに響いた、たくさんのセンスの良い大人と子どもたちが、大宮の会場に集まった。早々に松永先生も会場入りされ、大宮の講演会の舞台が整う。昨年末から今日を迎えるまで、旬子さんや音読道場の本部の前田先生と一緒にコツコツと準備してきた訳だが、お陰様で良い場となった。会場の一番後ろの受付の席で、参加者の皆様のいろんな背中を見ながら、何だかホッとしている自分に氣づく。

スタートの時間になり、松永先生のお話がおもむろに始まった。いつものように、少々早いの語り口の『松永節』が滑らかに会場の空間を埋めていく。耳の感度のいい友人が「先生の声は倍音が響いていて、いい声だね。」と感想を話してくれたが、長年の「音読」指導で「一音一音切り」の話し方となっている先生のお話は、アナウンサーのような滑舌のクリアさとはまた違った、母音を響かせた発音なので、話の内容がスッと入ってくる。まるで噺家のような語りで、時々、あまり一般の人が使わないような難しい単語を差し挟んでお話されるが、その音から何となく意味が伝わってくるから不思議だ。

松永先生の47年間に渡る家庭教師のご経験から、子どもたちが置かれている教育現場の問題点や、現在の教育制度で如何に「愚民化」が進んでしまっているか、「愚民化」された先の人生の選択肢とは?教科書が読めない中学2年生の指導で偶然発見した、「徒然草」の一音一音切りの音読から始まった「古典音読法」とは?なぜ頭を良くするために「国語力」が必要なのか?なぜ「音読」をすると作文がスラスラ書けるようになるのか?大学が求める学力とは?選択肢で回答する試験問題の弊害とは?なぜイメージする力が大事なのか?「サイコロ暗算」の効果とは?「焚き火」や自然に触れることが、なぜ現代の子どもたちに必要なのか?などなど…お話の内容は多岐に渡りノンストップで繰り広げられていく。参加者の皆さんの様子を見ていると、熱心にメモを取る人、大きく頷きながら聞く人、我が意を得たりとにっこりと微笑みながら聞いている人などさまざまだ。
後半の質疑応答ではたくさんの手が上がり、ここでも『松永節』が炸裂する。

質疑応答の中で一番印象的だったのは、わざわざ山梨から参加していた学習塾の経営者の男性が手を挙げてお話してくださったこと。子どもたちの成績を上げる為にどうしたらいいか思い悩んでいて万策尽きた時、松永先生の「音読」のことを知り、「これだ!」と思って子どもたちにやってみたところ、子どもたちの集中力が高まって、計算がよくできるようになりましたとのこと。松永先生も「それは嬉しい。どんどんやってください。」と言って嬉しそうに顔をほころばせていた。

そのお話を聞いていた私は、旬子さんと一生懸命広めている「音読」が、実際に子どもたちの頭を良くする効果を上げているという現場の生の声を聞くとことが出来て、思わず心の中で「よし!」とガッツポーズを取っていた。

誰でも簡単にできる「音読」は、シンプルなのにその効果は覿面なのだ。

ノンストップの『松永節』と、盛り上がった質疑応答で、予定の時間いっぱいとなってしまい、「音読」と「サイコロ暗算」の体験は残念ながらお預けとなってしまったが、会場を後にする参加者の皆さんの和やかな表情を見ていると、とても良い時間だったのではないかと思っている。

講演会の後は、希望者で場所をインド料理屋さんに移して、松永先生を囲んで美味しいカレーをいただいた。

ヴォリュームいっぱい!

準備はいろいろと大変だったけど、お陰様で講演会は盛況の内に終えることが出来た。共に素敵な時間を創造してくださった皆さま、ありがとうございました。
さぁ、ここからまた、さいたまの音読道場の次のフェーズが始まる。そんな予感がした一日だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?