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【百聞は一見に如かず♡】

今日は東京埼玉で音読道場の体験会があった。午前中は東京へ。今回は、前回の東京駅道場の体験会に参加していた親子が2組と、初めましての親子が1組だった。

私が担当したのは、リピート組の女の子Mちゃん。お母さんと、今回は小さな弟も一緒に来ていた。弟はゲーム機が与えられ母親の横で夢中だ。お母さんとMちゃんに向かって音読を始める。まずは、前回の復習となる母音子音の発音から。口の開け方を確認しながら一緒に発声する。最初は恥ずかそうにマスクを外すのもためらっていたが、だんだん場に慣れてくると調子が出て来て、マスクを自然に外していた。お母さんも恥ずかしそうに小さな声で発生していたが、「普段、子どもたちはお母さんの声を良く聞いて育つので、お母さんの発声はとても大事ですよ。」とお伝えすると、声が大きくなる。子どもの為ならお母さんたちは何でも果敢にチャレンジできるのだ。母は強し!

私も一緒に三人で合わせて発声してみると、いい感じに響き合って氣持ちがいい。
そして、出来ているところを、すかさず褒めて褒めて褒めまくる!「決して子どもたちに劣等感を植え付けてはいけない。」これは、松永暢史先生の言葉だ。

五十音の復習が終わったら、今日はその先へ進んでみる。カタカムナの音読だ。テキストの本、「未来の学力は『親子の古典音読』で決まる!」をお貸しして、ゆっくりと発音してみる。

「ヒ〜フ〜ミ〜ヨ〜イ〜
 マ〜ワ〜リ〜テ〜メ〜グ〜ル〜…」

「あれ!ひぃふぅみぃだ!!」とMちゃんが言いながら、自分とお母さんと私を指す。
「そうそう。1、2、3という意味だね。よくわかったね!」と伝えると、お母さんが「あら、なるほどー。」と言い、女の子は得意げににっこりと笑う。子どもの耳は一瞬でキャッチして理解できるのだからすごい!

そうやって、初めてのカタカムナの音読に触れてもらった後は、「サイコロ暗算」だ。2〜4つのサイコロを振って、出た目を暗算で足し算したり、掛け算する。その子のやり安いレベルから始めるのがコツ。Mちゃんは前回サイコロ暗算が氣に入ったらしく、その場でサイコロを購入してもらって、家でもサイコロを振って足し算をやっていたとのことだったので、足し算を中心にやってみた。途中、集中力が切れてしまって計算が疎かになってしまったが、サイコロを振るのは好きらしく、ずっと楽しそうに振っていた。

最後に「ねぇ、音読道場って遊び?」とMちゃん。「うん、遊びでいいんだよ。遊んで学ぶのが一番だから。」と答えると、嬉しそうにニッコリと笑った。「とっても楽しみにしていたのよね。」とお母さん。「わぁ、そうだったの!嬉しいなぁ。また、遊びに来てね。待っているよ。」と伝えると。「うん」と大きく頷いてくれた。今後のMちゃんの変化がとても楽しみだ。

さて午後からは、音読道場さいたま支部の体験会だ。東京でお昼を食べてから、一緒に開催する旬さんと埼玉へ移動する。午後の体験会は、私の友人で、俳優さん相手にコーチングしているアクティング・コーチのSさんお一人の参加だった。最近は、エンタメを目指す生徒が通う高校でも指導しているらしく、「古典音読で学力がアップする」のフレーズに響いて申し込んでくれたとのこと。参加目的が明確だったので、実際に音読をたくさん体験して頂いた。

Sさん曰く、最近の高校生や若い俳優さんは「ざーす!」のような母音を抜いた言葉でしゃべるので、何を言っているのか分からないことが多く、セリフが伝わらないという由々しき問題があるらしい。また小さい時に、将来英語が話せるようにと英語のクラスに通っていたのが弊害になっていることもあると言う。そんな彼らに指導する時の何か参考にしたいとすごく興味を持って、参加してくれたようだ。

「なるほどー。」とSさんの納得する内容だったようで、「本も読んでみたいから、松永先生の本を買って帰ります。」と言って帰って行った。あぁ、何かお役に立てたようでよかった!

少しずつではあるが、必要な人たちに届けられるのがとても嬉しい。そして、もっと、もっと、たくさんの必要としている人たちへ届けたい!と強く思う。

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