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【音読サイコロ道場@西荻窪6♡】

約1ヶ月振りに西荻窪のサイコロ道場の指導のシフトが入る。朝9時スタートだから、埼玉から西荻窪の道場へ行くには、結構朝早く家を出ることとなる。家を出るのが予定より少し遅くなってしまったので、朝の冷たい風を頬で感じながら、最寄りのバス停まで走る!ゼイゼイ、ハァハァ息を切らせて何とか予定のバスに間に合った。このまま上手く電車に乗り継げば、20分前には余裕で到着するはずだった。
が、乗る電車を間違えてしまう。新宿行きに乗るはずだったのに、寝ぼけて上野行きの電車に乗り込んでしまったらしい。「あちゃ〜」途中で間違えに氣付いて、慌てて、上野駅から西荻窪駅の乗換案内をスマホで検索してみると、上野駅に着く時刻の3分後に出る山手線に乗り換えて神田駅に行けば、ちょうど良い具合に中央線に乗り継ぎ、中野駅で総武線に乗り換えれば、西荻窪に8時53分に着ける。ふぅ〜、これで一安心と思っていたところ、電車はなぜか上野駅の手前で速度を落とし、止まってしまった。「前の電車が遅れております。このまましばらく待ち下さい。」と車内のアナウンスが流れる。「えぇ〜、何それ!間に合わないじゃない。」と心の中で叫び、早く電車が動き出しますようにと祈って待つ間、スマホの時計と睨めっこ。上野駅での3分間の乗り換え時間がどんどん短くなっていく…。2分位待っていると、ようやく電車が動き始める。「よかった。でも間に合うかしら?」とドキドキしながら、電車の中で走りたくなる衝動をおさえて、上野駅に停車するのを待つ。着いた!乗り換え時間は、1分しか無い。運良く階段のすぐ近くで、ドアが開く。ドアが開くと同時にホームに飛び降りて、階段を一段抜かしで登り、山手線のホームの階段を駆け降りた。間に合った!ちょうどホームに入って来た山手線にタイミングよく乗り込むことが出来た。息を切らしながら、今度は神田駅で乗り換えだ。神田駅では、中央線の行く先を間違えないように慎重に、何度も確かめながら乗り換えた。ここで反対方向に乗ってしまったら致命傷だ。何とか無事に乗り換えて中野駅に到着した。後は総武線に乗り換えるだけだ。「よし、これで大丈夫だ。」と安堵して総武線のホームへ行くと、何と…総武線が大幅に遅れている模様。「どういうこと?」と身体の力が抜けてしまうのを感じながら、急いで、音読道場の指導者LINEグループに「総武線が遅れていて、到着するのがギリギリになりそうです。」とメッセージを打つ。当初の予定では、20分前には着いて、道場の近くのパン屋さんでコーヒーでも飲んでから行こうと思っていたのに…なんて日だ!
他にやる事もなく、総武線のホームを無意味にウロウロと歩き回りながら、電車の到着を待った。程なく、電車が到着し、最終目的地の西荻窪駅に着いたのが8時56分位だったと思う。そこから小走りで改札を抜け、道場に着いたのが8時59分。本当にギリギリになってしまった。

本日、私が担当する女子二人のうち一人の小3女子はお母さんと既に到着していた。彼女と一緒にレッスンするのは3回目でもう顔馴染みだ。「Rちゃん、おはようございます。」と挨拶すると、笑顔で挨拶してくれた。音読道場に馴染めて来たようで何よりだ。もう一人の小2女子は、今回初めましてで、まだ到着していないようだった。きっと電車の遅延のせいだろう。
何時に到着するのか分からなかったので、とりあえず、Rちゃんと先に始めることにする。私たちの隣りスペースでは、元氣な男子二人をV-Netの男性のベテラン先生が担当していらした。いつもの元氣で賑やかな男子たち声が聞こえてくる。(笑)

5分程遅れて、もう一人の小2女子がお母さんと弟と一緒に到着。彼女は前回体験会に参加して、本日が1回目とのこと。「おはようございます。」と挨拶をすると、ちょっと硬い表情で緊張氣味に「おはようございます。」と小さな声で返してくれた。うんうん、慣れるまでは緊張するよね。Rちゃんもそうだったもの。

女子チームが全員揃ったので、一緒に「母音と子音」の基礎発声から始めた。一緒に声を出してみると…Rちゃんの「先輩」振りが眩しく感じられる。最初の頃は、聴き取るのが大変な位小さな声だったのに…今日はさらに口の開け方がしっかり出来ていて、声も大きくなっている。頼もしい限りだ。新人のKちゃんも一所懸命、私の口元をじっと見ながら、真似をしようとがんばっている。女子はみんな真面目で、集中してやってくれるので、あっちゃこっちゃエネルギーが分散する男子を指導する時と比べると、かなり平和だ。(笑)

基礎の発声とカタカムナ音読の触りをやって、ちょうど30分。音読からサイコロ暗算へと移る。二人とも九九は出来ているので、まずは12面体のサイコロ2つを使って掛け算する。こちらは順調に暗算出来た。「すごいね!」「正解!」二人とも笑顔になる。じゃあ、「今度は3つでやってみよう!」お互いに代わりばんこにサイコロを振って答えを出していく。数字が3つになると、出てくる目によってはちょっと難しい。数字を分解して、組み合わせて答えを導き出していくのだが、慣れないと、どの数字を分解して、何を組み合わせるのか考えつくのに時間がかかる。それでも、真面目な二人は粘り強く考える。ポツリ、ポツリ答えらしき数字を言ってみるが、ちょっと違う。残念!やり直し。そうやってグルグル頭の中で考えるプロセスがとても大切だ。なかなか正解が出せなくて、時間は掛かるが、諦めずに最後まで取り組む様子は本当に素晴らしい。何とかかんとか答えを絞り出して、最後はハイタッチ!恥ずかしそうにハイタッチするのに躊躇していたけれど、喜びは大きく表現した方が達成感を味わえると思うので、何とかハイタッチをしてもらって無事終了。

また、次回一緒にやる時の彼女たちの成長の度合いが楽しみだ。

そして…

私は帰りの電車も反対方向に乗ってしまうというポカをやらかし…成長どころか、自分のアホさ加減に呆れるという落ちが付く日となった…。まぁ、そんな日もあるよね、人間だもの。

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