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【自己紹介】私がやりたいこと

みなさんはじめまして、加藤俊太(かとうしゅんた)です。

私は、税理士法人の取締役として経営者の財務サポートをしながら組織作り、事業拡大、IT導入による業務改善などを行っています。今回は私がどんな人物で、これから何をやりたいのかを過去から振り返ってまとめてみました。

黒歴史を多分に含んでおりますので、万が一、同業者やリアル知人の方がここを見つけてしまった場合には、フィクションだと思ってお読みいただけますと幸いです。(ビジネス寄りの公式プロフィールはこちらです。)

それでは、よろしくお願いいたします。


子供の頃の夢

中学生になった私はスラムダンクに憧れてバスケ部に入部した。バスケ部ではシュート練習は楽しかったが地味な基礎練習は好きではなかった。一方で、ゲーム好きだったので当時力を入れていたぷよぷよの基礎練習(とことんぷよぷよを毎日30分)は毎日欠かさず、集中力を研ぎ澄ませて連鎖を組み続けて最高スコアの更新を目指していた。

中学生の私

毎日ゲームで寝不足だったのだが、授業中に寝ることで生活リズムを作っていた。そんな私でもテストの前日だけは早寝をしてきちんと9時間は寝るようにしていた。テストにはルール(公式や出題範囲)があるので、「本番に頭が働くようによく寝る」という作戦だったが、これが功を奏して、高校は地元で一番偏差値が高い進学校に進むことになる。

そして「好きなことで、生きていく」というYouTuberのような発想で、「将来はゲームを作る仕事がしたい」というキラーワードを使って両親を攻略し、入学祝いにパソコンを買ってもらうことに成功した。夢への第一歩である。

絶対に働きたくない

高校では周りに勉強のできる人たちしかいないので「よく寝て本番に備える作戦」が通用しなくなっていた。授業中に寝ていると、高校では赤点で追試になってしまうのだ。ここで初めて、いままでの勝ちパターンが通用しなくなり挫折を経験した。ところが、気にせず好きなことをしながら過ごしていると、気づいたら高3の夏になっていた。

高校生の私

この頃はゲーマー友達に囲まれており、入学祝いだったパソコンはエイジオブエンパイアという戦略シミュレーションゲーム専用機となっていた。マクロ視点で人員を適切に配置し、資源を何に使うか考え、勝てるポイントを探りながら相手を打ち負かすゲームだ。

当時のパソコンはトラブルが多く、動きが遅い、ネットに繋がらない、ブルースクリーンになる、など日常茶飯事だったがゲームをやるためにググりながら自力で解決するしかなかった。ここで得たITリテラシー、問題解決力、マクロ思考は現在も大いに役立っている。

受験生の私

さて、高3の夏に学年で400人中370位だった私は、「好きなことで生きていきたい、絶対に働きたくない。」という強い想いで大学進学を決めた。順位は下から数えた方が早かったが、本来の自分の位置はここではないと思っていたため、どうせなら(私が住んでいる)愛知県内で一番偏差値が高い国立大学にしようと…。400人中100位以内が合格ラインのようで、先生からは無理だと言われヘソを曲げたが、ある作戦を思いついた。

「授業中は諦めて寝る。塾で勉強する」だ。

この作戦が功を奏し、無事に名古屋大学に入学することができた。

私にとって大学は、操作説明もゴール設定もないまま突然オープンワールドに放り込まれ「何をしていいかわからない…!」というクソゲーだった。ぶっちゃけ、卒業した時点でも何を学んでいたのか分からかった。(運良く卒業はできた)

そんな中、更に偏差値が洗練されたゲーマー友達の影響を受け、ラグナロクオンラインというパソコンゲームを始めていた。パズドラのガンホーが運営していた当時有名なMMORPGで、「何をすべきかが明確だった」ため居心地がよく、大学生活の大半を注ぎ込んだ。

大学生の私

このゲームを一言で表すと、「最適なチームを組んで効率を追求してもLv98からLv99に上げるために100時間かかるゲーム」だ。効率が悪いと200時間かかってもおかしくないバランスだ。私は大学生活の中で3キャラLv99にした。Lv99になると自キャラが青く揺らめくオーラを発するのだ。聞くだけでカッコよくないですか?

この他にも人生において無視することができない程度の時間を費やしたゲームはあるのだが、これらの経験を通して、チームで作業効率を追求していく姿勢、集中力、パソコンの作業速度を大幅に向上させることができた。

人生で最も無駄に過ごした一日のことを今でも鮮明に覚えている。その日は、昼過ぎに起き、経験値を貯める作業を5時間ぶっ通しで行い、Lv99までの道のりが5%進捗したことに満足して寝た。

過去を振り返る私

就活失敗とニューゲーム

そんな堕落した生活をしていた結果、就活に失敗し、名古屋大学大学院(工学部)へ進学することになった。正確に言うと、工学部は大学院への進学率がほぼ100%なので誰も就活をしておらず、気づいたら就活の時期が終わり大学院の入試に合格していた。

工学部で大学院に進むということはモノづくりに携わる研究者としての道を歩むということになるのだが、大学院1年生(2回目の就職活動の時期)の夏になり、重大なことに気がついた。

それは、「研究がおもしろくない」だった。

このまま工学部出身として就職すると残りの人生が終わる…。もともと好きなことで生きていくはずだった私は強烈な危機感を覚えた。私は大学院をサボって一ヶ月ほど引きこもり、将来どうなっていきたいのか考えて要点を整理した。

・楽しく仕事がしたい
・知識で勝負したい
・モノではなくヒトと関わりたい
・カッコよくありたい
・時間を自由に使いたい

自由を追い求める私

色々な職業を調べた結果、この条件に当てはまるのが税理士だった。色々な業界の経営者と一緒に仕事ができて、しかも先生なんて呼ばれることもある仕事ってカッコよくないですか?

「ゲームをつくる仕事がしたい」から「税理士業界でカッコよく自由に働きたい」という明確な目標ができた私は、親を攻略説得して大学院を中退することになった。認めてくれた親には感謝している。

それから、大卒でありながらも税理士系の専門学校に入学し、初めて簿記に触れることになるのだが、人生で初めて自分のために勉強している感覚が嬉しかった。知識を一通り習得した私は、税理士法人中央会計社という税理士事務所に新卒で入社することになる。

これからやりたいこと

税理士事務所に入社した私は、計算作業ではレースゲームのタイムアタックのように前任者の記録を塗り替え、顧客担当を持つと恋愛ゲームのように関係を築き上げていくことが楽しみだった。

幸いにも少しずつ実績が認められ、チームを持ったり、支店を任されたりし、楽しさにレバレッジが効くようになってきた。自分一人で出す成果よりも、チームで後輩を巻き込んだり、会社全体で出す成果の方が当然ながら大きく、仕事の楽しさややりがいも比例して増していった。

後輩を巻き込む私

いつしか、私は一般的なゲームをやらなくなっていた。ビジネスは、適切なパーティーを組んで効率を追求し、それがスコア(利益等)として返ってくるという意味で、ルールさえ知っていれば非常に良くできたゲームだと思う。自キャラに何を装備させるか、知力、体力、精神力等のステータスをどう上げていくか、目の前の相手に対してどういうアクションを取っていくか。世の中のどんなゲームよりも自由度の高いオープンワールドだ。 

一方で、仕事をしていると、決められたルールに違和感を感じることがある。

「ここを変えれば効率が上がる」
「この制度のバランスがおかしい」
「〇〇を取り入れるともっと楽しい」

こういった違和感は、多くのゲームでは運営サイドに改善意見を上げても反映されにくいのが普通だが、中央会計社は発言者にそのまま改善を任せてくれる文化がある。そういった意味でとても良い会社だ。当然ながら会社としての、ゴール設定(ビジョン)やマニュアル(行動基準、判断基準)はあるが、このルール内での改善、変化は推奨されている。なんと、自分で環境を良くしながら、楽しくレベルを上げができるのである。こんなゲームなくないですか?

私は、この会社をもっとおもしろく、やりがいに溢れる環境にしていくことで、一緒に楽しんでくれるプレイヤーを増やしたいと本気で思っている。これが私にとって夢だった、カッコよく、知識を使いながら、ヒトと関わる「ゲームを作る仕事」だからだ。

仲間と共にレベルアップをしていき、より良い仕事ができるようになるとやりがいも増すだろう。そんな毎日はきっと堕落なんてしておらず、今よりもっと充実しているはずだ。こんな未来に向かってアップデートしていくゲームほど楽しいものはない。

現在の私

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